2023年01月22日

暦。『まんがでわかる LIFE SHIFT 2』(星井博文・原作/岡田鯛・まんが)

暦0122。 寒さへの備えはできていますか。


 先日の「大寒・二十日正月」など「」を見ると、期日やその説明が載っています。
 昨年末に『令和五年高島暦』を、新年になって熱田神宮の『令和五年熱田暦』をいただきました。大寒や二十日正月の表記も当然あります。

 暦に「六曜(六輝)」や「九星」、「干支」が、「二十四節気」や「雑節」が載りますが、改めて読むと、初めて見る(知る)ものがありました。
 それは「十二直」と「二十八宿」です。
十二直」→建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉
二十八宿」→角・亢・氐・房・心・尾・宿・箕・斗・牛・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃・昴・宿・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫
 何か新しく始めるのは「鬼」や「翼」の日が吉のようです。次は2月3日、7日が…。

 新しいことを知る、気づくことに、わくわくします。
 みなさん、十二直二十八宿をご存知でしたか。



 これまでも「人生100年時代を生きる“LIFE SHIFT”(ライフシフト)」を話題にしました。
 それを提唱した 原著続著 で、しっかり述べられています。しかし、そのボリュームに読了が遠くなりそうです。
 そこで、まず『まんがでわかる LIFE SHIFT』(2022/08/21)で、“3ステージ型”から“マルチステージ型”への変化を捉え、考えました。

 先月、それに続く『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2): 100年時代の行動戦略 』(東洋経済新報社・刊)があることを知り、一気に読みました。
 出版社の図書紹介に、
 いま、日本は100年に1度の大きな転換期を迎えています。
 子どもの数が減り、寿命が伸び、テクノロジーの進化で私たちの働き方が大きく変わろうとしている――
 この時代における「新しい生き方」のロードマップを示したのが、社会現象にもなった「ライフシフト」です。

 「ライフシフト」のシリーズは、「人生100年時代(多くの人が100歳まで生きることを想定した時代)」を提唱し、多くの日本人に「ワクワクするような新しい選択肢」を示してきました。
 本書は、「ライフシフト」の大事なエッセンスを「1時間で読める」ストーリーにまとめました。
とある通り、エッセンスを分かり易い物語にまとめています。

 主人公は、PQアドバンスK.Kに勤める 平野大輝 35歳、働き盛りの会社員です。転勤族で、3年間の仙台支社勤務を終え、東京本社に戻るところから話が始まります。
 これまで海外勤務などをしてきましたが、妻(平野梨子・34歳)と娘(平野千歌・6歳)は、「これで、もう転勤はない。」と安堵します。

 平野を高く評価する上司(部長 黒澤信二・55歳)から、海外支社の新規立ち上げという“専務の肝いり案件”が、持ちかけられます。
 専務案件……
 断ったら出世コースから外れる。
 下手したら左遷か?
(略)
 でもこれ以上家族を連れ回すのは…
 かといって今さら単身赴任もない 
(略)
などと悩んでいることろに、大輝と梨子の古い友人 勝村凜(35歳)から連絡が入ります。久しぶりに会うと…。
   「Chapter 1 気づき」 扉より
 私たちが100歳まで生きるとしたら?
「65歳で定年を迎え、あとは貯蓄と年金で暮らしていくだけ」
という人生観はもう過去の話になりつつある。
「① 教育→②仕事→③引退」という、シンプルな「3ステージの人生」が機能しなくなっているいま、私たちが未来にそなえて考えておくべきことがある。
 これは「目の前のレールを走る人生」ではなく、「自分が本当に望む人生」を考えるスタートなのだ。
 元同僚 津島宏伸(36歳)は、ニューヨークでツアーコンダクターをしている。彼が語るのは…
 凜のレコード店の店員 津島宏伸(36歳)との会話から…
 ホスト ダリヤ(年齢不詳)の話を聞き…

 平野が梨子に言います。「転勤は断るつもりだ」と。
 そこに至ったのは…、そして、そこから…。
   「エピローグ 挑戦」 扉より
 いままさに変化を強いられている人も、まだ将来のことは漠然としか考えていない人も、「学び続ける」「挑戦し続ける」ことがもっとも重要だ。
 長い人生を自由に歩むためには、変化になすすべもなく巻き込まれるのではなく、自発的に「ありうる自分の姿」を選びとっていく姿勢をもとう。
 あなたの描いたストーリーが、実際の人生をつくっていくのだから。

 原著2冊を読み終えた人には、内容の捉え直しになります。
 「ライフシフト、マルチステージって聞いたことはあるけど…」という方には、主人公の判断、行動を一緒に考えることで、これからの自分の姿が見えてきます。
 みなさんにお薦めのまんがです。

   もくじ
 
プロローグ 激変──「あなたは“人生100年時代”を楽しめているか?」
Chapter 1 気づき──「自分は、このままでいいのだろうか?」
Chapter 2 探索──「本当にやりたいことは何だろうか?」
Chapter 3 検討──「長い人生、もっとよい選択肢がないだろうか?」
Chapter 4 共有──「自分らしく活躍している人は、何をしているのか?」
Chapter 5 内省──「家族といっしょに分かち合えるだろうか?」
エピローグ 挑戦──「未来に向けて、学び続けられるか?」
著者からのメッセージ

【関連】
  ◇『まんがでわかる LIFE SHIFT』(星井博文・原作/松枝尚嗣・まんが)(2022/08/21 集団「Emication」)
  ◇LIFE SHIFT 100年時代の行動戦略(東洋経済新報社)





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Posted by ガク爺 at 17:00Comments(0)読書雑記