集団「Emication」

　天気のよい一日でした。


　今日、「日経こども未来経済フォーラム」がありました。
　会場での参加はできませんでしたが、ハイブリッド開催のおかげで、オンラインで聴講できました。
　午前中のパネルディスカッション「DX時代における創造性を育む学びとは」など、これからの”子供達のこれからの学び”について、新しい視点を得て、深く考えることができました。
　現職の教職員みなさんに、聴講していただきたいパネルディスカッションでした。



　印象的な題名と文字、イラストの表紙を見て「あれっ、これ知ってる？」と感じましたが、初めて読む『コンビニオーナーぎりぎり日記 』（フォレスト出版・刊）でした。
　「汗と涙のドキュメント日記シリーズ」（下部に掲載）の一冊で、似た装丁になっていて、知っているように思ったようです。

　カバーのそでに、次の紹介がありました。

　近隣にコンビニが増え、店舗の乱立で売上げは激減。
　お客の取り合いばかりでなく、従業員も奪い合いとなり、今では時給を上げても応募者はゼロ。人手も足りなきゃ、人件費も削らなきゃで、オーナーである私たち夫婦は休んでなどいられない。
――本書に書かれているのはすべて、コンビニオーナーとしての30年間で実際に私が体験したことである。

　現代の生活で「ちょっと、○○が欲しい。○○がない。」というときに、近所の「コンビニエンスストア」へ行けば、それを満たしてくれます。それで足らなければ、ネットで注文し「宅配便」や「デリバリー」で家に届きます。
　とっても便利です。

　でも、それを叶えてくれる“人”は、とても大変です。

　30年前にコンビニを開店したとき、そのオーナーは「初めてのこと」「知らないこと」の連続で大変だったでしょう。
　そして、社会の変化、コンビニの増加で、「客数の増加」「売り上げの増加」にオーナーや悩んだでしょう。
　人々の暮らしの変化、働き方の変化、人手不足となって、オーナーは従業員確保に奔走しています。

　「ちょっとコンビニへ」と買い物していただけでは分からない、365日24時間気の休まることのないコンビニオーナーの仕事が綴られています。
　過酷な労働での、無理難題も多い体験談が続きますが、軽妙な語り口で、重苦しく感じさせません。
　コンビニを利用する人、従業員との人間模様、そして喜びがたくさん描かれています。

　次にコンビニを利用するとき、まず「ありがとうごあいます」が口に出てくるだろう内容です。
　コンビニを利用する皆さんにお薦めする一冊です。

　　　もくじ

まえがき──本日で1057連勤
第1章　コンビニ経営、その最前線
　某月某日　夏の苦労　：　暗くじめじめしたところで生まれて
　某月某日　クリスマスの注意事項　：　孤独が身に染みる日
　某月某日　コンビニの長い長い一日　：　仕事は続くよ、どこまでも
　など
第2章　コンビニオーナー、始めました
　某月某日　阿漕すぎない？　：　ロイヤリティーは65％
　某月某日　いよいよオープン　：　「オープンセール」は本部の利益
　某月某日　心が汚れていく　：　人間不信と罪悪感
　某月某日　ライバル店、乱立　：　うちの店のバリケード
　など
第3章　お客さまは何さまですか？
　某月某日　カスタマーハラスメント　：　長く長く悩まされて
　某月某日　金髪青年の「はい」　：　心に染みた言葉
　某月某日　「店長」昇格　：　一生の記念の品
　など
第4章　もう少し頑張ってみます
　某月某日　ピンクの前髪　：　還暦記念にやってやる
　某月某日　次から次へ変わってく　：　行き着く先は…　
　某月某日　ワンオペ　：　消し去られた事故
　某月某日　「愛」か、「憎」か　：　日本社会の縮図
　など
あとがき──「宿題」の答え

【関連】
　　《装丁》原田恵郁子（ハラダ＋ハラダ）
　　《イラスト》伊波二郎（@ihajiro）（ X ）


　本書の最後に載る「涙と汗のドキュメント日記シリーズ」案内より

2019/07/20 刊	2020/02/20 刊	2020/06/24 刊	2020/09/23 刊
2021/04/21 刊	2021/07/09 刊	2021/09/17 刊	2022/01/21 刊
2022/03/19 刊	2022/05/21 刊	2022/09/17 刊	2023/01/21 刊
2023/03/18 刊	2023/05/22 刊	2020/11/24 刊	2021/09/08 刊
2020/12/09 刊	2022/11/21 刊

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