2024年03月29日
「紅麹」。 3-8 動物 -動物の概説(8) (作手村誌57)
荒れた天候の日で、地域によっては避難指示が出た豪雨だったようです。雨の上がった後は、日差しが出て気温も高くなりました。
ここからは、春の陽気…??
先日から「紅麹」がニュースで大きく扱われています。
小林製薬の“紅麹”成分入りサプリメント「紅麹コレステヘルプ」による健康被害が確認され、亡くなられた方もみえるようです。
まだ分からないことが多いですが、製品に“健康被害につながる恐れが高い「未知の成分」”が含まれ、その紅麹原料が他の企業に販売され、問題が大きくなっています。
気をつけたいのは、「紅麹が悪いのではない」ということです。すでに、無関係な製品への“風評被害”もあるようです。
紅麹は、食品の着色料として一般的なものです。家にあるふりかけの成分表示を見ると、いずれにも使われています。
“紅麹”の文字(表示)があるだけで、製品を避けたり、悪者にしたりしていませんか。
『作手村誌』(1982・昭和57年発行)から「第一編 第二章 植物・動物 - 第二節 動物」の紹介です。
標高500mの高原は、そこで暮らす人に“豊かな恵”を与えてくれます。それは、動物や植物の成長・生長にとって良い環境が整っているからです。
その環境も、社会活動などの変化により、“これまでの良さ”が失われているようです。
前節と同じように、多くの名称が出てきますが、その違いに気を付けて読んでください。そして、記録された事柄を“今”と比べ、調べながら読み、“これから”を考え、行動することに活かしたいと思います。
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第二章 植物・動物
第二節 動物
*動物の概説
(つづき)
〔ホオジロ科〕 ホオジロは一般には里の鳥である。したがって作手村の中では普通に見られる。しかし、近年は山の頂まで道路がつけられて人々が多く入るようになり、それにつれてホオジロも山深いところでも姿が見られるようになった。カシラダカは冬鳥で、農耕地や林辺に大群をしているのが見られる。一種だけの鳥の群としてはアトリ科のマヒワについでカシラダカの群が大きい。アオジやクロジは冬鳥で数羽の小群か単独で林内や林辺に生息していることが多く、特に低木の下を潜行しているので、人目につくことが少なくあまり知られていない。
〔アトリ科〕 カワラヒワは留鳥で年中見られ、しかも、豊耕地近くの茶の木などの低木の枝に営巣をする。冬は群をつくって農耕地や庭などの空き地に姿を見せる。マヒワ、ウソ、シメは冬鳥で、特にマヒワは大群をつくって高空を飛翔している。ウソの雄は首に赤い色の羽毛があり美しい。この鳥は春先には群をつくってサクラの花芽をついばみ、ついには花が咲かないでしまうことがある程である。ベニマシコはこのグループの鳥としては大変美しい鳥で、洋鳥のようにさえ感じられる。
〔カラス科〕 カケスはヒヨドリに次いで各地に多い鳥で、鳴き声は美しくないが姿や羽の色が美しくよく知られている。性質は荒く他の鳥の巣を襲ってヒナを捕えて食べることがある。カラスには二種あってクチバシが細くやや小さいハシボソガラスと、クチバシが太く大型のハシブトガラスにわけられる。作手村には両種とも生息し、群をつくるときには混じっているが、ハシボソガラスのほうが個体数が多い。
(つづく)
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注)これまでの記事は〈タグ「作手村誌57」〉で
注2)本誌の本文内で、縦書き漢数字で書かれている数値は、本稿では横書きに改めて表記している。
注3)これまで、“作手村の生きもの”について、次の記事を「わたしたちの村つくで 改訂版」から紹介しています。
◇5(4-5) キジなどの鳥類(2022/03/24 掲載)
【関連】
◇野鳥 - 地域の自然「新城設楽の野鳥」(東三河総局新城設楽振興事務所)
【メモ;職員の異動検索】
中日新聞・東京新聞に「教職員・公務員の異動」が掲載されるのに合わせ、ネット検索(先生サーチ・公務員サーチ)ができます。
これまでに発表されている県・市の職員・教職員の異動が調べられます。
ここからは、春の陽気…??
先日から「紅麹」がニュースで大きく扱われています。
小林製薬の“紅麹”成分入りサプリメント「紅麹コレステヘルプ」による健康被害が確認され、亡くなられた方もみえるようです。
まだ分からないことが多いですが、製品に“健康被害につながる恐れが高い「未知の成分」”が含まれ、その紅麹原料が他の企業に販売され、問題が大きくなっています。
気をつけたいのは、「紅麹が悪いのではない」ということです。すでに、無関係な製品への“風評被害”もあるようです。
紅麹は、食品の着色料として一般的なものです。家にあるふりかけの成分表示を見ると、いずれにも使われています。
“紅麹”の文字(表示)があるだけで、製品を避けたり、悪者にしたりしていませんか。
『作手村誌』(1982・昭和57年発行)から「第一編 第二章 植物・動物 - 第二節 動物」の紹介です。
標高500mの高原は、そこで暮らす人に“豊かな恵”を与えてくれます。それは、動物や植物の成長・生長にとって良い環境が整っているからです。
その環境も、社会活動などの変化により、“これまでの良さ”が失われているようです。
前節と同じように、多くの名称が出てきますが、その違いに気を付けて読んでください。そして、記録された事柄を“今”と比べ、調べながら読み、“これから”を考え、行動することに活かしたいと思います。
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第二章 植物・動物
第二節 動物
*動物の概説
(つづき)
〔ホオジロ科〕 ホオジロは一般には里の鳥である。したがって作手村の中では普通に見られる。しかし、近年は山の頂まで道路がつけられて人々が多く入るようになり、それにつれてホオジロも山深いところでも姿が見られるようになった。カシラダカは冬鳥で、農耕地や林辺に大群をしているのが見られる。一種だけの鳥の群としてはアトリ科のマヒワについでカシラダカの群が大きい。アオジやクロジは冬鳥で数羽の小群か単独で林内や林辺に生息していることが多く、特に低木の下を潜行しているので、人目につくことが少なくあまり知られていない。
〔アトリ科〕 カワラヒワは留鳥で年中見られ、しかも、豊耕地近くの茶の木などの低木の枝に営巣をする。冬は群をつくって農耕地や庭などの空き地に姿を見せる。マヒワ、ウソ、シメは冬鳥で、特にマヒワは大群をつくって高空を飛翔している。ウソの雄は首に赤い色の羽毛があり美しい。この鳥は春先には群をつくってサクラの花芽をついばみ、ついには花が咲かないでしまうことがある程である。ベニマシコはこのグループの鳥としては大変美しい鳥で、洋鳥のようにさえ感じられる。
〔カラス科〕 カケスはヒヨドリに次いで各地に多い鳥で、鳴き声は美しくないが姿や羽の色が美しくよく知られている。性質は荒く他の鳥の巣を襲ってヒナを捕えて食べることがある。カラスには二種あってクチバシが細くやや小さいハシボソガラスと、クチバシが太く大型のハシブトガラスにわけられる。作手村には両種とも生息し、群をつくるときには混じっているが、ハシボソガラスのほうが個体数が多い。
(つづく)
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注)これまでの記事は〈タグ「作手村誌57」〉で
注2)本誌の本文内で、縦書き漢数字で書かれている数値は、本稿では横書きに改めて表記している。
注3)これまで、“作手村の生きもの”について、次の記事を「わたしたちの村つくで 改訂版」から紹介しています。
◇5(4-5) キジなどの鳥類(2022/03/24 掲載)
【関連】
◇野鳥 - 地域の自然「新城設楽の野鳥」(東三河総局新城設楽振興事務所)
【メモ;職員の異動検索】
中日新聞・東京新聞に「教職員・公務員の異動」が掲載されるのに合わせ、ネット検索(先生サーチ・公務員サーチ)ができます。
これまでに発表されている県・市の職員・教職員の異動が調べられます。
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