2016年10月30日
『遊園地に行こう!』(真保裕一・著)

今朝,雲がおおった空で,「あれっ,天気予報と違う!」という天気でした。
その後,雲が切れ“晴れの日”になりました。午後,出先で暑さを感じるような“良い天気”になりました。
午前中,地区の神社で,来週の大祭を前にした掃除と準備がありました。
毎年,この掃除では“大量の落ち葉”を片付けることから始まります。ところが,今日は“綺麗”でした。
どなたかが片付けたわけではなく,いつもの木を見上げると“青々とした葉”でした。
今年の天候が“暖かい”のでしょう。
これも,異常気象の表れかもしれません。
今年の冬は,どうなるかな。
図書館の書架で見つけた一冊です。著者の真保裕一氏は,初めて知りました。
「作家生活25周年」「シリーズ累計25万部突破」という真保氏の“「行こう!」シリーズ”最新作『遊園地に行こう!』(講談社・刊)
出版社の商品解説に,
明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります!とありました。
感動を巻き起こせ!
大ヒット『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』
累計25万部突破「行こう!」シリーズ、待望の第3弾
奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク
夢を抱けない僕たちの前に、魔女が現れた――
読めば元気が出てくる痛快お仕事ミステリー
“元気が出る”かどうかは人によるでしょうが,「こういう仕事や働き方もあるんだな。」という“仕事再生シリーズ”を感じ納得する内容と,読み進めながら感じる“ミステリー”の部分とがありました。
舞台は,加瀬耕史郎がリニューアルした「ファンタシア・パーク」です。そこで働く“顔に傷”のある北浦亮輔から順に登場してきます。
それぞれに“魔女”及川真千子の姿があり,助けられますが…。
○そもそも企業にとって,アルバイトは使い勝手のいい駒にすぎなかった。なのに,これほどにもお人好しが終結する。いい歳して夢にすがりたがる者の多さに唖然とし,今の時代に展望を持てない心優しき羊の群れがここにある,と実感できた。
○「これだけは胸を張って言えるわよ。うちで一人前になれたら,どんな企業でも立派に通用する。わたしたちは人を育てることで,夢を支えているの」
○「うちのアルバイトに志望してくるのは,みんな心優しい子ばかりよ。でも,仕事に就くからには,企業が担う使命と責任を自覚しておかないとね。たとえ夢の世界であっても,うちのパークはまぎれもないひとつの企業だものね」
○「そりゃそうだよ。誰もが同じように先輩から接してもらってきてるからね。頭ごなしに仕事を教えていったんじゃ,職場がギスギスしてくるだろ。そういった雰囲気は絶対パッセンジャーにも伝わり,やがて仕事の能率も落ちてくる」
他の書評を読むと,前2作の方が“仕事再生”を強く感じるようですが,本作も「今の仕事」「これからの仕事」を考える切っかけとなるポイントがありそうです。
悩んでいるあなた,本書を手に取ってみてください。
目次
プロローグ
第一章 神様のいたずら
第二章 夢へのステップ
第三章 深夜の魔法
第四章 夢を探る者
第五章 魔女のため息
第六章 夢を継ぐ者
エピローグ
昨日,ブログに,いつもの倍のアクセスがありました。
それは『市内4小中学校で「体徳知」研究発表会』(新城・勝手に応援隊)でリンクをしていただいたからのようです。
うれしいことです。
ありがとうございます。
お立ち寄りいただいたみなさん,これを機会に,これからもよろしくお願いします。
Posted by ガク爺 at 19:30│Comments(0)
│読書
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