2023年01月31日
1-2 仏法僧の里(2) (昭和に生きる)

午後、書類を整理するとき、ネット映画でも流そうと『犬も食わねどチャーリーは笑う』を選びました。
「いい意味で」って何なの!? 私ホントにそれ嫌い!田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆき)夫婦の生活を描いたブラックコメディでした。
整理は捗りませんでした。“ながら”は止めた方がいいな。反省
故・渥美利夫氏が還暦の年に著した『昭和に生きる』(1987(昭和62)年刊)からです。
渥美氏の教育実践、教育論は、“昔の話”ですが、その“根”そして“幹”となるものは、今の教育に活きるものです。これからの教育を創っていくヒントもあると思います。
第一章に、毎日新聞に掲載(昭和57年7月)された「東海ストーリー──仏法僧の里」が紹介されており、その2回目です。
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昭和に生きる
東海ストーリー 仏法僧の里
身近なことを
「仏法僧」の授業は、しかし渥美利夫少年ら、門谷小五年の児童をすっかり失望させた。
五、六年生(複式授業)の担任、岡田顕雄先生(○○)は、子供たちの期待とうらはらに、あっさりこの単元をすませてしまった。身近な鳴き声なのに、先生は全然、鳳来寺山とのかかわりを説明してくれなかった。

「なんだ、これで終わりか」 渥美少年は失望した。続いて「門谷は、ブッポーソーの鳴くご当所じゃないか。豊橋や名古屋の子供たちと習い方が違ってもいいんでは。それなのに、僕たちの生活に密着した教え方をしてくれない」。子供心に、こんな不満がわいた。
学校の授業で不思議に思ったことは、これだけに終わらない。同じ五年生の終わりに、有名な「久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらん」という和歌を習った。「のどかな春の日」「優美の極み」と、説明がついていた。
小規模校の門谷小は、五年と六年が同じ教室で授業を受けた。五年生が和歌を習うそぱで、間もなく卒業する六年生も勉強している。上級生の中に、卒業するとすぐ、親元を離れて働きに出る子もいる。それなのに、こんな歌をのんびり味わっていていいものだろうか。もっと身近で、生活に密着した教え方を──と、渥美少年は考えるようになった。
今の時代と違い、怖い存在の先生に、そんな疑問をただすなど、思いもつかないことだった。けれど、感じやすい年ごろを迎えつつあった渥美少年の心に「仏法僧」と和歌の授業への不満は、しこりとなって胸に残った。
(つづく)
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注)これまでの記事は〈タグ「昭和に生きる」〉で
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2023年01月30日
1-1 仏法僧の里(1) (昭和に生きる)

昼を過ぎると、雪の降り方が強くなり、そのまま降り続くのではないかと不安になる様子に変わりました。今夜は…。
故・渥美利夫氏が還暦の年に著した『昭和に生きる』(1987(昭和62)年刊)からです。
渥美氏の教育実践、教育論は、“昔の話”ですが、その“根”そして“幹”となるものは、今の教育に活きるものです。これからの教育を創っていくヒントもあると思います。
自分が新任の時、渥美氏は他校の校長先生でした。そして4年目、勤務校に異動・赴任されました。渥美氏から多くのことをお教えいただきました。
そして、渥美氏と親交の深い三枝孝弘氏、日比裕氏、石川英志氏、市川博氏など教育学者の方々から指導をいただく機会が増えました。また、初めて雑誌原稿を書くとき、その内容を指導いただくだけでなく、執筆の“あれこれ”をお聞き出来ました。
同じ学校で勤めたのは2年間でしたが、この間の学びは、その後の教育活動、生活の礎として大きなものになりました。
第一章に、毎日新聞に掲載(昭和57年7月)された「東海ストーリー──仏法僧の里」が紹介されています。

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昭和に生きる
東海ストーリー 仏法僧の里
子供心に
「声の主はコノハズクに違いありません」。権威ある鳥博士から送られた説得力あふれる手紙に、門谷の村人たちも納得せざるを得なかった。だが、大人の論争をよそに、教科書に「わが村の鳥・仏法僧」が載ったことは、子供たちの心をなごませた。
国定教科書小学国語読本巻九が村に届いたのは昭和十二年の早春。巻九は五年生の前期で使う。四年生を終わろうとする門谷小の子供たちは、新しい教科書を手に、ごきげんだった。
五年生になる児童は十四人いた。その一人、渥美利夫さん(55)が「巻九」を手にした時の印象は鮮烈だ。「今の子供と違い一年に一回、少年倶楽部を買ってもらい喜んで読む程度。だから、お古じゃない新しい教科書をもらうと、すぐ家で開いたことを覚えていますよ」
──校舎の玄関わきの戸棚にはプッポウソウのはく製が、大事そうにしまわれていた。よく鳴き声を聞くので親しみは抱いたが「姿が見えないのに変だな」と幼心に思った。
四年生のときに、父が黄だんにかかり、母と一緒に隣の集落り玖老勢まで、薬をもらいに行った。

「仏法僧」の項目は、二十八単元中十三番目。ちょうど、門谷に鳴き声が下りて来る季節に、勉強できる。「お国自慢じゃないが、授業でどう教えてくれるか、楽しみだった」。渥美少年の胸は、期待でふくらんだ。
(つづく)
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2023年01月29日
勉強会「哲学対話」。 例会「五葉城址散策」

午前中,わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「哲学対話」について、会員からのセミナーで学んだことの情報提供、提言があり、ワークショップで体験しました。そこから、“哲学対話”のよさ、そしてキャリアコンサルティングとの繋がり、活かすことを“対話”しました。
後半(第2部)は、「認知症」について、会員の体験をもとに、キャリアコンサルタントの視点からの情報と提案でした。
「“哲学カフェ”は聞いたことがあるけど…」、“哲学対話”の用語は初めてでした。
「哲学対話」は、1960年代にアメリカで始まった学校教育プログラム「子どものための哲学(Philosophy for Children)」に由来する。日本では、「子どものための哲学」と「哲学カフェ」がゆるやかに結びついています。
難しい哲学者の思想について教えるのではなく、思考力を育てるものであり、そこで「対話」が主な方法として開発されたもの。
その成立背景から、学校教育での実践が主でしたが、地域コミュニティでの話し合いの場作りに効果を発揮すると市民への広がりが見られます。
そして、企業では、新人研修や社内コミュニケーション研修など、これまでの手法で成果を感じられない場面において「哲学対話」の導入が進んできているようです。
続くワークショップは、「“幸せ”とは?」をテーマに、30分間の対話をしました。
哲学対話の8つのルール皆が初めてのワークでしたが、“楽しく”、“深掘り”した対話ができました。
1.何を言ってもいい。
2.人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
3.発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
4.お互いに問いかけるようにする。
5.知識ではなく、自分の経験にそくして話す。
6.話がまとまらなくてもいい。
7.意見が変わってもいい。
8.分からなくなってもいい。
企業が研修に取り入れるのが分かった気がしました。
第2部は、「認知症はひとごとではありません」と、現状や制度の情報(知識)、そこに会員の体験が重ねられての説明でした。
今日も、新しい知識、活動を知り、意識の変化のある時間でした。ありがとうございました。
午後、歴史の見えるまちづくりネットワークの第4回例会で、五葉城を整備する会のガイドによる「五葉城址散策」がありましたが、都合が悪く参加できませんでした。
今週、降雪があり低温の日が続いています。昨日、ガイドされる方々がコースを歩いて、状況を確認されたそうです。夕方、担当者から「実施しますが、参加には○○で…」と電話をいただきました。一人一人に連絡していただきました。
きっと良い散策、例会になったと思います。担当そしてガイドのみなさん、ありがとうございました。
【参考に】
◇パンフレット「五葉城址」

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◇五葉城址からの眺望(パノラマ)

※ 図をクリックすると拡大します
【関連】
◇わくわくバルーン – わくわくするような未来へ!
◇認知症サポーター(厚生労働省)
◇認知症サポーターキャラバン
◇キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(厚生労働省)
◇五葉湖(大原調整池)(Facebook)
◇富岡ふるさと会館
◇「五葉城を整備する会」が高城砦整備(新城・勝手に応援隊)
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2023年01月28日
今年の卒業式は…

5月の連休明けに、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「2類相当」から「5類」に引き下げると発表されました。
そして、“マスク着用”について、小中学校の卒業式に間に合うよう緩和する動きのようです。
新型コロナ禍の学校生活で、子供達は“同級生の顔を知らない”まま、卒業式を迎えていたようです。
今年の卒業式は、どのようなようすになるでしょう。
卒業式では、いろいろな歌、合唱が歌われてきており、思い出に語られます。
昨年のミュージックステーション(2022/03/04放送)で「全国の強豪合唱部が選ぶ卒業式で歌いたい曲TOP10」が紹介されていました。その第1位はレミオロメンの「3月9日」でした。
番組の最後は、2011年にリリースされ卒業式の定番曲となったflumpoolの「証」を、大妻中野高校の収録した合唱とflumpoolがコラボしていました。
もう一つ、以前紹介しま曲ですが、NHK「みんなのうた」で歌われていた『♪ 旅立ちのうた』をご存知ですか。
作詞・作曲 BANANA ICEの歌で、和田アキ子さんが歌っています。
旅立ちのうた卒業に似合う歌だと思いますが、いかがでしょう。歌っている学校はあるでしょうか。
作詞:BANANA ICE
作詞:BANANA ICE
桜色の夕陽で ほほをそめる季節(とき)は
優しさに包まれてた あの頃に涙
今度会えるときまで 夢を叶えてたら
君がくれた微笑みで 乾杯しよう
ありがとう 出会いよ 消えぬままに
希望の向こう側で ずっと輝ける
それぞれの朝と 明日への勇気は
教えてくれた翼で 大きくはばたく
旅立とう この日よ 遠く香れば
大人へなってゆく また会える日まで
忘れね思い出広げたら こころ真ん中で
約束しようよ アルバムに写る笑顔で みんなで歌おう
(コーラス)
みんなここで歌おう 消えぬままに
この出会いよ いついつまでも
さよなら今ここで 言わないでも
手に触れた温もりを 友よ
ありがとう 出会いよ 消えぬままに
希望の向こう側で ずっと輝ける
さよなら さよなら 言わないでも
手に触れた温もりが 思い出す友よ
みんなつながってる
きっとまた会える
【関連】
◇卒業式が近づいて。「卒業式の歌」(2020/02/15 集団「Emication」)
◇「卒業式の歌」という卒業式の歌(2017/01/19 集団「Emication」)
◇「春はいま」卒業式の感動を彩る合唱曲(世界を旅する音楽室 / 合唱作曲家「弓削田健介」)
◇卒業生に贈る歌「旅立つ君へ」|卒業式の合唱曲(世界を旅する音楽室 / 合唱作曲家「弓削田健介」)
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2023年01月27日
積雪だ! 『老害の人』(内館牧子・著)

帰りの道路では、雪の重さで道路に倒れかけた竹を、担当の方や急遽連れ出されただろう方が片付けていました。道路の安全が保たれます。ありがとうございます。
しばらく寒さの厳しい日が続くようです。明日の朝、危険な凍結路面になっているかもしれません。早朝に運転する方は、いつも以上にお気を付けください。
午後、第2回新城市国民健康保険運営協議会がありました。
市長のあいさつは、
○ 新型コロナウイルス感染症への対応についてから、“市民の健康な暮らし”を述べられました。
○ インフルエンザの流行期に入っている
○ 次年度の国民健康保険料の扱いについて
会議は、市長から諮問を受けた「令和5年度新城市国民健康保険税率」について検討しました。
現在そして将来について、さまざまな意見が出され、検討し、答申は…。
関係のみなさん、ありがとうございました。
題名の“老害”、そして著者(内館牧子)が気になって、ピンクの「若鮎サロン staff」Tシャツを着た老人が描かれた表紙の『老害の人』(講談社・刊)を読みました。
調べると、本書がベストセラー上位にあり、「老害」という言葉も話題になっているようです。
本書がベストセラーとなっているのは、これまでの“高齢者小説シリーズ”を読んできた方々が、その第4弾を心待ちにして読まれたからでしょうか…。
迷惑なの! と言われても。
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。
彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。
「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾!
○ 前社長 戸山福太郎や若鮎サロン仲間たちび高齢世代それぞれが「老害」を語り、出会います。
○ 社長 戸山純市や妻 明代たちの現役世代
○ 純市・明代の娘 梨子や息子 俊たちの若者世代
本書を読む方は、“老後”を気にする、“老後”にいるという人が多いでしょう。そして、“その目”で読み始めているように思います。
ですが、その目を“現役”や“若者”に変えて読んでいくと、新しい世界が見えてきす。その読み方をお勧めします。
すべての年代の方にお薦めの小説です。
あなたにとっての「老害」は、何でしょう。
あなたは「老害」になっていませんか。
「老害」は、年齢ではないかも…。
読書メモより
○ 「来るわよ。誘われるとまず断るんだって。それで理由をくっつけては、行けるようになったって言うそうよ。(略)」
○ 世の祖父母は「うちの孫は信長か? ベートーベンか? はたまた小町か?」と自問することだ。
○ 「欲がある時代というのは、攻撃的な時代なのよ。(略)」
○ 思えば老害とされる人は、口数が多い。後先を考えず、言いたいことを言う。そんな自分に酔い、際限なくいくらでも言う。
○ 年寄り殺すに刃物はいらぬ。世辞の一つも言えばいい。
○「 老人に必要なのは趣味じゃない。教育と教養なんです。」/(略) 『今日行く』よ。/(略) 『今日用』よ。
○ 「斉田君、口先だけでもそういうことを言うから、老人はカン違いするんだよ」
○ 俊はそれを目のあたりにし、克二の「旧来の陋習」という言葉を思い出していた。
○ 年齢に関係なく、人が動くには勢いがいる。その勢いに乗るから、ことが成し遂げられる。
○ 「(略) 誰に対してもきちんとした日本語を使え。俺の前で『メッチャ』だの『ハンパない』(略)だの言ったら、辞めてもらう。
○ 「(略) 世間は老人に『自分のために何か挑戦せよ』とばかり言います。我々は自分のために何かをやる気はありません。世の老人のために、何かをやります。この視点が、今の日本の有識者にも老人本人にも欠けている」
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2023年01月26日
寒い日が続く。 渥美利夫氏に学ぶ (先人に学ぶ・昭和に生きる)

ただ、当地では、昨日のように雪が積もっていることはなく、道路は乾いており、道路凍結によるトラブルや渋滞は起きずにすみそうです。
明日そして週末、しばらく強い寒波が居座るようです。
“もしも”を想定し、できる備えをしっかりしておきたいと思います。
古い本のなかに『昭和に生きる』(1987(昭和62)年刊)があります。この本は、故・渥美利夫氏が還暦の年に著した、教育論のまとめ・記録です。
渥美氏の教育実践、教育論は、“昔の話”になるのだと思いますが、その“根”そして“幹”となるものは、今の教育に活きるものです。これからの教育を創っていくヒントもあると思います。
本書のなかから、“その時”に読んで学んだ校長室通信を中心に紹介していきます。
「考える」ことが、若い先生に見つかるといいなあと思います。
まず、「まえがき」から。
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まえがき
この三月に還暦を迎えた。還暦はだれでも六十年、年輪を重ねれば自然とめぐりくるものであるが、わたしを含めて同年代の人びとは、昭和世代の還暦の一番手である。
大正と昭和の改元の年に生まれ、昭和八年小学校に入学し、「サイタ、サイタ」の新しい絵刷りの教科書で学び、長ずるにしたがって、世の中はまっしぐらに“戦争への道”をひた走りに走っていた。
(略)
ときに戦中派といわれ、戦後派といわれて、へまをくりかえしながらも誠実に生きながらえて、やっとここに還暦を迎え、そして定年退職になったといってよいかもしれない。
今のわたしにとって「わたしの昭和史」への挑戦は、あまりにも荷が重い。そこで「昭和に生きる」一人の教師の軌跡のなかで、そのときどきに文章にし活字にしたものの一部分をつなぎ合わせて、みずからの歩みをかえりみようと思った。それだけに欠落した時代があるのはいたしかたがなかろう。
その当時に書いたそれらの文章を今読みかえしてみると、たしかにあきたらないところも多いが、反面、今はすでにない若さも感じられて自分としては感慨深いものがある。ささやかにせよ、自分の考えを訴えることができたことは幸せなことであった。それもこれも多くの先輩の方々や同僚のみなさんの心温まるご指導とご鞭捷があったればこそである。いま、ここに心から謝意を表したいと思う。
昭和六十二年三月十九日 還暦の日に
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この『昭和に生きる』の記事は、カテゴリー「先人に学ぶ」として掲載します。
以前、過去の資料から「先人に学ぶ」というタイトルで20本を載せています。
2016/04/28 先人に学ぶ(1) 年度初めに
2016/05/04 先人に学ぶ(2) 意図的に
2016/05/17 先人に学ぶ(3) 校長先生があいさつで
2016/05/21 先人に学ぶ(4) 「先生の一日」
2016/05/31 先人に学ぶ(5) 授業をつくる
2016/06/03 先人に学ぶ(6) 「白雲悠々」(1/4)
2016/06/04 先人に学ぶ(7) 「白雲悠々」(2/4)
2016/06/05 先人に学ぶ(8) 「白雲悠々」(3/4)
2016/06/08 先人に学ぶ(9) 「白雲悠々」(4/4)
2016/06/13 先人に学ぶ(10) 子どもを語ることば
2016/06/18 先人に学ぶ(11) 「先生の一日」(つづき)
2016/06/28 先人に学ぶ(12) 次の活動に向けて
2016/07/09 先人に学ぶ(13) 昭和54年「教育の課題」
2016/08/01 先人に学ぶ(14) 「計画」「本物」
2016/08/16 先人に学ぶ(15) 「次に向けて」
2016/09/04 先人に学ぶ(16) 新学期の生徒指導
2016/09/24 先人に学ぶ(17) 「子供が育つ」
2016/11/08 先人に学ぶ(18) 「考えるには“体験”と“経験”が」
2017/02/02 先人に学ぶ(19) 「学年の修了に向けて」
2017/02/09 先人に学ぶ(20) 「人を“みる”」「人が“育つ”」
また、愛知・東三河地区で指導的立場にあった方が、1977(昭和52)年に配付された資料をまとめた『先生のいろは』も紹介しています。
○昭和の『先生のいろは』 「校門を入って」(2017/02/16)
○昭和の『先生のいろは』 2 「玄関や子供の昇降口に立って」(2017/02/18)
○昭和の『先生のいろは』 3 「校長室や職員室を眺めて」(2017/02/21)
○昭和の『先生のいろは』 4 「廊下や土間廊下を歩いて」(2017/02/23)
○昭和の『先生のいろは』 5 「便所」
○昭和の『先生のいろは』 6 「各種の室(教室を除く)」
○昭和の『先生のいろは』 7 「教室(前半)」
○昭和の『先生のいろは』 8 「教室(後半)」
○昭和の『先生のいろは』 9 「授業(1)~(4)」
○昭和の『先生のいろは』 10 「授業 (5)書くこと」
○昭和の『先生のいろは』 11 「授業 (6)仕事をする」
○昭和の『先生のいろは』 12 「授業 (7)学習形態」
○昭和の『先生のいろは』 13 「授業 (8)先生よ くり返して述べよう」
○昭和の『先生のいろは』 14 「??」
○昭和の『先生のいろは』 15 「あたたかい先生に」
○昭和の『先生のいろは』 16 「おわりに」
それぞれ気になる表現があるでしょうが、「そうした時代であった」と読み進んみ、先に使った表現ですが、述べられていることの“根”そして“幹”を捉えていただければと思います。
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2023年01月25日
厳しい冷え込み。1-2 はしがき (作手村誌)

屋外はもちろん屋内も低温で、部屋にいても、肌を刺すような寒さを感じ、暖房が切れませんでした。
これだけ低温になり、場所や部屋による温度差が大きく、体調が乱れがちです。“ヒートショック”への注意が呼びかけられています。みなさんもお気を付けください。
『作手村誌』(1960・昭和35年発行)は、最初の7名の「序」に続いて、発行者の作手村教育委員会の「はしがき」が載ります。
本誌の編集・発行について伝える文章ですが、その書き出しは「広葇実に一一七万粁、海を…」です。今では「粁」を使うことはないでしょうが、「キロメートル」と読むことは分かります。検索すれば、すぐ見つかると思います。
しかし、書き出しの二文字目「葇」を知りませんし、最初の「広葇実に」を読めません。“広葇”なのか、“広葇実”なのか、言葉も意味も分かりません。
普通の言葉であったかどうか分かりませんが、“昭和35年の大人”には読める言葉・文字であったはずです。
時代を感じながら、読んでみてください。
********
はしがき
広葇実に一一七方粁、海を抜くこと五〇〇米級の高台、私達の作手村は千古の翠緑を誇る山林と豊かな農耕地に恵まれた環境の中に五五〇〇の人口を擁する素朴な農山村でありますが遠く遡っては太古先住民族生活の跡も伺われ、降っては飛鳥、天平の古事伝説に或は又戦国の世の史談史績に星霜畿春秋の変遷を謳われた由緒深い地域であります。
更に又一面俗塵を離れた快適な自然は既に愛知の軽井沢として都人に親しまれ、中央の湿地草原亦特殊植物群の宝庫として近時学界に注目されるに至って居ります、由来この地を郷土とする村民、何れもよく農耕山林の業にいそしみ相携えて産業を振興し、文化を開発し、村制を布いてこゝに五十有余年、以って今日を築いて参りましたが只一つ残念に思われることは此の村にして未だ村誌を持たざるわびしさでありました。而し之に就ては嘗て先輩有識者の間に於て已に其の企ての持たれた事実を伺い、改めて篤志を讃えるものであります。
本教育委員会は夙に村誌の重要性を通感すると共に先輩の遺志を尊重してその発刊を企劃し、昭和二十九年四月本誌の編纂を進めることと致しました。然るに幸にも編纂当事者に有能敏才の諸彦を得、村当局、官衛学校、神社寺院、先輩古老有識者の各位から絶大な協賛を賜わり、こゝに目出度く稿を脱するに至りましたことは感激の極みであり謹んで感謝の意を表する次第でございます。
希くば本誌の刊行によって聊かなりとも村の認識を内外に弘め、愈々愛村愛郷の良識を培い、以て将来のよりよき郷土社会の建設と繁栄との上に寄与する所あるを祈ってやみません。
昭和三十五年三月 作手村教育委員会
********
先に紹介したように、この『作手村誌』は1960(昭和35)年の発行ですので、活版印刷です。974ページの原稿について、活字を1字ずつ拾い、組み版にして印刷しています。
前回載せた奥付を見ると、「印刷」には住所と個人名が記されています。屋号もない小さな印刷所であったと想像できます。組み版の作業や印刷に、長い時間がかかったことでしょう。
本誌の内容とともに、こうした職人の技を味わいたい思います。

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2023年01月24日
寒波。全国学校給食週間

激しくい雪が降ってきました。しばらくして止みましたが、また2時間ほどたって急に降りました。
降ったり止んだり、そして今夜からは…。
低温と凍結、積雪などに備えています。そして、。体調を崩さないよう気をつけ、暖かくして過ごしましょう。
小中学生のいる家庭では、献立表やお知らせでご存知かと思いますが、今日(1月24日)から1月30日まで 全国学校給食週間です。
1889(明治22)年に、貧困の児童を救済する目的で学校給食が始められました。また、先日の1月22日は、全国学校栄養士協議会が定めた「カレーの日」です。この日を制定したときには、全国の小中学校で一斉に給食にカレーが出されたそうです。今年の全国学校給食週間の献立で、カレーがどのくらい出されるでしょう。
山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で、おにぎりと焼き魚、漬け物が無料で用意されたことが、日本での学校給食の始まりだと言われています。
その後、一時中断された時期もありますが、1946(昭和21)年12月24日から、東京などの学校で全児童を対象に試験給食が行われました。
それを記念して「学校給食感謝の日」としていますが、年末を避け1か月後の1月24日からを「全国学校給食週間」としています。
以前も全国学校給食週間に「よく噛むことは『あい(愛)なのだ』」という言葉を紹介しました。
ある歯科医が考案した言葉だそうです。
噛むことは,なぜ大切なのか。よく噛むことは『あい(愛)なのだ』
「あ」…顎への影響(しっかりとした歯周組織、顎の骨格形成)
「い」…胃腸での消化・吸収を高める(唾液とよく混ぜ合わせることで、消化酵素が働く)
「な」…なんでも食べて生活習慣病予防(食事のバランスが良い、緑黄野菜をよく食べる、肉類をよく食べる)
「の」…脳への活発な刺激(脳に流れる血液量が増え、脳細胞を刺激する)
「だ」…唾液の効果(発ガン性物質に対する唾液の毒消し効果)
ダイエット効果(満腹中枢を刺激し、少量の食事で満腹感が得られる)</blockquote> 「愛」という字は、真ん中に「心」があります。
よく噛み、口を大切にして、「愛」を語りたいと思います。
【関連】
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1/24(火)~30(月)は #学校給食週間
— 文部科学省 MEXT (@mextjapan) January 24, 2023
明日から平日の4日間、各地域が発信する #学校給食 に関する取組をリツイートで紹介します
全国の地域・学校ならではの献立やイベントにも注目です
学校給食週間って❓https://t.co/yvEOZn3j15
ぜひご覧ください#食育 #食習慣 #給食 pic.twitter.com/et5mhch3Zg
2023年01月23日
マーティン・ルーサー・キング牧師の日

明日から“記録的な寒波”が予報されています。
“できる備え”を確認し、準備していますか。
今日、1月第3月曜日は「マーチン・ルーサー・キング記念日(Martin Luther King Jr. Day)」です。とはいえ、これはマーチン・ルーサー・キングJr.牧師の誕生日をアメリカ合衆国の国民の祝日としたものです。
『私には夢がある(I Have a Dream)』 という演説が有名な、マーチン・ルーサー・キング牧師は、1929年1月15日ジョージア州アトランタに生まれました。
かつてのアメリカは、黒人と白人の差別がひどく、バスの座席が白人か黒人かによって決まっていたり、映画館の座席が白人と黒人で別だったりしました。黒人であったキング牧師も、同様の差別を受け、更に何度も逮捕されたりしながらも、すべての人種の平等を非暴力で訴えた人です。
1963年8月、25万人の人々と、平等を求めてワシントンD.C.へ大行進(March to Washington)を行い、リンカーン記念塔の前で行った演説が『私には夢がある(I Have a Dream)』 といわれ有名になりました。
ワシントン大行進の時の演説の原文(ちょっと怪しい)を紹介します。「I have a dream」は,かなり後半に出てきます。
キング牧師になったつもりで、声に出して演説してみませんか。
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I am happy to join with you today in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation. Five score years ago, a great American in whose symbolic shadow we stand today signed the Emancipation Proclamation. This momentous decree came as a great beacon light of hope to millions of Negro slaves who had been seared in the flames of withering injustice. It came as a joyous daybreak to end the long night of their captivity. But one hundred years later, the Negro still is not free. One hundred yearilater, the life of the Negro is still sadly crippled by the manacles of segregation and the chains of discrimination. One hundred years later, the Negro lives on a lonely island of poverty in the midst of a vast ocean of material prosperity. One hundred years later,the Negro is still languished in the corners of American society,and finds himself an exile in his own land.
And so we've come here today to dramatize a shameful condition.In a sense,we’ve come to our nation's capital to cash a check. When the architects of our republic wrote the magnificent words of the Constitution and the Declaration of Independence,they were signing a promissory note to which every American was to fall heir.This note was a promise that all men,yes,black men as well as white men,would be guaranteed the inalienable rights of life,1iberty,and the pursuit of happiness.

But we refuse to believe that the bank of justice is bankrupt. We refuse to believe that there are insufficient funds in the great vaults of opportunity of this nation,and so we've come to cash this check,a check that will give us upon demand the riches of freedom and the security of justice. We have also come to this hallowed spot to remind America of the fierce urgency of now. This is no time to engage in the luxury of cooling off or to take the tranquilizing drug of gradualism. Now is the time to make real the promises of democracy. Now is the time to rise from the dark and desolate valley of segregation to the sunlit path of racial justice. Now is the time to lift our nation from the quicksands of racial injustice to the solid rock of brotherhood. Now is the time to make justice a reality for all of God's children.
It would be fatal for the nation to overlook the urgency of the moment. This sweltering summer of the Negro's legitimate discontent will not pass until there is an invigorating autumn of freedom and equality. Nineteen sixty-three is not an end, but a beginning. Those who hope that the Negro needed to blow off steam and will now be content, will have a rude awakening if the nation returns to business as usual. There will be neither rest nor tranquility in America until the Negro is granted his citizenship rights. The whirlwinds of revolt will continue to shake the foundations of our nation until the bright day of justice emerges.
But there is something that I must say to my people who stand on the long threshold which leads them to the palace of justice. In the process of gaining our rightful place, we must not be guilty of wrongful deeds. Let us not seek to satisfy our thirst for freedom by drinking from the cup of bitterness and hatred.
We must forever conduct our struggle on the high plain of dignity and discipline. We must not allow our creative protests to degenerate into physical violence. Again and again, we must rise to the majestic heights of meeting physical force with soul force.
The marvelous new" militancy which has engulfed the Negro community must not lead us to a distrust of all white people; for many of our white brothers, as evidenced by their presence here today, have come to realize that their destiny is tied up with our destiny. They have come to realize that their freedom is inextricably bound to our freedom. We cannot walk alone. As we walk, we must make the pledge that we shall always march ahead. We cannot turn back. There are those who are asking the devotees of civil rights, "When will you be satisfied?" We can never be satisfied as long as the Negro is the victim of the unspeakable horrors of police brutality. We can never be satisfied as long as our bodies, heavy with the fatigue of travel, cannot gain lodging in the motels of the highways and the hotels of the cities. We cannot be satisfied as long as the Negro in Mississippi cannot vote and the Negro in New York believes he has nothing for which to vote. No, no, we are not satisfied, and we will not be satisfied until justice rolls down like waters and righteousness like a mighty stream.
I am not unmindful that some of you have come here out of great trials and tribulations. Some of you have come fresh from narrow jail cells. Some of you have come from areas where your quest for freedom left you battered by the storms of persecution and staggered by the winds of police brutality. You have been the veterans of creative suffering. Continue to work with the faith that unearned suffering is redemptive.
Go back to Mississippi, go back to Alabama, go back to South Carolina, go back to Georgia, go back to Louisiana, go back to the slums and ghettos of our northern cities knowing that somehow this situation can and will be changed. Let us not wallow in the valley of despair.

I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood. I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not bejudged by the color of their skin, but by the content of their character. I have a dream today.
I have a dream that one day, down in Alabama,with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of interposition and nullification, one day right there in Alabama, little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers. I have a dream today.
I have a dream that one day every valley shall be exalted and every hill and mountain shall be made low; the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together. This is our hope. This is the faith that I go back to the South with. With this faith, we will be able to hew out of the mountain of despair a stone of hope. With this faith, we will be able to transform the jangling discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood. With this faith, we will be able to work together, to pray together, to struggle together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing that we will be free one day.
This will be the day...this will be the day when all of God's children will be able to sing with new meaning, "My country, 'tis of thee, Sweet land of liberty, Of thee I sing: Land where my fathers died,Land of the pilgrims' pride, From every mountainside,Let freedom ring." And if America is to be a great nation, this must become true.
So let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire. Let freedom ring from the mighty mountains of New York. Let freedom ring from the heightening Alleghenies of Pennsylvania. Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado. Let freedom ring from the curvaceous slopes of California. But not only that. Let freedom ring from Stone Mountain of Georgia. Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee. Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi. From every mountainside, let freedom ring. And when this happens, when we allow freedom ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children,black men and white men, Jews and Gentiles,Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual,"Free at last, free at last. Thank God Almighty, we are free at last."
◇「私には夢がある」(日本語訳)(RONSHI)
◇「Have a Dream Speech」(英文)(RONSHI)
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【参考】
2023年01月22日
暦。『まんがでわかる LIFE SHIFT 2』(星井博文・原作/岡田鯛・まんが)

先日の「大寒・二十日正月」など「暦」を見ると、期日やその説明が載っています。
昨年末に『令和五年高島暦』を、新年になって熱田神宮の『令和五年熱田暦』をいただきました。大寒や二十日正月の表記も当然あります。
暦に「六曜(六輝)」や「九星」、「干支」が、「二十四節気」や「雑節」が載りますが、改めて読むと、初めて見る(知る)ものがありました。
それは「十二直」と「二十八宿」です。
「十二直」→建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉何か新しく始めるのは「鬼」や「翼」の日が吉のようです。次は2月3日、7日が…。
「二十八宿」→角・亢・氐・房・心・尾・宿・箕・斗・牛・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃・昴・宿・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫
新しいことを知る、気づくことに、わくわくします。
みなさん、十二直や二十八宿をご存知でしたか。
これまでも「人生100年時代を生きる“LIFE SHIFT”(ライフシフト)」を話題にしました。
それを提唱した 原著、続著 で、しっかり述べられています。しかし、そのボリュームに読了が遠くなりそうです。
そこで、まず『まんがでわかる LIFE SHIFT』(2022/08/21)で、“3ステージ型”から“マルチステージ型”への変化を捉え、考えました。
先月、それに続く『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2): 100年時代の行動戦略 』(東洋経済新報社・刊)があることを知り、一気に読みました。
出版社の図書紹介に、
いま、日本は100年に1度の大きな転換期を迎えています。とある通り、エッセンスを分かり易い物語にまとめています。
子どもの数が減り、寿命が伸び、テクノロジーの進化で私たちの働き方が大きく変わろうとしている――
この時代における「新しい生き方」のロードマップを示したのが、社会現象にもなった「ライフシフト」です。
「ライフシフト」のシリーズは、「人生100年時代(多くの人が100歳まで生きることを想定した時代)」を提唱し、多くの日本人に「ワクワクするような新しい選択肢」を示してきました。
本書は、「ライフシフト」の大事なエッセンスを「1時間で読める」ストーリーにまとめました。
主人公は、PQアドバンスK.Kに勤める 平野大輝 35歳、働き盛りの会社員です。転勤族で、3年間の仙台支社勤務を終え、東京本社に戻るところから話が始まります。
これまで海外勤務などをしてきましたが、妻(平野梨子・34歳)と娘(平野千歌・6歳)は、「これで、もう転勤はない。」と安堵します。
平野を高く評価する上司(部長 黒澤信二・55歳)から、海外支社の新規立ち上げという“専務の肝いり案件”が、持ちかけられます。
専務案件……などと悩んでいることろに、大輝と梨子の古い友人 勝村凜(35歳)から連絡が入ります。久しぶりに会うと…。
断ったら出世コースから外れる。
下手したら左遷か?
(略)
でもこれ以上家族を連れ回すのは…
かといって今さら単身赴任もない (略)
「Chapter 1 気づき」 扉より元同僚 津島宏伸(36歳)は、ニューヨークでツアーコンダクターをしている。彼が語るのは…
私たちが100歳まで生きるとしたら?
「65歳で定年を迎え、あとは貯蓄と年金で暮らしていくだけ」
という人生観はもう過去の話になりつつある。
「① 教育→②仕事→③引退」という、シンプルな「3ステージの人生」が機能しなくなっているいま、私たちが未来にそなえて考えておくべきことがある。
これは「目の前のレールを走る人生」ではなく、「自分が本当に望む人生」を考えるスタートなのだ。
凜のレコード店の店員 津島宏伸(36歳)との会話から…
ホスト ダリヤ(年齢不詳)の話を聞き…
平野が梨子に言います。「転勤は断るつもりだ」と。
そこに至ったのは…、そして、そこから…。
「エピローグ 挑戦」 扉より
いままさに変化を強いられている人も、まだ将来のことは漠然としか考えていない人も、「学び続ける」「挑戦し続ける」ことがもっとも重要だ。
長い人生を自由に歩むためには、変化になすすべもなく巻き込まれるのではなく、自発的に「ありうる自分の姿」を選びとっていく姿勢をもとう。
あなたの描いたストーリーが、実際の人生をつくっていくのだから。
原著2冊を読み終えた人には、内容の捉え直しになります。
「ライフシフト、マルチステージって聞いたことはあるけど…」という方には、主人公の判断、行動を一緒に考えることで、これからの自分の姿が見えてきます。
みなさんにお薦めのまんがです。
もくじ
プロローグ 激変──「あなたは“人生100年時代”を楽しめているか?」
Chapter 1 気づき──「自分は、このままでいいのだろうか?」
Chapter 2 探索──「本当にやりたいことは何だろうか?」
Chapter 3 検討──「長い人生、もっとよい選択肢がないだろうか?」
Chapter 4 共有──「自分らしく活躍している人は、何をしているのか?」
Chapter 5 内省──「家族といっしょに分かち合えるだろうか?」
エピローグ 挑戦──「未来に向けて、学び続けられるか?」
著者からのメッセージ
【関連】
◇『まんがでわかる LIFE SHIFT』(星井博文・原作/松枝尚嗣・まんが)(2022/08/21 集団「Emication」)
◇LIFE SHIFT 100年時代の行動戦略(東洋経済新報社)
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