2023年09月24日
勉強会。 『人は違和感が9割』(松尾貴史・著)

これまでの蒸し暑さがなく、カラッとした空気(寒気?)のためか、吹く風に肌寒さを感じました。「このまま秋が…」とはいかないようですが、季節・四季を愉しみたいものです。
午前中、わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
最初、この夏、デンマークを訪れてきた会員から「デンマークの教育福祉を観て」、の報告、提案があり、意見交換をしました。
話題の中心は、訪問した「エグモント・ホイスコーレン」での体験でした。初めて知ること、マネしたいこと満載でした。
後半(第2部)は、いつもの「キャリアについてのトピックス」で、会員からの報告、提案があり、意見交換をしました。レゴシリアスプレイ、人的資本経営、黄金の3割…、なるほど。
今日も、新しい視点を得て、学びがありました。ありがとうございました。
「どこかで見たようなタイトル…」、題名の「違和感」そして著者が気になって手にした『人は違和感が9割』(毎日新聞出版・刊)です。
毎日新聞に掲載のコラム「松尾貴史のちょっと違和感」から3冊の“違和感”が発刊されていたのを知りませんでした。本書は第4弾の単行本でした。
白地の表紙に、横向きの頭部が描かれ、驚いたような表情に見えます。その頭に黄色い脳が見え、そこに白い花が咲いている印象的な表紙です。
“違和感”は、白い花でしょうか、脳が見えることでしょうか…。この表紙でしょうか…。
毎日新聞日曜版の人気社会派コラム「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化第4弾!新聞に掲載した時系列でコラムが収録され、最後に、脳学者 茂木健一郎氏との対談が掲載されています。
コロナ対策の「やってる感」、政治家たちの欺瞞、テレビ番組や街角で耳にしたちょっとおかしな物言い、振る舞い......。鋭い視点であぶり出した「日常の違和感」を柔らかな筆致で綴る。我慢が当たり前になった昨今、「これって怒ってよかったのか!」と、全方位で気づきを与えてくれる一冊。
一つの記事は3ページ、すぐに読み切れます。
記事の終わりに“執筆日”が書かれているので、その頃の出来事を思い出しながら読むのはいかがでしょう。
また、見出しから、気になるものを選んで読むのも、自分の“違和感”を探ってみるのも、愉しい読書になりそうです。
本書を読み終え、ジャニーズ性加害問題、内閣改造などについて、これまでと違った“違和感”があるかもしれません。
みなさんにお薦めの一冊です。
読書メモ「違和感」
○ 高齢者の自動車事故を大々的に取り上げるのは、日本の経済が落ち込む中、自動運転機能が付いた車の販売促進を図るための情報操作だと見る向きもある。
○ 「こども庁」というネーミングには、子供のことを第一に考え、子供を社会の中心として捉える意識があったのではないかと思う。(略) わざわざ「家庭」という「型」を押し付ける意味が分からない。
○ ワイドショーという呼称に抵抗を感じる関係者が増えたのか、最近は「情報番組」と総称されることが多くなったような気がする。情報番組という言葉に対する違和感は…
○(略) 季節物なのだろう「丹波赤鶏と芹のつけそば」なるものを見つけて注文してみた。
「芹が入っていますけど、大丈夫ですか?」と、不思議な質問をされた。(略) 自分の口で注文しているのに、芹は大丈夫かと聞かれることに…
○ 新型コロナウイルスのまん延や、ロシアのウクライナ侵攻など、世界中が情報を深刻に受け止め、正確さを求めている時に、何かのバイアスがかかった拙いコメントや論評を聞かされることに疑問が湧かないはずがない。ことに、報道する側にそういった危機感がないことが一番の危機ではないだろうか。
○(略) もちろん感染予防になっているとは思うが、ただのセレモニーと化している感もなくはない。
○ テレビから聞こえてくる「緊急○○」という言葉にも辟易する。(略) 実は緊急でも何でもなく、ただ思いつきに箔を付けようとしているものばかりだ。
(略) 「完全○○」なども有り得ないのに平気で叫ぶ。よく「○○に潜入!」という企画もあるけれど(略) 許可を得ての取材や撮影ならば「潜入」ではない。
○(略) それを聞いて「よし産もう」と思う人がどれだけ増えると思っているのか。そのあまりにもいびつな想像力は、自分たちの利権にしか発揮しないようだ。
○ 容赦ないっていうか。日本の場合だとなあなあでしょう。「まあ、いろいろお立場がありますから」みたいな感じで。
○ 「そういう企画は当たらないよ」って言う先輩とか権力者がいっぱいいるからね。
○ でも僕は、加点主義で何千点、何万点もとれるけれど、日常生活は全然ダメみないな人が世の中を変えていくと思いたい。
目次
はじめに
第1章 2021/11~2022/2
第2章 2022/3~5
第3章 2022/6~8
第4章 2022/9~11
第5章 2022/12~2023/3
対談 茂木健一郎×松尾貴史 「違和感」対談
【関連】
◇松尾貴史のちょっと違和感(毎日新聞)
◇松尾 貴史 (@Kitsch_Matsuo)(X・旧Twitter)
◇松尾 貴史(@kitsch.matsuo)(Instagram写真と動画)
2023/6/26 刊 |
2022/1/24 刊 |
2020/8/31 刊 |
2019/2/22 刊 |
2023年06月18日
勉強会。 『特殊清掃人』(中山七里・著)

午前中、わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「情報発信力アップ」、後半(第2部)は、「キャリアコンサルタントに求められる組織内の両立支援力」、それぞれ会員からの提案、提言があり、意見交換をしました。
また、後半(第2部)の前に、今後のキャリアコンサルティングに関わってくる最近の動向(政策等)の情報交換がありました。
“情報発信力”、“両立支援力”、それぞれに新しい視点を得て、学びがありました。
ありがとうございました。
最近、業者への依頼が増えていると聞く「特殊清掃」、孤独死などで遺体が長期間放置された部屋を片付け、綺麗にする作業(仕事)です。
それが題名に入る『特殊清掃人』(朝日新聞社・刊)を書架で見て手にしました。
誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。本書は、web TRIPPERに連載されていたものに加筆修正されて単行本化されたものです。
『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
特殊清掃の仕事について、業者のサイトに次のような説明がありました。
特殊清掃の仕事内容は、一言でまとめると事故死・孤独死の現場や、ゴミが大量にある家の片付けです。厳しい仕事、難しい仕事であることが想像されます。
特に遺体やゴミが放置された部屋は体液による汚染や害虫が発生することがあり、その清掃や悪臭の除去などを行います。
特殊清掃の具体的な仕事内容は、以下の5つです。
○ 血液・体液の除去
○ 死臭・悪臭の除去
○ 害虫の駆除
○ 遺品整理
○ 不用品処分
本書に登場するのは、清掃業者〈エンドクリーナー〉です。その代表五百旗頭 亘(いおきべ わたる)、社員の秋廣香澄(あきひろ かすみ)と 白井寛(しらい ひろし)の3人で、依頼のあった部屋を清掃します。
〈エンドクリーナー〉のメンバーが作業に入るとき、
タイベックスと防毒マスクに身を包み、(略)と重装備です。
今回の防護はレベルCで臨む。(略)
レベルCの必須装備は化学防護服(浮遊個体粉じん及びミスト防御用密閉服)、化学物質対応手袋(アウター)、長靴、自給式空気呼吸器、酸素呼吸器又は防毒マスク、そして保安帽となる。(略)
これだけの装備をして入った部屋には…。
亡くなって発見されるまで時間のかかった部屋は、遺体はありませんが、体液が…、臭いが…、ハエの大群が…、さらに病原体も…。
そして、その方が生きた証が…。
〈エンドクリーナー〉の特殊清掃人が、作業が済んで“業務”は終わりです。けれども、五百旗頭、秋廣、白井が、特殊清掃が入らなければならないような〈死〉に至った“人生”を解き明かしています。
「生きること」そして「死生観」、いろいろ考えました。
お薦めです。
目次
一 祈りと呪い
二 腐蝕と還元
三 絶望と希望
四 正の遺産と負の遺産
【関連】
◇中山七里オフィシャルWebサイト
◇中山七里「特殊清掃人」(web TRIPPER)
【関連?】
◇「遺体の体液で腐食が…」孤独死の部屋を片付ける“特殊清掃”…超高齢社会の現実(CBC MAGAZINE)
2023年04月30日
勉強会。 『ものがわかるということ』(養老孟子・著)

午前中、わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「どうする?どうなる?定年女子」と題して、会員から情報提供、提言がありました。
後半(第2部)は、「心理的安全性を高める」ことについて、キャリアコンサルタントの視点からの情報と提案でした。
“人生100年時代”と言われ、60代だけど「まだまだ元気…」、企業等に勤めていた方が「定年後も働きたい…」という声が多くあります。
再雇用、定年延長、セカンドキャリア、転職、起業…
“定年女子”が話題になったのは、定年後について考えるとき、男性には「定年の先輩がいる」のに対して、女性には「ロールモデルが少ない」という状況があります。
男女雇用機会均等法が 1986(昭和61)年に施行されており、これから“定年女子”が増え状況は変わってくるでしょうが、今求めている方に情報が足りません。
セカンドキャリア、定年後の生活、高齢者の暮らし等について、キャリアコンサルタントと話(相談)をしてみませんか。
そして、現役のみなさん(女性も男性も)には、「早めの準備」を強くお勧めします。
編集者から
「ものがわかるとはどういうことでしょうか?」と問われた養老氏が、「それはね…」と、“わかること”について述べる『ものがわかるということ』(祥伝社・刊)です。
教育に携わってきて、 「分かる」、「理解する」、そして「できる」という行為や状態、状況について“考えて”きました。
そして、子供の「分かった」、「理解した」、そして「できた」ことを“評価”してきました。
でも、「ものがわかるとはどういうことでしょうか?」を上手く説明する“言葉”が見つからない(見つかっていない)気がします。
だから、「例えば…」と具体的な例を挙げて説明(?)をしてきました。
本書も、最初の項が「代数がわからない」で、具体的な数学の問題「2a-a」を初めに示しています。そこで、
そういう約束事なんだよ、(略) だと「わかりなさい」というものなのです。それが「わかる」と、なぜ勉強しなきゃならないのかも、いずれ「わかる」。と、「わかる」に触れていますが…。
そして「知っている」と「わかる」の違いが…。
う~ん、悩ましい。
次の項で、「人間は「同じ」も「違い」もわかる」と…。
出版社の図書紹介は、
考えても答えは出ません。それでも考え続けます。と述べています。
自分を自由にしてくれる養老流ものの見方、考え方。
養老先生がこれまで考え、記してきたことの集大成的な一冊。
学ぶことは「わかる」の基礎になる。考えることが自分を育てる。
ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。
養老先生は子供の頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。
養老先生が自然や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方について解説した一冊。
教育に関わるみなさんには、ぜひ“第二章”を読んでいただきたいと思います。体験、知識、個性…、そのことを考え、新しいことを知ることになると思います。
養老先生と一緒に「ものがわかる」ことを考えてみませんか。
みなさんにお薦めです。
読書メモより
○ どうしてか。現代社会は、「a=b」という「同じ」が世界を埋め尽くしている社会だからです。記号や情報は作った瞬間に止まってしまうのです。
○ 名前がつくことで、なんとなく安心してしまう。これも言葉の効果ですが、反面、危険なことでもあります。
○ なぜ自然がないことになるかというと、空き地の木には社会的・経済的価値がないからです。都会で「ある」のは、売り買いできるものです。売れないものは、現実に「ない」も同然。だから「空き地」と言われるのです。
○ 現代社会では、そういう先が読めないものには、利口な人は投資しません。だから、自然と同じように、子どももいなくなるのです。
○ じゃあ、個性って何なのか。個性を伸ばす教育とはどういうことでしょう。
○ 学校も社会のうちですから、もちろん社会の常識で動きます。
○ 反復練習に個性はないように見えます。でも反復練習をしないと、個性なんて出てきません。
○ 私たちは遅刻して、この世の中に生まれてきた。
○ もしかしたら、変なのは自分かもしれない。それを忘れて、自分のモノサシを固定化した瞬間、人は不寛容になります。
○ ウソは三つの段階で生まれてくると考えています。第一段階は記号化する段階です。(略)
第二段階は、記号化した情報を発信・受信する段階です。(略)
第三段階は、無意識のレベルで生まれるウソです。(略)
○ 科学は「確実なこと」を探し続けている。確実なことを探したいからこそ、常に疑う姿勢をもっているのです。
○ すべてが予定の中に組み込まれていったとき、いったい誰が割を食うのか。それは間違いなく子どもです。(略)それこそが、いっさい何も決まっていない未来、漠然とした未来です。
○ 私はさまざまな本で「現代の参勤交代」を提唱してきました。
○ そこから、自分の組み立て直しが始まる。「森に行くと、どんないいことがあるんですか」という質問をしているうちは、何も見つかりません。まずは行ってみることです。
目次
まえがき
第一章 ものがわかるということ
第二章 「自分がわかる」のウソ
第三章 世間や他人とどうつき合うか
第四章 常識やデータを疑ってみる
第五章 自然の中で育つ、自然と共鳴する
あとがき
【関連】
◇【公式】養老孟司(YouTube)
◇雇用における男女の均等な機会と待遇の確保のために(厚生労働省)
◇女性の活躍促進(内閣府男女共同参画局)
2023年01月29日
勉強会「哲学対話」。 例会「五葉城址散策」

午前中,わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「哲学対話」について、会員からのセミナーで学んだことの情報提供、提言があり、ワークショップで体験しました。そこから、“哲学対話”のよさ、そしてキャリアコンサルティングとの繋がり、活かすことを“対話”しました。
後半(第2部)は、「認知症」について、会員の体験をもとに、キャリアコンサルタントの視点からの情報と提案でした。
「“哲学カフェ”は聞いたことがあるけど…」、“哲学対話”の用語は初めてでした。
「哲学対話」は、1960年代にアメリカで始まった学校教育プログラム「子どものための哲学(Philosophy for Children)」に由来する。日本では、「子どものための哲学」と「哲学カフェ」がゆるやかに結びついています。
難しい哲学者の思想について教えるのではなく、思考力を育てるものであり、そこで「対話」が主な方法として開発されたもの。
その成立背景から、学校教育での実践が主でしたが、地域コミュニティでの話し合いの場作りに効果を発揮すると市民への広がりが見られます。
そして、企業では、新人研修や社内コミュニケーション研修など、これまでの手法で成果を感じられない場面において「哲学対話」の導入が進んできているようです。
続くワークショップは、「“幸せ”とは?」をテーマに、30分間の対話をしました。
哲学対話の8つのルール皆が初めてのワークでしたが、“楽しく”、“深掘り”した対話ができました。
1.何を言ってもいい。
2.人の言うことに対して否定的な態度をとらない。
3.発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
4.お互いに問いかけるようにする。
5.知識ではなく、自分の経験にそくして話す。
6.話がまとまらなくてもいい。
7.意見が変わってもいい。
8.分からなくなってもいい。
企業が研修に取り入れるのが分かった気がしました。
第2部は、「認知症はひとごとではありません」と、現状や制度の情報(知識)、そこに会員の体験が重ねられての説明でした。
今日も、新しい知識、活動を知り、意識の変化のある時間でした。ありがとうございました。
午後、歴史の見えるまちづくりネットワークの第4回例会で、五葉城を整備する会のガイドによる「五葉城址散策」がありましたが、都合が悪く参加できませんでした。
今週、降雪があり低温の日が続いています。昨日、ガイドされる方々がコースを歩いて、状況を確認されたそうです。夕方、担当者から「実施しますが、参加には○○で…」と電話をいただきました。一人一人に連絡していただきました。
きっと良い散策、例会になったと思います。担当そしてガイドのみなさん、ありがとうございました。
【参考に】
◇パンフレット「五葉城址」

※ 図をクリックすると拡大します

※ 図をクリックすると拡大します
◇五葉城址からの眺望(パノラマ)

※ 図をクリックすると拡大します
【関連】
◇わくわくバルーン – わくわくするような未来へ!
◇認知症サポーター(厚生労働省)
◇認知症サポーターキャラバン
◇キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(厚生労働省)
◇五葉湖(大原調整池)(Facebook)
◇富岡ふるさと会館
◇「五葉城を整備する会」が高城砦整備(新城・勝手に応援隊)
【参考;気象情報】
気象庁 最新の気象データ |
◇今日の最低気温(愛知県) |
◇今日の全国観測値ランキング |
◇最新の気象データ |
天気予報・情報サイト |
◇日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風 |
◇ウェザーニュース - 天気予報(台風・地震情報・雨雲レーダー) |
◇Yahoo!天気・災害 - 天気予報 / 防災情報 |
タグ :キャリア
2023年01月16日
キャリアコンサルティング。 4-3 社会人として (教育の再生)

今後のキャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングを考えながら、図書や資料を読みました。
働き方改革が言われ出してから、さまざまな法整備があり、職場環境も変わってきました。さらに、新型コロナ禍によって、新しい制度が生まれたり、新しい働き方もできるようになりました。
あなたの職場でも、「働きやすくなった」と実感することがあることでしょう。
ところで、あなたの職場に“キャリアコンサルタント”がいますか。 あるいは、“キャリアコンサルティング”を受けられる仕組みがありますか。
(資料より引用) 「キャリアコンサルタントが職場にいたら、何してくれるの?」現在の仕事、暮らしのなかに“からまった糸”を感じている方、職場のキャリアコンサルタントを訪ねてみてはいかがですか。
キャリアコンサルタントは一言でいうと相談者のキャリアに伴走する仕事。
キャリア=ほぼ人生、なので、相談者次第でいろんなテーマが「キャリア」の話になります。
キャリアコンサルタントが職場にいたら、その人の役割は「業務上の(評価者でもある)上司とは違う立ち位置で」「聴くことに長けていて」「(内容によっては)その職場の事情にも合わせた情報提供やアドバイスができる」ということになります。
相談者が「からまった毛糸」をほどいて、どう動くかを自己決定できます。長期的にトレーニングが必要そうならゆっくり支援します。必要に応じて背中を押し、必要に応じて別の専門家(たとえば医療とか)につなぎます。そういう役割です。
一人で抱え込んだり、お門違いなこじらせになったりすることを減らして、その人なりのキャリア自律を後押しすることになります。
◇「キャリコンサーチ」より
◇「キャリアコンサルタントドットネット」より
◇「きゃりぽ(caripo)」より
平成21年に発行された冊子『教育の再生(要約)』は、愛知県の教育に所縁のある宮田力松氏の図書の要約本です。
宮田氏が指導されていた頃とは状況が変わっていますが、今も変わらぬこと、考えたいことが述べられています。若い先生や教職を目指す若者に、これからの教育を創っていく参考にしていただきたいと思います。
この冊子から紹介します。
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4 新しい日本人像
「期待される人間像」が公表され四十年余経過し、日本人の精神的風土も大きく変化している。二十一世紀に生きる日本人を想定し、「新しい日本人像」(私案)を提案することにした。(以下、4-2のつづき)
社会人として
礼儀作法を重んずる人となれ
○ 日本人の挨拶は、オランウータンより劣るという。
○ 江戸時代、若者掟を定め、礼儀作法を厳しく実践、大正期からの青年団は名誉にかけ厳正に行なった。
○ 礼儀作法は、他人に尽くすべき敬意表現で、姿勢、起居、進退、敬礼、物の扱いが主な内容である。
○ 社会を明るく心和む環境づくりに貢献する。
社会のため働く人となれ
○ 無料で国家、社会、人のために、自己の知識、特技などを生かす奉仕活動である。
○ 日本は地震、台風、洪水など大披害が発生、奉仕活動は大きく役立っている。
○ 具体的には、老人介護、障害者支援、環境浄化、植樹、雪下し、文化活動。
○ 国際化が進み、日本人の奉仕活動が現地人に感謝されている。
○ 奉仕者の清く、明るく、美しい心は、国家、社会、人のため計り知れない力となっている。
公徳心を重んずる人となれ
○ 「建物がよくなると、中味が悪くなる」と皮肉った人がいる。その一つが公徳心だろうか。
○ 道路が良くなった。しかし日が経つとU字溝がゴミで埋まり、ビニール袋が風に舞う。よく見かける光景である。
○ 幼稚園児がゴミを集め、親がまたゴミを捨てている。「平成」平らかに成るとは、あまりにもかけ離れている。
きまりを守る人となれ
○ 戦後民主主義の概念にも、いくらかの混乱がある。
○ 戦後の社会は多様化し、高度化している。そのためか、きまりが時に大きく揺れ、それが人の心にも影響している。
○ きまりの大半は日常的なこと、道徳的なことが多い。要は、個人の自覚を高めることである。
○ きまりを守ることにより、自分の幸せが増えると思えばよい。

感謝する人となれ
日常生活をしていて気づく事は、身の周りのすべてのものは多くの人たちによって作られたものであるということである。高校の生徒で、自校訪問者にまで挨拶するようになったという。生徒は合点すれば行動は早い。感謝する人は、やがては感謝される人になると思っている。
基本は相手を敬う心をもち、一つ一つ実行する以外に道はない。
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注)これまでの記事は〈タグ「教育の再生」〉で
注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。
【関連】
◇後期中等教育の拡充整備について(第20回答申(昭和41年10月31日)) (文部科学省)
※ この答申で「期待される人間像」が述べられています。
2022年12月25日
勉強会「ワークエンゲージメン」など

地区の白鳥神社の境内に、門松が設けられました。
新年を迎える準備が整いました。ありがとうございました。
午前中,わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「メンタルヘルスとワークエンゲージメント」と「職場のメンタルヘルス対策」について、会員からの情報提供、提言があり、参加者で話し合いました。
後半(第2部)は、「ゲーミフィケーション」を取り入れた人材育成について学びました。
ワークエンゲージメントは、「活力・熱意・没頭」お3つがそろった状態をいいます。

ワークエンゲージメントのメリットは…
ワークエンゲージメントは○○する…
ジョブ・クラフティングは…
ゲーミフィケーションの話題では、“自立型人材が求められている”状況に応える手法であることが、事例をもとに紹介されました。
“若手の育成”に効果的な手法であると思いましたが、それを進める管理職や上司が“理解”し“受け入れられる”かにかかっているようです。
プロアクティビティとアダプタビリティ…
アフォーダンス…
働きたくなる環境のデザインは…
新しい知識、活動を知り、意識の変化のある時間でした。ありがとうございました。
【関連】
◇わくわくバルーン – わくわくするような未来へ!
◇みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)
◇サイト内検索「ワーク・エンゲイジメント」(厚生労働省)
◇コラム2ー6図 ジョブ・クラフティングについて(厚生労働省)
◇キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)より(厚生労働省)
◇「人生100年時代」に向けて(厚生労働省)
タグ :キャリア
2022年11月27日
勉強会「リアルシニアのネクストキャリア」。

午前中,わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
第1部は「リアルシニアのネクストキャリア」をテーマに、会員から自身の活動を踏まえて提案・提言がありました。
「ネクストキャリアって何?」と思われた方はみえませんか。
一般的に、定年後のキャリアを「セカンドキャリア」と言っており、厚生労働省の資料にも「セカンドキャリアに向け、キャリアの棚卸しを…」と記述があります。
しかし、グループでセカンドキャリアの検討・コンサルを考えるなかで,その呼称が現状に合わないと意見が多くありました。そこから、グループでは「ネクストキャリア」と表現しています。
最初のスライドは「 10人に1人 」の一行でした。
ここでは、この一行の説明はありませんでした。これを考えることが、テーマへの提言であるようです。
はじめに、各種調査結果を資料に“シニアの背景”について、貯める力、稼ぐ力、守る力、働く力…を具体的に示しました。
そこから…。
キャリアを考えるとき、キャリアコンサルティングにおいて、その意味を伝えていきたいと思います。
これからセカンドキャリアを考える方、参考にしてください。その時期は…。
第2部は「ワーケーション」について、第3部で「メンタルタフネス」について、それぞれ提案をもとに話し合いました。

情緒的コミットメント、存続的コミットメント、規範的コミットメント…
○○○をしないことで失われるのが「メンタルタフネス」…
新しい学び、意識の変化のある時間でした。ありがとうございました。
【関連】
◇わくわくバルーン – わくわくするような未来へ!
◇「セカンドキャリア」って?(2021/03/07 集団「Emication」)
◇キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)より(厚生労働省)
◇「人生100年時代」に向けて(厚生労働省)
タグ :キャリア
2022年10月23日
霜降。 勉強会。 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(川内有緒・著)

今日は、二十四節気の一つ「霜降」、露が冷気によって霜となって降り始めるころです。立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。
朝夕そして夜間の冷え込みが厳しくなっており、暦に合わせて“霜”を見ることも増えてきそうです。
午前中、わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会でした。
前半は、「学校教育の中で感じる変化の兆し」と題して、教員のメンバーから話・提案があり、意見交換をしました。
学校で子供達と接し、活動に触れ、話を聞くなかで、教員として感じる変化、キャリコンとして思うことなどから、「今」と「これから」を考えました。
後半、マインド・スキルから「矢面力」を学び、「世界の転職事情」について情報提供をいただきました。
最後に、人事担当をするメンバーから「○○をどうしているか…」「○○をしたいが…」と、仕事で抱えている課題について相談(?)があり、メンバーから情報や意見交換がありました。
新しい知見を得られ、考えることのあった学びの時間でした。ありがとうございました。
2022年 「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」のノミネート6作の中で、題名に気になるものがありました。
【追記 11/12】“大賞受賞”◇2022年(第5回)ノンフィクション本大賞(Yahoo!ニュース)
「目が見えないのに、どうやって見るの?」と思いながら表紙を見ると、そこに「全盲の美術鑑賞者、白鳥健二さん」とありました。その『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル・刊)を読みました。
表紙は白地で、そこに黒い四角形があり、その前に立つ3人が描かれています。吹き出しで「なにが見えるか教えてください」とある真ん中の方が白鳥さんのようです。
黒い四角形は、白鳥さんが“見ている絵”のようで、やはり見えないのか…。
白鳥さんが見ているのは、黒い四角形ではなく、それは…。
本屋大賞サイトに載る出版社からのコメントには、
「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、やがて驚きとともに解消されます。とあります。
全盲の白鳥建二さんと現代アートや仏像を前に会話するたびに現れるのは、これまで見えていなかった世界。生と死、障害を持つということ、差別意識、夢について、アートの力……。
まるでその場で一緒に鑑賞して、おしゃべりをしているかのような読書体験のなか、常識が気持ちよく覆され、知らなかった自分自身も姿を現します。
数多くのアート作品画像や、本に隠された仕掛けもお楽しみください。
全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、
浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力。
あなたも、白鳥さんとアートを見ていくと、新しいものが見えてきます。そして、アートを味わいましょう。そして仕掛けを楽しみましょう。
お薦めです。
読書メモより
○ 目が見えないひとが美術作品を「見る」って、どういうことなんだろう。
○ この瞬間、稲妻のように理解した。そうか彼は「耳」で見るのだ。
○ ものを見るうえで不可欠な役割を果たすのは事前にストックされた知識や経験、つまり脳内の情報である。わたしたちは、景色でもアートでもひとの顔でも、すべてを自身の経験や思い出をベースにして解析し、理解する。
○ (略) 最初はまったく目に入らなかったディテールに驚かされたりして、なんだか自分の目の解像度が上がったような感覚になった。
○ 「うん。そもそも自分には、目が見えないという状態が普通で、“見える”という状態がわからないから、見えないことでなにが大変なのか実はそんなによくわからない」
○ 子どものころに視覚を失ったため、形や色などの「視覚の記憶」(と白鳥さんは呼ぶ)はほとんどない。
○(市川) 白鳥さんは、展示を「見る」って言い方をしますよね。その表現がすごくいいなあと思うんだけど、やっぱり「見て」るんですよね。(略)
(白鳥) (略) たとえ目で見てはいなくてもテレビというものは「見る」ものだし、本は「読む」ものだよ。
○ 白鳥さんは、場が混乱すればするほど「へぇー そうなの。面白いね! ハハハ」と笑い声をあげた。そして結論は特に出ないまま、また次の展示室に移動した。
○ それは、助ける、助けられるという関係が反転するような新たな発想だった。
○ 「俺はなりたくないね。小さいころから目が見えないままでやってきて、いまさら見えるようになったら余計大変じゃないかなー」
目次
はじめに
第1章 そこに美術館があったから
第2章 マッサージ屋とレオナルド・ダ・ヴィンチ の意外な共通点
第3章 宇宙の星だって抗えないもの
第4章 ビルと飛行機、どこでもない風景
第5章 湖に見える原っぱってなんだ
第6章 鬼の目に涙は光る
第7章 荒野をゆく人々
第8章 読み返すことのない日記
第9章 みんなどこへ行った?
第10章 自宅発、オルセー美術館ゆき
第11章 ただ夢を見るために
第12章 白い鳥がいる湖
謝辞
エピローグ
掲載作品クレジット
【関連】
◇川内有緒 「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」 (@ArioKawauchi)(Twitter)
◇目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(集英社インターナショナル 公式サイト)
◇ 【第2回・読トーク!】ノンフィクション作家・川内有緒さん×紀伊國屋書店 ゆめタウン下松店 池田『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を語る(YouTube)
◇川内有緒(かわうちありお)(note)
◇しらとり けんじ 〰 撮影した物にさほど関心がない 〰 写真家 白鳥建二 / 全盲の美術鑑賞者(note)
2022年09月25日
勉強会。 『「いのちの授業」をつくる』(鈴木中人・玉置崇・著)

午前中、わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会でした。
前半は、“サブスクリプション”をメインにした最近の経済(?)状況について解説があり、質疑でした。後半は、マインドフルネスについて、インストラクター資格を持つメンバーからの説明を伺いました。
“サブスクリプション”は、商品やサービスを所有・購入するのではなく、一定期間利用できる権利に対して料金を支払い定期購読・継続購入をするビジネスモデルです。
「所有」から「利用」へ、「もの」から「こと」へと社会が大きく変化している様子、そこに“スマホ経済”の進展があることなど、新しい気づきのある話題でした。
教育・学校とは直接関係しない話題のようですが、企業と同じように「いかに○○へシフトしていくのか」を進めること、それが「個別最適な学び」への取り組みに欠かせないことなど、教育に携わるみなさんにも学んでほしいと思いました。
キャリアコンサルタントとしてのサポート、活動への学びの時間でした。ありがとうございました。
先日、知人から「広げよう!いのちの授業」プロジェクトの資料と授業事例DVD、そして新刊本『「いのちの授業」をつくる』(さくら社・刊)を送っていただきました。
本書の発刊を知っていましたが、今の生活で“授業”はなさそうなので、手にしないでいました。
萌葱色の表紙(カバー)に、白文字で題名と著者名が書かれ、そして鳥(鳩?)が線(糸?)で描かれています。裏表紙にも、線(糸?)で描かれた鳥が描かれています。
カバーを広げると、線が両端まで続いており、これは「糸」、そして鳥は「親子の鳩」なのだと見えてきました。
カバーを外した本は、白地でした。表紙と背は同じですが、裏側は真っ白でした。そこに“糸”はなく…。その“意図”は…。
表紙の糸は、目次に続き、若芽、図書、山を描き、紙飛行機になって、読者を「いのちの授業」へ誘っていきます。
本書は、出版社が「道徳科・教育読み物」とする図書で、あとがきで
・現場の教師が悩んでいるが、その解決策はある。と述べており、書店では“教育書コーナー”に並ぶのでしょう。
(略) その思いを、学校現場で活かせる、教師の生の声に答える「いのちの授業」をつくる本として綴りました。
それを残念だと思いました。
多くの人に読んでほしいというより、学校をステージとする「保護者」や「地域の方」に読んでいただきたいと思うのです。
学校の外にいるからこそ見えるものがある。教師を体験しているからこそみえるものがあります。と著者が述べるように、本書から“見えたもの”の声を届けていただきたいのです。
本書がつくる授業に、その“声”を活かして、「わたしと子供の授業」を創ることをお勧めしたいのです。
本書は「いのちの授業」を述べていますが、その”授業づくり”は、どの教科・指導にも活かせることです。
読み終え、手元に置いて、何度も読むのもよいでしょうが、先生(教員)に勧めるのは、思い切って“本をばらす”ことです。第一章で外し、そして第二章でばらし、3分冊にします。
第一章を日々読み、意識して行動していると、子供と授業への構えが変わっているのに気づくと思います。
第二章は、子供達も読むことができる場所に置いてはいかがでしょう。子供の生活に「いのち」が表れてきます。
第三章からは、授業を考えるとき、授業を振り返るときに、ゆったり読めるようにしてはいかがでしょう。
また、第三章で“「いのちのメッセージ」朗読動画を作る”との提案があります。すでに、観察や見学などの動画を作っていると思いますが、そのとき、“画(え)の対象”は、皆同じです。
「いのちのメッセージ」の“画(え)”が、子供により異なります。同じテキストであっても、書体や表示の仕方が違うなど、その子が表れます。
“それ”を素材とする授業づくりは、新しい視点、発想を得られるように思います。
内容とは別の勝手なことを書いてしまいましたが、本書があなたの“「いのちの授業」をつくる”ことに役立つのは確かです。
「いのちの授業」が、多くの先生、多くの学校に広がっていくことを願っています。
先生、保護者、地域の方に、お薦めです。
読書メモより
○ どうしても初発問が、「○○」や「○○」に関わるものとなります。この段階で、すでに授業のゴールを察する子どももいます。
○ 多くの「いのちの授業」と出会ってきて思うことは、教師が子どもとともに考えようとしている授業です。「○○なもの」といったことを教えようとすると、かえって子どもは授業から離れてしまうように思います。
○ 「わからないに手をあげました。わたしは死んだことがないからです。みんな、(略)」
○ 誰の心の中にも、仏様(強い自分)と鬼(弱い自分)が四十九対四十九います。あと二を、どんな目線を持つかで行動は決まります。
○ 良いこと楽しいことに、意識して目を向けるからです。(美点凝視)
おだやかな顔で、優しい言葉をかけるからです。(和顔愛語)
楽しいから笑顔ではなく、笑顔でいるから楽しくなるのです。
○ 指導しても改まらないかもしれません。とはいえ、指導をすることを止めてしまってはいけません。(略) 子どもは変わると信じて、教師の思いを伝え続けるべきです。
○ (略) そこから子どもは自分の心に深く入ろうとするものです。教師は子どもを信じましょう。
目次
はじめに 「いのちの授業」をする あなたへ
序章 私の思い
第一章 「いのちの授業」とは、何を、どのように学ぶのか
第二章 子どもたちに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)
第三章 明日へ、「いのちの授業」つくりの実践ヒント
第四章 今、「いのちの悩み」に答える
あとがき
【参考】
◇【紹介】いのちの授業を広めたい(2022/09/25 玉置研究室)
◇ 新刊「いのちの授業をつくる」の感想が続々届く(2022/09/24 玉置研究室)
【関連】
◇いのちの授業 鈴木中人 公式サイト~いのちをバトンタッチする会
◇「いのちの授業」鈴木中人 いのちをバトンタッチする会 命の授業(@inochijugyou)(Twitter)
◇鈴木 中人(Facebook)
◇玉置崇(Facebook)
◇Nakato Suzuki(YouTube)
◇NPOinochibaton(YouTube)
2022年04月24日
勉強会「NLP。リスキング。」

午前中,わくわくバルーン(キャリアコンサルタントの任意団体)の勉強会がありました。
今日は,第1部で「NLP(実践心理学)入門」について,第2部で「リスキング」についてメンバーから説明・解説とワークでした。
今回,“NLP”の言葉と内容を初めて聞きました。
NPLとは,Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で,別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。NPLとは…,NPLで何ができるか…,NPLの8つの前提…,NPLによる変化のプロセス…
視線解析(アイ・アクセシング・キュー)のワーク…
キャリアコンサルタントの活動や学習と重なることも多く,新しいことも捉えやすい説明でした。
最後の情報交換で,企業のIT人材の内製化(?)が進んでいること,事業所の道路交通法施行規則改正(アルコールチェック義務化)への対応のことが話題になりました。
若者がキャリアを考えるとき,事業所が働き方改革をすすめるとき,これまでと異なる“発想”や“対応(活動・行動)”が求められます。面談や助言にも,新しい“こと”が生まれていました。
NLP…,リスキング…,錆びついた頭がしっかり汗をかいた勉強会でした。
ありがとうございました。
【関連】
◇わくわくバルーン – わくわくするような未来へ!

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