2025年02月26日
歴史から考えた(2.26事件、二〇三高地)

また、昭和40年に生まれた方が60歳の還暦を迎える年です。
“人生100年時代”と呼ばれて久しい今、還暦を話題にするのは相応しくないかもしれませんが、2025年に「100、80、60、40」と並ぶ数字に、意味があるように思います。
それは、次への“起点”であり、新しい“出発点”となるもの(年・数)です。
1936(昭和11)年の今日、ニ・二六事件が起こりました。
4年前(1932/05/15)の五・一五事件に続いて、軍隊の将校達が起こした反乱です。
それぞれ反乱は鎮圧され、失敗でしたが、政党政治が終わり軍国主義が台頭していきました。
歴史の節目となった出来事です。
明治時代に起こした日露戦争(1904年2月~1905年9月)があります。
ロシアの朝鮮進出をくいとめ、自国の独立と安全を守るために戦った…。
NHKスペシャルドラマ 坂の上の雲で二〇三高地が描かれていました。旅順攻囲戦では最大の激戦地となった場所です。
圧倒的に不利な状況で“死闘”の末、二〇三高地を陥落させました。勝利…。
もし、この戦いに敗けていたら、その後の日本、昭和は別のものになっていた…。
勝利を喜び、意味のある戦い(日露戦争)と指導者はいうでしょう。しかし、その勝利は数多くの「歩兵・兵の犠牲」によって為しえたものです。ドラマのなかでも、そのことが出てきます。
さらに、この戦いで“小が大に挑む愚かさ”を学んだはずなのに、昭和に“同じ節目”を作ってしまいます。
5.15、2.26 も、その節目になってしまいました。
よい戦争や意味のある戦争はありません。
勝利は、犠牲になった人の元には届きません。
戦争は、起こしてはいけないのです。
誤った節目を生まないよう、歴史を知り・学び、考え、行動したい。
世の中、「良い人ばかりだから、争い(戦争)が起こる」のです。だって「自分は悪くない。悪いのは相手」だそうです。
悪い人が攻撃されるのは当然…。
本当ですか。
「悪いのは私」という“悪い人ばかり”になったら、争い(戦争)は起こらないでしょう。
すべての戦争、紛争の犠牲者に 合掌
【関連】
◇戦後80年/昭和百年(読売新聞)
◇プレイバック 昭和100年(産経新聞)
◇昭和100年祭 | 昭和200年に向けたカルチャー創造宣言
Posted by ガク爺 at 17:30│Comments(0)
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