2018年09月26日

「わからない?」がおもしろい。

花0926。 朝,曇った空でしたが,徐々に青空が広がり“晴れ”になりました。しばらく“よい天気”が続きましたが,午前中のうちに曇りになり,午後にはが降り出しました。

 “秋晴れ”が待ち遠しい肌寒い一日でした。



 先日,雑誌かネットで見つけた話題です。

 あなたは,何か「分からないこと」があったとき,どうしますか。どんな思いをもちますか。
 子供達と話をしていると,「分からない」から「やらない・止める」ということが少なくありません。
 考える前に「分からない」と口にすることもあるように感じます。

 「大丈夫かなあ」「いいのかなあ」と心配になります。

 「分からない」ことはわくわくすることで,面白いことなんだと言う科学者の話がありました。その中から。
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 「わからない」ことにワクワクし,「どうすれば解明できるのか」を楽しむことが科学のおもしろさです。

 科学における研究とは,ルールのわからないゲームをやっているようなものです。自然はきわめて厳格な審判員で,そのジャッジは常に正確です。しかし,私たちにはルールブックはないのです。どこまでがルール内で,なにがルール違反かはわかりません。そこで,自然のルールを明らかにしようと,ルールのわからないゲームで試行錯誤するのが科学の楽しさです。

 科学は常に「わからない」ことを探しています。「わからない」ことが見つかると,研究者はワクワクし,その「わからなさ」の度合いが大きければ大きいほど,その解明に熱中します。つまり,「わからない」を楽しめないと,おもしろさに辿り着くことはできないのです。

 科学は,自然のルールを解明することに挑戦しているので,すぐに役立つことはほとんどありません。しかし,研究で解明される「役に立たない」ことが,将来の大きな資産になることもままあります。

 科学は「わからない」を測るための物差しです。この物差しの使い方や単位は,新たに見つかった証拠によって変わるかもしれません。そのため,科学を「正解」を与えるツールだと考えていません。もしかすると,正解が得られないことに不安を感じることもあるかもしれません。しかし,「わからない」を測ることで,「なに」が「どこまで」わからないのかを正しく怖がることができるのです。

 私たちは,この世界のことをまだ何も知りません。しかし,わからないことを正しく怖がり,どうすれば知ることができるかを考えたとき,この世界が不思議と謎に満ち溢れた豊かな世界であることに気づきます。多くの人にとって「当たり前」の出来事にも,解明されていない不思議や謎は潜んでいます。

 きっと,あなたにも「わからない」のワクワク,ドキドキが見つかるはずです。それを「知りたい」と考えたとき,あなたはすでに科学者です。
 もちろん,自然は厳格な審判員であることは忘れてはいけません。先人の明らかにしてきたルールを理解しないと,わからないを明らかにすることはできません。そして,わからないと向き合うことで,退屈に思えた勉強が,効果的にわからないへの対応法を教えてくれていたこともわかると思いますよ。

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 出典をメモしてなかったので,不明のままです。お許しください。

 いかがでしたか。
 この話から,すぐに「そうか,分からないは面白いんだ。」と納得はできないでしょう。それが“面白い”となっていく子供が増えてほしいと思います。

 わくわくに出会うには,「先人の明らかにしてきたルールを理解」することがスタートのようです。そのルールは,授業や教科書で見つかりそうです。
 たくさんの「分からない」にわくわくすることを楽しみにしています。

 さて,今の「分からない」は?



【備忘録】
 昨日のニュースで気になった調査。
  ◇国語に関する世論調査(文化庁)
  ◇国語世論調査:「なし崩し」本来の意味回答2割(毎日新聞)
  

Posted by ガク爺 at 17:45Comments(0)日記教育