2019年07月12日
「波切不動尊」(つくで百話)
思った以上に雨雲の朝でした。いつ雨が降り出してもおかしくない午前中の天候でした。
昼ごろ,出先から戻ると日差しを感じる空になりました。その後,どんどん晴れてきて,夕方には“夏の日差し”かと思えるような天候になりました。
予報ではまだ梅雨が続くようですが,今日の天気をみていると,このまま“梅雨明け”そして「夏」となりそうでした。
この3連休中に「梅雨明け」と言わないかな…。
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「文化財と信心」から紹介です。
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波切不動尊
大和田の白鳥神社と慶雲寺のほぽ中間に位する滝の久保の渓川が大川に合流するすぐ上手に,高さ八メートルくらいの滝があります。この滝の滝壷附近に苔むした石の祠があり,その中におまつりしてあるのが波切不動尊であります。
今から五百年くらい前に古戸崩があって,大和田の家屋も耕地も全滅的の打撃をうけましたが,その直後に,庄屋の稲吉庄兵衛さんの提唱で建立されたのが,この波切不動尊であります。水難防除,村中安全を祈願して勧請した不動様も,江戸時代に,山崩れのため遭難されたことがありましたが,明治末年ころに阿部乙太郎さんらの老人巡が復興された経緯も語り伝えられています。
こんもりと茂った常緑樹に囲まれた不動滝は白いしぶきをあげて綜々と落下しており心気自ずとひきしまる聖域でここに鎮座まします波切不動尊は部落民の信仰をあつめております。
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注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で
昼ごろ,出先から戻ると日差しを感じる空になりました。その後,どんどん晴れてきて,夕方には“夏の日差し”かと思えるような天候になりました。
予報ではまだ梅雨が続くようですが,今日の天気をみていると,このまま“梅雨明け”そして「夏」となりそうでした。
この3連休中に「梅雨明け」と言わないかな…。
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「文化財と信心」から紹介です。
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波切不動尊
大和田の白鳥神社と慶雲寺のほぽ中間に位する滝の久保の渓川が大川に合流するすぐ上手に,高さ八メートルくらいの滝があります。この滝の滝壷附近に苔むした石の祠があり,その中におまつりしてあるのが波切不動尊であります。
今から五百年くらい前に古戸崩があって,大和田の家屋も耕地も全滅的の打撃をうけましたが,その直後に,庄屋の稲吉庄兵衛さんの提唱で建立されたのが,この波切不動尊であります。水難防除,村中安全を祈願して勧請した不動様も,江戸時代に,山崩れのため遭難されたことがありましたが,明治末年ころに阿部乙太郎さんらの老人巡が復興された経緯も語り伝えられています。
こんもりと茂った常緑樹に囲まれた不動滝は白いしぶきをあげて綜々と落下しており心気自ずとひきしまる聖域でここに鎮座まします波切不動尊は部落民の信仰をあつめております。
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注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で
Posted by ガク爺 at 17:10│Comments(0)
│作手
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