2016年11月08日
先人に学ぶ(18) 「考えるには“体験”と“経験”が」
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用事があり,一日外出していました。
出先で思わぬことが起こり“緊急対応”しました。◯◯の方々が,しっかり対処いただき,“気持ち良く”対応できました。
感心と感謝。
明日は,「この冬一番の…」という寒い日になるようです。寒さに備えてありますか。
◇〔日直予報士〕早い冬将軍 7年ぶりの強い寒気南下 2016/11/7 18:33(日本気象協会)
2学期後半は,「文化の秋」「芸術の秋」を感じる学校行事が続きます。
その一方で,「将来を考える」が増えてきます。キャリア教育(学習)や進路学習・指導が深まってきます。
そうした時期に教えられた「先人の言葉」から。
○ 進路指導とは,「明日への楽しみ」「明日への期待」「明日への夢」を持たせる指導である。
○ どこで頑張ればいいか分かっている子どもを育てる。
○ “どれくらいできないか”,“将来どんなことをしたいか”にメスを入れていかないと, その子が育っていかない。ウップン晴らしにつながってしまう。
○ 指導の段階を踏んで,子供に考えさせるために,きちっとした体験をさせる。こうした経験があって,初めて「考える」行為が,自分自身できるようになる。
○ 教育は,「夢をうる商売」である。
○ “先生の指導”と“それを受け取る生徒と親”……いろいろな活動に『学校が……」
という面が強すぎる。
子供達に,「考えなさい」「よく考えて」と声をかけることがあります。
そこには,「自分の気持ちをしっかり持たせて…」「押し付けないように…」などの配慮がありますが,言われた子供が“固まって”しまうことも少なくありません。
そこには,「体験」と「経験」の足らなさが表れています。
教育を通して,「段階を踏んだ」体験があり,それぞれの段階で「考える」経験をし,それを積み上げて,“力”を身に着けていきます。
人によって段階の幅は違うでしょうが,それを飛ばしていては“力”が十分ではありません。
時間は,後戻りも,立ち止まりもしません。
これまでの「考える」(判断する)ことを育んできた体験と経験をなぞって,これからの“マイルストーン”を置き直したり,新しくしたりしてみてはいかがでしょう。
先生,よろしくお願いします。
【備忘録】
◇先人に学ぶ(17) 「子供が育つ」 2016/09/24
◇先人に学ぶ(16) 新学期の生徒指導 2016/09/04
※その他,『カテゴリ 「先人に学ぶ」』からご覧ください。
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【追記】
今日(8日)午前5時過ぎ,福岡市の「はかた駅前通り」で,道路陥没事故が起こりました。
ニュースでは,陥没したところに信号機などが落ち込んでいく映像が流れていました。
陥没時に人的被害がなかったのは,これまでの報道では,「あれっ」「おかしい」と工事を中止し,博多署に要請して付近を“すぐに交通規制”したからのようです。
もしも,5分躊躇していたら…。
現場の判断と行動は,「あれっ」への感性が大事。
Posted by ガク爺 at 20:00│Comments(0)
│先人に学ぶ
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