2018年04月30日

古宮城を訪ねて。昭和の『先生のいろは』。

花0430。 ゴールデンウィーク(大型連休)前半の3連休,いかがお過ごしできたか。晴れから曇りとなりましたが,雨の降ることはなく,屋外の活動も気持ちよくできたことでしょう。

 今日で4月が終わり,明日から5月です。
 昨日,暖かったこともありますが,来客は「会社は5月から“衣替え”なんですが,もういいかな…」と,半袖姿でした。
 「6月1日は衣替え」は,もう“化石のような話”で,軽装クールビズ姿で過ごせる期間が長くなっています。

 あなたは,“服装の切り替え”を,どのタイミングでしますか。暦ですか,気温ですか,天候ですか,それとも…。



 当地にある古宮城へ,これまでになく人が訪れています。
 この連休は,一段と多かったようです。

 以前,ご紹介した古宮城が「続日本100名城」に選定されたこと,そして日本城郭協会がスタンプラリーを実施しているためです。
   ◇「古宮城を訪ねて」(2018/04/13)

 バスの便数も少なく時間のかかる場所ですが,遠く関東や関西から電車やバスを乗り継いて訪れているようです。
 スタンプの置いてある作手歴史民俗資料館に,今日は家族連れの姿が目立ち,110名を超す来館者があったようです。

 連休や夏休みなど,全国の城を巡る旅をする家族も多いかもしれません。
 みなさんも,いかがですか。



【昨年の話題から】
 1977(昭和52)年頃に,いろいろな学校を訪れ,それを整理して綴られている冊子『先生のいろは』があります。
 昨年,それを順に紹介しました。1977(昭和52)年頃と現在とは,社会のようすは大きく変わっていますが,「今も変わらず…」という内容もあります。
 新年度が始まって1か月,取り組みを振り返り,これからを考える参考になることがあれば幸いです。

 ◇昭和の『先生のいろは』
  ○昭和の『先生のいろは』 「校門を入って」(2017/02/16)
  ○昭和の『先生のいろは』 2 「玄関や子供の昇降口に立って」(2017/02/18)
  ○昭和の『先生のいろは』 3 「校長室や職員室を眺めて」(2017/02/21)
  ○昭和の『先生のいろは』 4 「廊下や土間廊下を歩いて」(2017/02/23)
  ○昭和の『先生のいろは』 5 「便所」
  ○昭和の『先生のいろは』 6 「各種の室(教室を除く)」
  ○昭和の『先生のいろは』 7 「教室(前半)」
  ○昭和の『先生のいろは』 8 「教室(後半)」
  ○昭和の『先生のいろは』 9 「授業(1)~(4)」
  ○昭和の『先生のいろは』 10 「授業 (5)書くこと」
  ○昭和の『先生のいろは』 11 「授業 (6)仕事をする」
  ○昭和の『先生のいろは』 12 「授業 (7)学習形態」
  ○昭和の『先生のいろは』 13 「授業 (8)先生よ くり返して述べよう」
  ○昭和の『先生のいろは』 14 「??」
  ○昭和の『先生のいろは』 15 「あたたかい先生に」
  ○昭和の『先生のいろは』 16 「おわりに」
  


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2018年04月29日

「昭和の日」。5つの「気・氣」。

花0429。 青空の綺麗な晴れの日でした。


 今日は,国民の祝日の一つ『昭和の日』です。「激動の日々を経て,復興を遂げた昭和の時代を顧み,国の将来に思いをいたす」と祝日法で規定されています。
 4月29日は昭和天皇の誕生日で,1988年までは「天皇誕生日」でしたが,翌1989年からは「みどりの日」になり,2007年から「みどりの日」が5月4日に移りました

 “平成が終わる”ことが決まっていますが,この「昭和の日」は,その後も残るのでしょうか,
 「復興を遂げた昭和の時代を顧み…」という趣旨に無理があるような気が…。
 祝日が増えることを喜ぶ人も多いとは思いますが,“祝日でなくする”という英断もいるのではないでしょうか。

 さて,みなさんは,どのような祝日を過ごしましたか。



 『総務部総務課山口六平太』をご存知ですか。
 その第66集に収録されている「本気の副業」に,歌が登場します。

 その歌は『本気・元気・平気』,歌うのは,「白丸本気」というグループです。
   『本気・元気・平気』

たとえ 上司に怒られたって平気
一晩寝れば 元気
キミのことは 本気
片思いでも 平気
ボクの取り柄は 元気

イライラするけど 平気
なんとかするから 本気
一歩でも進んで行くから 元気
 マンガですので,どのような曲がついているのか分かりませんが,元気がわいてきませんか


 このマンガ・歌を読んで,「5つの気」を思い出しました。
 5つの気は,「元気」「やる気」「勇気」「本気」「根気」です。
「元気」になれば
「やる気」が起きる。
やる気が起きれば「勇気」が沸く。
勇気が沸けば「本気」になれる。
本気になれば「根気」が続く。
と言われます。

 こんな呼びかけがありました。
「元氣」
  元氣に挨拶をしよう
  元氣に遊ぼう
「やる氣」
  やる氣を出して勉強しよう
  やる氣を出して運動しよう
  やる氣を出して仕事をしよう
「本氣」
  本氣で考えよう
  本氣で勉強しよう
  本氣で運動しよう
「根氣」
  根氣よく続けよう
「勇氣」
  勇氣を出して発表しよう
  勇氣を出して挑戦しよう
  勇氣を出して行動しよう
 あなたの「元気」「やる気」「勇気」「本気」「根気」は,満ちていますか。



【関連】
  ◇『総務部総務課 山口六平太 66』(小学館・ビッグ コミックス)
  
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2018年04月28日

歓送迎会。文集「こうやまき」 その1。

花0428。 青空の美しい日になり,気温も上がりました。強めの風を冷たく感じますが,野山の新緑が映える“春の日”でした。

 新緑を楽しむ日でしたか。



 今夜,千郷地区歓送迎会がありました。
 これは,千郷地区の小・中学校で校長の退職・異動があった時に催されます。今回,中学校長が定年で退職し,新しい校長を迎えました。
 元中学校長として参加しました。

 久しぶりにお会いする方と,当時のこと,小中学校のこと,そして,これからのことと,いろいろなお話をお聞きしました。
 これからの千郷地区,新城市,作手地区を考える話題で,じっくり話ができました。
 ありがとうございました

 退職された校長先生,ご苦労さまでした。
 新しい校長先生,よろしくお願いします。




「こうやまき」0428。 手元に,1970年に刊行された文集『こうやまきがあります。副題は「子どもが綴った作手村風土記」です。
 五十年前の子供達が,“昔のこと”を記録しています。
 現在から言えば“大昔のこと”であり,貴重な話,内容です。

 地域の歴史の一端として,少しずつ紹介していきます。
 最初は,「表紙絵の紹介」と「はじめのことば」です。

 表紙に描かれているのは「奥平家の船印」です。
   表紙解題  奥平家の船印
        峰田 晴雄
 軍配団扇に五階松は奥平家の船印として使用されたものでありまっす。奥平家は1424年(応水31年)3月群馬県甘泉軍奥平村(高崎市西方約8キロ)より奥平八郎左エ門貞俊が高里の川尻に移住してきました。その後間もなく清岳の市場に亀山城を築いて城主となり子孫代々ここへ住んでいましたが六代後の信昌(貞昌)が1575年(天正3年)2月月21才の若さで長篠城主に任ぜられました。その年の5月に武田勝頼の大軍にかこまれしたが,徳川家康,織田信長の応援により立派に防戦しました。その功労により信長から武者之助信昌の名を受け新城に移りました。
 船印とは船舶の所有者,所属する国,乗手などを人に知らせる為に用いた印のことで大昔は紋章入りの陸上用の旗をに立てた程度てありました。後になって軍船の帆に藩主などの紋を大きく入れるようになり同時に幕やのぼり,吹き流しなどにも入れ,更にすすんで衣服,住家,諸道具にまで紋を入れてその存在をはっきりさせるようになりました。
 村内甘泉寺にある全国的な文化財「こうやまき」をとって題名とし150年の間作手を治めていた奥平家の紋を表紙に入れこの文集がこうやまきのようにすくすくと高くのびてゆき作手の歴史のように長くつづけたいと願うものてす。
 尚この紋章は作手村の小学校の徽章に取り入れられていました。
 各学校に“校章”が定められたことにより,“徽章”は使われなくなっていますが,地域には,今もこの紋を見ることができます。

   作手に育つわれら
        井上 良男
 私たちの祖先が明け暮れ仰いて過ごした清く澄みきった作手の空,四季とりどりに美しい姿を見せてくれる山々。祖先が粒々辛苦して耕した田畑,祖先が通いなれたこの道。そしてその空,山々,道路を私たちもまた眺め,通って今日までに成長して来ました。
「作手村と私たち。」
 悠久と続く時間の流れの中に,作手村という一つの固定した空間と,現在という限定された時間の中に生命を維持しつづけているという現実は,これは何人も否定することのできない事実なのであります。
 我が住む場所,我が郷土を楽しく美しいものにしたいという念願は,祖先から一貫して変わらない私どもの理念なのであります。
 祖先たちがどれほど心血をそそいでこの作手村の発展のために尽して来たか。そのためどのような風俗,習慣が行なわれて来たか。私たちはその尊い足跡について,もっとよく知る必要があると思います。
 道端の一握りの土くれにも,どんなに多くの人々の汗の結晶がこめられているか知れません。
 この度,みなさんの手で作手村についての文集が刊行されることになりました。私たちはこの文集を一つの手がかりとして作手村のことについてますますよく調べ理解し,理解することによって,いよいよ郷土作手村を愛し,その発展のために考え,話し合い協力しあって,ますます立派な作手村にするため,心がけていきたいものだと思います。
 発刊(1970年)から半世紀が過ぎ,「作手村」は無くなりましたが,「清く澄みきった作手の空」「田畑」,「この道」「その空」「山々」「道路」は,今も“ここ”にあります。

 文集『こうやまき』に綴られた姿から,作手地区の今とこれからを考えることができるでしょう。
 次回の記事をお楽しみに。
  


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2018年04月27日

4月の授業「授業開き」

花0427。 晴れた日でしたが,思ったほど暖かくならず,風が冷たく感じました。
 明日から連休という方が多いかと思います。よい天気になりそうです。何をしますか?



 小・中学校は,今日が4月の最終日,年度初めのひと月が終わりました。
 先生,良いスタートができましたか
 お子さんは,わくわくした毎日を過ごしていますか


 中学3年,義務教育“まとめの学び”になるような「授業開き」がありました。

◇今年の授業を伝えるために

1 ノートの配布
 今年からの授業を意識するように,新しいノートを用意して配付する。
2 計算問題を解く
 次の指示をし,黒板に計算問題を5問板書する。
 ノートの背を左側にして置き,ノートを開き,1枚めくった3ページ目に,次の問題を写して解きなさい。
 全部解けた人は,表紙に「数学」「学級・番号・氏名」を分かりやすく書きなさい。
 板書し終わったら,机間指導で第1問について「○つけ」を行う。

3 忘れ物の確認
 第1問の「○つけ」が終わったら,次の指示を出す。
 手を止めなさい。解いた問題の下に,1辺1.5センチの正方形を5つ並べて書きなさい。

 質問です。(1) 教科書を持っている人は,一番左の四角に○をつけなさい。
 (2) 数学の友を持っている人は,二番目の四角に○をつけなさい。
 (3) 定規をもっている人は,三番目の四角に○をつけなさい。
 (4) のりを持ってきた人は,四番目の四角に○をつけなさい。
 (5) 一番右の四角に,数学が好きかどうか5点満点で点数を書きなさい。
4 観点別評価の説明 その1
 ここで,(赤ペンに持ち替えさせて,)評価について最初の説明をする。
 (1) ノートのページの確認(相互評価)
 (2) 5つの正方形が書かれているかどうかの確認(自己評価)
 (3) 最初の4問に○があるか確認(自己評価)
 (4) 第1問が正解かどうか確認(机間指導で教師が○をつけた)

5 別の問題を解く
 問題を解く。
 では,次の問題を写して解きます。自分の解き方が他の人に伝わるように,解き方を,できるだけ詳しく書いておきなさい。
 問題の板書を終えたら,机間指導をする。第6問について「○つけ」を行う。

6 観点別評価の説明 その2
 ここでは,答え合わせをしてから,次の観点について説明する。
   ・方程式の解から「数量,図形などについての知識・理解」
   ・方程式の解き方から「数学的な表現・処理」
   ・計算問題の解き方から「数学的な見方や考え方」

7 扉の作成
 教科書を開かせ,第1章から順に目を通す。
 第1章について,ノートに扉を書かせる。(未完の場合は,次回までに完成させておくことを指示する)

8 自己紹介を書く (用紙を準備)
 授業内で自己紹介をしないが,最後5分程度で書く。
 今までの数学についての思いや自分の力について触れながら,自己紹介の文章を書いてください。お願いや質問があったら,書いておいてください。
 この「授業開き」で,どのような“今年の学び”が伝わったでしょう。

 みなさんの学校・学級では,いかがでしたか。
  
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2018年04月26日

追悼 「鉄人」衣笠祥雄氏。

 天気の良い日で,暖かい一日でした。


 午前中,新城市遺族会理事会でした。来月の総会に向けた検討と準備でした。
 ていねいに打合せができました。
 関係のみなさん,よろしくお願いします。



 一昨日,元広島カープの衣笠祥雄氏の訃報が伝えられました。
 2215試合連続出場のプロ野球記録を残し,「鉄人」と親しまれました。
 この訃報を聞き,当地で中学生に語っていただいたことを思い出しました。
追悼0426。

 引退から間もない1989年2月9日,新城市立東郷中学校の体育館に,衣笠氏の姿がありました。
 当時の学級通信から。
 今年の地域講演会の感想を紹介します。衣笠さん自身が言うように,独特の口調なので,聞きにくく眠くなってしまった人もいたようです。しかし,衣笠さんの体験からの話は,野球のことを知らない人たちにも,生き方を考える機会を与えてくれたようです。
  A男
 今日,衣笠さんの話を聞いた。一流になった人だけど,今まで以上に成績を残すために練習をしっかりやったと言った。そう考えると,今ぼくがやっている部活の練習でいいのか悪いのか,よく分からなくなりました。よく分からないけど,毎日の練習を今まで以上に真剣にやろうと思います。

  B子
 私は,はじめどんな話をするのかな?と思いながら聞いていて,野球の話をして,私たちはわかるだろうかと思っていたけど,聞いて,とても役に立つお話しでした。

  C子
 私が,昨日の講演会で学んだというのは,部活のことです。衣笠さんの広島が優勝した時の話です。
「巨人が優勝するのだと決まっていたと思った。でも…。」というところです。私らも女子バスケは,千郷が勝つと決まっていると思っていたけど,衣笠さんの話を聞いて,別にそう決まっていないんだと思い,部活へのやる気がわいてきました。本当によかったです。

  D男
 今日,衣笠さんの講演会がありました。たいへん良いことを言っていました。野球のことを言っていることが多かったけど,自分の生活にあてはまることがたくさんありました。だいぶ勉強になったので,サインがほしかったです。

  E男
 今日,衣笠さんが出てきた時は,なんか信じられなかったです。僕がイメージした顔とは少し違ったなあ。あの話を聞くと,努力をして最後まであきらめるなということが伝わってくる話だった。

  F子
 今日は,衣笠選手が来た。初めの報は,ちゃんと聞いとったけど,はっきり言って眠くなってしまった。でもいちおう聞いてた。
 話も終わって片付ける時,男子が舞台に上がって,面白いことをしとった。それは,衣笠選手の真似をしていたり,「ここ衣笠選手が登った階段」と言って歩いていた。

  G男
 今日,衣笠選手が東中に来ました。衣笠選手の話が聞けるとわかったその日から,期待していました。そして,やっとその日が来たのです。
 話の方は,衣笠選手が一度自由契約になりかけたことや,初打席がTVでよく見る坂東英二さんだったとか,知らないことがいっぱいあった。終わりに,H先輩が「監督になりますか?」と質問したけど,僕は早く監督になってほしいと思いました。

  K男
 今日,衣笠選手が来た。まず思ったことは,テレビなどで見るより大きく見えた。それは,たぶん肩幅が広いからだろう。手もでかそうだし,話も良かった。最高だった。
 地域の方々が,中学生に聞かせたいと「地域講演会」が毎年開かれていました。近年,“地域連携”という言葉で言われますが,三十数年前に“普通”に取り組まれていた活動の一つです。
 この時に,衣笠氏がサインしたバットは,今も東郷中学校に飾られているようです。

 また,学校の活動をまとめた図書には,衣笠氏の推薦のことばをいただきました。そこには,講演会で生徒に呼びかけた言葉
すきなら 一生懸命やれる
すきなら 大事にしたい
すきなことは 長くできる
が添えられています。

 SNSで衣笠氏の訃報に触れると,コメントがありました。
 ご無沙汰しています。
 衣笠さんの新聞記事で忘れない言葉があります。
努力、努力、努力、努力以外で進歩の道無し」 確かこんな感じの言葉だと思います、今でも、辛い時に思い出します。
 それは、あの時に東中に講演に来てくれた衣笠選手の記事だったから。
 少なくとも、私の心には響くものがありました。
 ご冥福をお祈りします。
 一流の方に触れる機会や体験を大切に考え,講演会を続けていただいた地域の方々の思いは,“地域の担い手”に今も生き,引き継がれています
 地域の教育力に感謝。そして,それに負けない“今の教育力”を地域に。

 衣笠氏のご冥福をお祈りします



【関連】
  ◇鉄人 衣笠氏を偲んで(新城市立東郷中学校)
  ◇『心の住む学校を―野の草の匂う中学校から 報告1』(明治図書・刊)

 講演会を前に,中学生に衣笠氏の本を紹介しました。今も,文庫で読めるようです。
  ◇『お父さんからきみたちへ―明日(あす)を信じて』(講談社・刊)
  
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2018年04月25日

激しい雨。『長篠の四人 信長の難題』(鈴木輝一郎・著)

花0425。 夜中から激しい雨が降りました。明け方には警報が発令されました。
 小さな崖崩れがあったようですが,大きな被害にはならなかったようです。

 午前中には雨が上がり,晴れ間が広がりました。
 明日は晴れ,暖かくなりそうです。



 今年も,「しんしろ戦国絵巻三部作」の案内がありました。
第1部 長篠合戦のぼりまつり 5月5日(土・祝)/長篠城址周辺
第2部 作手古城まつり 5月13日(日)/亀山城址周辺
第3部 設楽原決戦場まつり 7月1日(日)/馬防柵周辺
 それぞれ天気の良い日になるといいですね。
 みなさん,足をお運びください。


 戦から思い出して,『長篠の四人 信長の難題』(毎日新聞出版・刊)の話です。
 物語は,決戦の1週間前の天正3年5月14日夜の岡崎城本丸奥座敷で始まります。
 「織田の味方を一人も損ぜずに武田に勝て」
 信長が“さわやかに”笑いながら,光秀と秀吉そして家康にささやきます。
 信長が“さわやかに”笑うときは,間違いなく信長本人だけが「さわやかな」ときなのです。

 「また,こいつらと組むのか」
 家康が身構えつつ,信長,秀吉,光秀の3人をにらみつけます。

 タイトルの「長篠の四人」とは,織田方の信長(42歳),秀吉(39歳),家康(33歳),光秀(59歳)の4名のことです。
 この戦いにおける4者の力関係(位置関係)を,鈴木氏の“歴史観”で描かれています。
 そして,この話の主人公は家康です。
 信長は,家康の援軍要請に応じて“やむなく”出兵して…。

 自分の知っている「話と違う?」と思う事柄が出てきますが,物語を楽しみ,歴史を楽しみ,エンターテイメントの一冊です。

 当地の関わりでは,「二 奥平」の項があります。
 天正元年(1573)。岡崎城下,成道山松安院大樹寺,庫裏。
 「武田のごたごたに便乗するつもりはないが,武田がこちらに手を出すのを黙って見とるわけにもゆかん」
 なにぶん敵将の寝返りの内談のこととて,大仰なことはできない。同席しているのは三河国作手城主,奥平定能・信昌父子と,徳川伊賀者の棟梁,服部半蔵正成の三人のみ。
 内談の場面に,奥平定能・信昌父子が登場します。
 さて,奥平氏は,どうかかわっていくのか。


    もくじ

序章
壱章 強敵勝頼
弐章 長篠城
参章 設楽原
肆章 決着



【関連】
  ◇新城市観光協会

  
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2018年04月24日

議会報告会。授業を振り返る「書く」。

花0424。 朝,「もう降り出しそう…」という空でしたが,すぐには雨になりませんでした。
 昼ごろになって降りはじめ,その後は“しっかり雨”になりました。

 雨のおかげで,景色が“輝いて”きました。雨に洗われた若葉の色が鮮やかになったようです。
 気持ちのよい季節です。



 今月16日から議会報告会が行われています。今夜は,作手地区と八名地区の会場で開かれます。
 今年度は,議会の近況を報告した後,グループワークを行うようです。
    議会報告会(意見交換会)
1.議会からの報告
 ・3月定例会の概要
 ・議会に関する市民意識調査結果の報告
2.グループワーク
 ・公共施設の現状(認識の共有)
 ・今,地域で感じていること(身近な公共施設)
 ・活用しやすくするために(今後の公共施設のあり方)
 ・グループ発表
 報告と意見を聞きに行ってきます。どのような内容であったかは,別の機会に。




 昨日の記事は「聞く」でした。
 先生,子供達の“声”を聴けましたか。

 週末からゴールデンウィークが始まり,休みが続きます。子供の集中が途切れがちになります。そして先生も。
 そういうとき,ゆっくり“振り返る”ことをすると,今後の改善が進みます。
 その振り返りは,「書く」から始めましょう。

 ◇書く◇
 授業の“記録”を取りましょう。
 (1) 授業の5~10分間を“教師の発言”を中心に記録する。
   ※ボイスレコーダーで録音,または,誰かに記録(録音・録画)を頼む。
 (2) 録音からTとCのやりとりを,できる限り忠実に,紙面に再現する。(書く)
 (3) “紙面に再現された授業”を解釈してみる。もしも,もう一度,その授業をするとしたら,どんな修正をするか,いろいろと考えてみる。

 この“解釈”に意味があると思います。普段,“教室の雰囲気”や“自分のクセ”で授業が流れ,それで“うまくいっている”と思います。
 ところが,記録された授業を読んでいくと,「あれっ」って気づくことが少なくありません。実際にしてみると,記録の解釈というのは難しいことです。しかし,本格的でなくても,
  ・なぜ,そういう発言をしたか。
  ・その生徒を指名したのはなぜか。
  ・その生徒は,どうしてそう思ったのか。
などを“解釈”として残しておくことです。
 こうした“ちょっとした記録”を残していくと,自分の授業について,いろいろなことが見えてきます。ほんの数分の記録でも,その人の“流儀”が見えてくるものです。そして,こうした記録がいくつかあると,実践のまとめにとって貴重な資料となります。
 今の記録が「スタート」です。そこから「(年度末の)ゴール」が明らかになり,これからの取り組みが明らかになってきます。
 先生,記録を書いてみましょう。
  


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2018年04月23日

授業を振り返る 「開く」。

土筆0423。 天気予報は「昨日ほど気温は上がらず,雨に…」と伝えていましたが,日中は雲の目立つ空でしたが,晴れていました。

 今夜から雨で,乾燥した空気がしっとりしそうです。
 明日は雨かな…。



 夕食に初物が3種ありました。
 ふき(蕗),コゴミ(クサソテツ),セロリ
 大地の恵みを味わいました。感謝
 美味しゅうございました



 先週末,当地の小中学校の多くで授業参観がありました。
 先生,子供達の“輝きを見ていただけましたか。

 学校には,1日6時間の“授業”があり,課外活動(部活動)や行事があります。学校の思い出が運動会・体育大会や修学旅行といった学校行事だったとしても,それ以上の時間がかけられているのが“授業”です。
 新学年が始まって2週間が過ぎ,授業参観が過ぎ,これまでの授業を振り返ることで,これからを考えるときです。

◇開く◇
 教室の窓は開いていますか。気温も上がり,萌えだした木の芽は若葉になっています。教室の窓から,そんな季節の息吹を感じることから授業は始まるのだと思います。
 子供たちの心の窓が開かれなければ,お互いが磨き合う質の高い授業をつくり出すことはできません。
 そうはいっても,子どもたちは,今までの生活でつくられてきた「心の窓」が,簡単にこちらに向けて開けてくるものではないかもしれません。それどころか,無理に開こうとすれば,かえって傷ついてしまうこともあります。ですから,“心を開く”には,ちょっとでも勇気がいります。
 そこで,
ア) 教室の窓をできるだけ開け,環境を開放的にする。せめて南側だけでも。
イ) 授業のはじめ,どうしたら子どもたちが内容に親しみをもつか,ちょっと工夫を。
  ・そのために,同じ教科,同じ学年と話をしたい。
ウ) 子どもたちの発言,ノート,取り組みが職員室の話題に。
  ・子どもの違ったよさを知って,新しいアイデアがわいてくる。
エ) 子どもたちに考えるチャンスを。
  ・子どもたちがすべきことをとっていませんか。
  ・先生が話し過ぎていませんか。
 先生,いかがですか。開いていますか。
  


Posted by ガク爺 at 17:30Comments(0)教育

2018年04月22日

再読 『エミール』(ルソー・著)

花0422。 雲のない空は,綺麗でした。暖かいより“暑い日”となり,「今年最高」というところが多かったようです。



 今日4月22日は「アースデイ」(地球の日)です。
 地球環境について考える日として提案された記念日で,2009年の国連総会で「国際母なる地球デー」とすることが採択され,翌2010年から実施されています。

 “地球”のこと,考えましたか。



 教育改革の推進,学習指導要領の改訂,いじめ・不登校等の増加…
 それぞれに対応や解決を求められ,教育に携わるみなさん,そして保護者や地域の方々が悩み,取り組みをされています。
 そうした課題や問題ついて,いろいろな教育者や実践者が“提案”をし,それを取り入れています。
 でも,人は…,子供は…,簡単には動きませんし,変わりません。

 18世紀の哲学者 ジャン=ジャック・ルソーの『エミール』(岩波文庫)は,「近代教育学のバイブル」と言われ,今も多くの人に読み継がれている本です。
 ルソーは「近代教育思想の祖」とも呼ばれますが,この“近代教育”が,現代に合うのか疑問をもつかもしれません。
 けれども,今だからこそ,『エミール』から学ぶこと,考えをもつことは多いように思います。


○ 人は子どもというものを知らない。子どもについて,まちがった観念をもっているので,議論を進めれば進めるほど迷路にはいりこむ。

○ 教育は自然か人間か事物によって与えられる。わたしたちの能力と器官の内部的発展は,自然の教育である。

○ 植物は耕作により,人間は教育によって作られる。

○ 世界でいちばん有能な先生によってよりも,分別のある平凡な父親によってこそ,子どもはりっぱに教育される。

○ 自然はけっしてわれわれを欺かない。われわれ自身を欺くのは,常にわれわれである。

○ 自然を見よ。そして自然が教える道をたどっていけ。自然は絶えず子供をきたえる。
 さまざまな提言があり,論議がなされています。
 それぞれに,子供の成長や将来の日本を考えてのものです。

 そこに,“しっかりした軸”や“揺るぎない柱”をもって対話をしていきたいものだと思います。
 そうした“”について,ルソーが語りかけてきます。
 いかがでしょう


【図書】
  ◇『エミール〈上〉』(岩波文庫)
  ◇『エミール〈中〉』(岩波文庫)
  ◇『エミール〈下〉』(岩波文庫青)

 「再読」としながらも,上中下3冊を読み切れてはおらず,記事にするのは厚かましいですが,お許しを。



【関連】
  ◇地球の日(アースデイJP/Earth Day Japan)
  


Posted by ガク爺 at 19:00Comments(0)読書教育

2018年04月21日

夏日? ネットでひろった話。

花0421。 天気予報通りに,朝から青空で,風も穏やかで気温が上がりました
 高原,山間地の当地でも,20度を超える暖かい日でした。県内では,多くのところが夏日となったようです。

 明日は,さらに気温が上がりそうです。みなさんのところは,いかがでしかた。



 今日,新城市内の多くの学校が,授業参観,懇談会,PTA総会でした。保護者の方々は,授業や子供達,学校の様子を参観し,今年の活動を相談したりしたようです。
   ◇新城市立学校ホームページ 最新の更新

 保護者と学校との“新しい一年”の本格スタートとなる日です。
 保護者,地域とともに,これからの活動が創られていきます。みなさん,よろしくお願いします




【ネットでひろった話】
 ネットニュースを見たり,いつものブログを読んたり,SNSをチェックしたり,ネットに触れる時間は少なくありません。
 そうした中で,ひろった話から,備忘録としてメモ。

はまらいんや!気仙沼@prkesennuma」からの情報
【速報!カツオ初水揚げ】 なんと、本日4月21日の早朝、気仙沼港にカツオが初水揚げされました! 水産課に記録が残る昭和62年から、最も早い水揚げです。
 本日入港したのは、カツオまき網漁船。(一番船は静岡県 第十一大師丸)
 目指せ!22年連続生鮮カツオ全国1位!
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○「習っていないからできません」という言葉を否定することから、面白い学びは始まると思っている。
 必要なら、面白そうなら自分でやればいい。習ってなくなって、自分でなんとかすればいいのだ。
 子供は習ってないのに、言葉を話すようになる。
 人間は、学べるのだ。
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○長女宿題しない→夜眠くなって泣きながら宿題する→「ほら!だから帰ったらすぐやりなさいって…!」
 そんな攻防を続け、お互い宿題に関して辛くなってきた所で夫に任せる事にした。
 夫は「宿題いつにする?」とだけ聞いて、「後で!」と長女が答えると「後でやるんだね。自分で決められて偉いね」と褒めた。
 寝る前にできていなくて泣き出したら「ちゃんとやろうとして偉いね、できる範囲で頑張ろうね」と言い、最後までできたら「すごいね、スッキリしたね」と辛抱強く付き合いました。
 半年ぐらいそれが続いて、2階で下の子を寝かしつけていると長女の泣き声が良く聞こえてきてきました。夫に状況を聞くと、「長女ちゃん、頑張ってるよ」といつも言っていました。
 数カ月それが続き、突然長女が学校から帰るとすぐに宿題をやって明日の支度をするようになりました。
 「宿題と明日の支度が終わっていると、その後ずっとスッキリと過ごせるって気がついた」と言って、その日からは毎日帰宅後すぐに宿題やってますね。
 夫は私に対しても「そのやり方駄目だよ」等の言い方をせず、「長女の宿題は全部僕がみるよ、大丈夫だよ。」と担当を変わってくれました。
 夫にこの時の話を聞くと、「本人が先に宿題を終わらせる事のメリットを自分で気づかせるのが大事だと思った。一度気づいたから、もう後は大丈夫だよ。次女と末っ子は長女の姿を見て真似するよ。もう後は親がやる事あまり無いよ」と言っていました。
 「もし、子どもが『宿題をサボって先生に怒られてもいいや』って考えるようになったらどうする?」と聞くと、「その時は勉強楽しいなあって事を親が子どもに見せるしかないなあ。基本的に親が子どもにできる事は、親が良いなと思っている事を子どもの目の前でやって見せるぐらいだと思ってる。」
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○例えば「1+1=6です」って言ったら、何言ってんだお前で終わりますが、「一般的に1+1=2と言われてますが実は6だったんです」って言われると、つい耳を傾けてしまいますし、理屈語られると信じてしまいます。
 これは健康グッズ詐欺の常套手段です。
 他にもこれ使ってる輩がいます。報道関係者です。
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○もともと「遊び」は、新しい技能の獲得や習熟と結びついている。
 遊んでいる人間や動物にとっては、それは自己目的性を持つのだが、結果として能力をのばす機会を与えてくれるものだし、逆に能力がのびていかないかぎり、遊びの楽しさは急速に失われていくらしい。
 人間が遊ぶ力を失わない、というのは、こう考えると大変すばらしいことといえる。一方ではそれは、人間が一生涯学習能力を持ちつづけることを意味している。 また逆に、人間は遊ぶおかげで、種々の能力をますますのばしていく機会を持つことになる。
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Posted by ガク爺 at 19:00Comments(0)雑記