2022年09月02日

『その本は』(ヨシタケシンスケ・著/又吉直樹・著)

スイーツ0902。 台風の進路が気にな一日でした。
 出先では、青空から強い日差しがあり、日中は熱中症の心配をするような天候でした。行動・活動するにはありがたかったですが、この後は…。



 今月初め、大型書店で大量にディスプレイされていた『その本は』(ポプラ社・刊)です。
 大判の本にみえる装丁で、幅広い帯が付いています。本文用紙は日焼けした紙のように古びた感じです。
 昔の話のようです…。

 プロローグは、二人の男の名前が書かれた本のあらすじから始まります。
 本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。
 王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。
 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。
 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
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 二人の男は「その本」を探す旅に出ました。
 そして一年後、旅から戻った二人が、一晩ずつ、かわりばんこに王様に話をします。

 二人の男は、芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹氏と、絵本作家のヨシタケシンスケ氏の言葉と表現で語り始めます。第1夜は又吉氏です。
その本は、とんでもない速さで走っているため誰も読むことができない。…
 第1夜は8冊でした。
 第2夜はヨシタケ氏が
その本は、その国の人間はみんな持っている。…
 絵を添えて、絵本のように5冊を紹介しています。

 第10夜の後、エピローグで…。
 「えっ。あっ。…」「そうなの…」「なるほど…

 「その本は…


その本は0902。 その本は、7月26日に発売されました。
 その本は、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんと、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんによる共著です。
 その本は、「どうやってこの豪華コラボが実現したのか気になる!」との声が聞こえそうです。
 その本は、又吉さんファンにも、ヨシタケさんファンにも、読み応えたっぷりの一冊です。
 その本は、大人でも子どもでも楽しめます。
 その本は、本が好きな人の心をつかんで離しません。
 その本は、みなさんにお薦めできる「その本」のお話です。



【関連】
  ◇とある本好きの王様_『その本は』公式(Twitter)
  ◇その本は(ポプラ社)
  ◇又吉直樹 (@matayoshi0)(Twitter)
  ◇『ヨシタケシンスケ展かもしれない』公式サイト
    ※「愛知会場」 2022年12月10日(土)~2023年1月15日(日)開催


【おまけ;「世界一受けたい授業」(8/20)】
 世界一受けたい授業ベストセラー作家大集合SP!~又吉直樹先生が選ぶ、大人もグッとくるヨシタケシンスケ先生の絵本」で紹介された絵本。
 それぞれの“グッとくる”ポイントは…。
  ◇『りんごかもしれない』(ブロンズ新社・刊)
  ◇『つまんない つまんない』(白泉社・刊)
  ◇『ころべばいいのに』(ブロンズ新社・刊)
  ◇『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』(白泉社・刊)
  ◇『このあとどうしちゃおう』(ブロンズ新社・刊)



台風情報
 ◇台風11号(ヒンナムノー・HINNAMNOR)
   日本気象協会 tenki.jp 台風情報
台風0902。
  気象庁 台風情報
  ◇最新の台風NEWSならウェザーニュース
  ◇台風情報 - Yahoo!天気・災害
  ◇台風進路予想図(Google Maps版)デジタル台風


タグ :読書台風

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Posted by ガク爺 at 19:00│Comments(0)読書
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