2024年06月02日

清掃作業。 『みほとけの推しほとけ』(みほとけ・著/山本勉・監修)

作業0602。 「9時頃から…」と予報が伝えていた通り、その時刻から降り出した雨の一日でした。

 午前中、城山の会で、創造の森 城山公園の清掃・草刈りをしました。
 最初に、懸案の“戦後80年以降のこと”について、みなさんの意見を伺いました。城山公園の作業は、今回が最後になりそうでてす。そして…。

 落ち葉があり、草が伸びていましたが、多くの方に参加いただき、とても綺麗になり、小雨のうちに終了できました。
 ありがとうございました



 「推し活」が、2021年の新語・流行語大賞にノミネートされ、そこで“推し”という言葉、ことを知ったように思います。
 ファンとか、贔屓とか、萌えとか、これまでとは異なる行動、楽しみ方です。

 仏像大好き芸人が“BTZ48”の魅力を語る『みほとけの推しほとけ』(笠間書院・刊)です。
 読んだら、絶対会いに行きたくなる!
 年間1000体以上、これまで10000体以上拝み倒した、「お寺・仏像研究家」の芸人みほとけが、独自の目線で、仏像の魅力を語ります!
 日本各地で出会った仏像から、悩みに悩んで選び抜いたオススメの仏像48尊を、本人作のイラストとともに紹介。
 仏像の特徴や造立の経緯から、お寺の歴史、仏師などゆかりの深い人物のエピソード、周辺地域の様子まで、率直すぎるリアクションを織り交ぜながらわかりやすく解説。それぞれの仏像の個性と楽しみ方がよくわかります。さらに知識が深まる「おまけメモ」付き。
 仏像のことを、きっと誰かに話したくなるはずです。
 「仏像を見るってちょっと難しい……」「仏教や仏像のことをよく知らない……」という人でも、知識ゼロから仏像がわかる・楽しめる、仏像超入門本です。
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みほとけの推しほとけ [ みほとけ ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/4/26時点)


 本書では、著者の“推しの仏像(推しほとけ)”のあれこれを、喫茶店で友達におしゃべりするみたいに紹介しています。(はじめにより)

 第1章から1体ずつ紹介が始まります。
 見開きの右ページに、「所蔵寺院名・仏像名」が見出しとなり、そこに“キャッチコピー”が付いています。最初の阿修羅像を例にすると
〈誰もが認める国民的アイドル、仏像界のセンター〉
  興福寺 阿修羅像
という感じです。
 仏像の説明に続いて、左ページに“仏像のイラスト”が大きく描かれて、下部に「寺院名&仏像名。宗派。時代。エリア。」の情報が載っています。
 説明は、次の見開きまで続き、全3ページで“熱く”詳しく語っています。
 さらに、用語や事柄についての「おまけメモ」が欄外にあり、説明を補って(?)います。

 ほとんどの仏像は3ページで説明していますが、それを超えるページ数の仏像がありました。
 その説明は、さらに“熱く”感じました。これは、著者の○○で…。


 BTZ48のいくつかは拝観したはずなのに、本書を読むと、ぼ~っと見てきただけだったなあと残念に思いました。
 著者の説明に、新しく知ることがたくさんありました。
 これまで、
 千手観音菩薩とは読んで字の如く、手が千本ある観音様です。ただ、多くの千手観音像の手は、1000本ありません。
ということは知って(承知して)いましたが、
(略) 25本分×40本で1000本分。胸元で合掌している2本の手もあるので、合計42本。(略)
 しかし、稀にちゃんと手が1000本、造られていることあがあります。(略) お寺では「十一面千手観音菩薩」と(略)
 1000本でなく42本だということ、千の手、千の眼をもつ仏像があることなど、初めて知りました。
 “推しほとけのポイント、魅力を知っていたら、その仏像、寺院への向き方が違っていたと思います。


 本書は、読み物として楽しめますが、それではもったいない図書です。ガイドブックとして“現地、実物の前”で開く(読む)ことがお勧めです。

   目次

はじめに
序章 仏像の魅力と基本
第1章 やっぱり最高! 有名すぎるほとけ
第2章 癒しと色気の美ほとけ
第3章 ハートを射抜くイケメンほとけ
第4章 ビジュアルが強いほとけ
第5章 かわいい愛されほとけ
第6章 アクロバティックなほとけ
第7章 大地が生んだほとけ
第8章 歴史ロマンあふれるほとけ
第9章 ご当地スターほとけ
第10章 ほとけになった素敵な人
おわりに
主な参考文献

【関連】
  ◇みほとけ (@mihotoke_chan)( X )
  ◇みほとけ(@mihotoke_chan)(Instagram写真と動画)
  ◇みほとけ作務衣店


タグ :読書

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Posted by ガク爺 at 17:00│Comments(0)読書作手
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