2016年08月01日
8月。先人に学ぶ(14) 「計画」「本物」
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8月になりました。本年度の4か月が過ぎ,5か月目の始まりです。
この4か月を振り返る時を持つ一日でした。
8月に入り,今朝は家施餓鬼でした。
当地での盆行事の始まりです。
盆行事として,住職と副住職が檀家を廻って,先祖の供養とともに施餓鬼が行われます。
書物によると「餓鬼」とは,俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事をいい,常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。「施餓鬼」とは,そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで,餓鬼の供養を行う法要行事です。
盆に,祖先の供養を行うのと同時に餓鬼の供養も行なって,徳を積むことで自分にも救いがあるとされています。
合掌。ありがとうございます。
朝は晴れて青空が綺麗でしたが,午後になって黒い雲が広がり,雷鳴と共に大粒の雨が降ってきました。
今年,当地ではツバメが多く見られます。最近も,近くを飛び回り,屋根や電線,時には道路上にたくさんの姿を見かけます。
急に強い雨が降ってくると,飛び回るツバメが減り,電線などにとまっていました。しばらく雨をあび,それを振るい落とすように羽根を振り,また雨をあびていました。
今まで,雨のなかのツバメを観察したことがありませんでしたが,いつものことなのでしょうか。
また,ゆっくり見てみたいと思いました。
小・中学校が夏休みに入り,ここまでは運動やコンクールなどの大会で,子供達も先生方も,一気に過ぎてきたことと思います。
この後も,野外活動など学校行事や各種研修会が続いていきますが,学期中の慌ただしさはなく,“ゆっくり考える”時間がたくさん持てます。
そうした時期に,次のように言われました。
○ 落ち着いた生活のために,見通しをもった生活をさせたい。早い時期からの計画でないと,子どもを育てられない。
○ 子どもたちの生活・生き方にかかわってくる,本物の取り組みを作っていく。たくさんでなくていいから,質のいいもの,高いもの。
まず,「計画」についてです。
これを言われた頃と現在では,子供を取り巻く環境が違いますが,「見通しをもった生活」については,発達障害をもった子への指導で言われることに通じます。
教育の「不易」の部分なのです。
子供に直接的に示すか気づかせるかなどの“方法”は,目の前の一人一人によって異なりますが,その“もと”は,同じように持っていなくては,できません。
そのために「早い時期からの計画」が必要であり,この時期に“見直し”と9月の準備を求めているのです。
また,子供達に触れさせるものは「本物」「質の良いもの」「質の高いもの」でなくてはなりません。
そのために,教職員が「本物」「質の良いもの」「質の高いもの」であれるよう研鑽を続けます。
そして,何が「本物」「質の良いもの」「質の高いもの」であるかを知り,それを子供に示せる(紹介できる)ことができる幅広い情報をもつことも重要です。
その研鑽と学びが,夏休みの“時間”だと言われました。
最近の学校現場では…。
17:09に,「震度6強がおよそ42秒後」との通知が,スマートフォンとタブレットに入りました。
その時,スマートフォンから離れた場所にいて,通知に気づいたときは「揺れた後」です。
当地では揺れていませんが,「震源地;東京湾」とあり,急いでテレビをつけました。
「幻の○○」との特集が流れており,別の局を見ても,東京で地震が起こった気配はありません。
誤報だったようです。
一安心しましたが,「もし本当に地震が発生していたら…」と考えると,心配です。
「もしも…」への備えを見直します。
【今日の小咄」
遺伝子額を専攻している友人が,「子を産まない人の子は,絶対に子を産まないそうだ。」と教えてくれた。
その場は納得してしまったが,後でよく考えると馬鹿らしくなった。
Posted by ガク爺 at 19:30│Comments(0)
│先人に学ぶ
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