2017年12月27日
積雪。お正月の話。

今朝,外を見ると“真っ白”で,しかも雪が“吹雪のように”降っていました。
今季初めての道路への積雪です。出勤の方は,どきどきしながら慎重に運転されて出かけたことと思います。
自分も,道路のようすを楽しかめながら気を付けて運転しました。
出先から昼過ぎに戻りました。雪は降っていませんでしたが,気温は-1度でした。今日は「真冬日」だったかもしれません。
しばらく,この強い冬型の気圧配置が続くようです。
寒さへの対策をしっかりして過ごしたいと思います。
さて,間もなくお正月です。
最近は,「お正月も特別なことはしない…」といった話も聞きますが,みなさんはいかがですか。
お正月の蘊蓄(うんちく)です。話のタネにどうぞ。
◇お正月に用意するもの
門松,しめ飾り,鏡餅,おせち料理,屠蘇
◇門松
神様が家々に降りてこられるための依り代です。門前を清めて年神様を迎えます。
新年を祝って,家の門口等に立てられる松竹の飾りです。松飾り,門の松とも言われるそうです。
古くは,木の梢等に神は宿るとされ,門松はその依り代として,そこに年神様を迎えて祭りました。
門松は,松とは限らず,榊,栗,楢,椿等の常緑樹であれば,何でもよかったのですが,今では松がほとんどです。竹を一緒に飾るようになったのは,鎌倉時代からだそうです。
門松を取り付けるのに,12月29日は「苦立て」,12月31日は「一夜飾り」といい,この日に門松を立てるのを嫌います。
◇しめ飾り
しめ縄で作ったお飾りです。正面玄関の軒下に吊します。家の中にある古い年の不浄を払って,いつも神様をお迎えできますという印です。
正月に門松や,玄関,床の間,神棚などにしめ縄を張って,人間に災いをもたらす禍神が家の中に入ってこないように,呪いとして飾られます。
しめ縄は,左ひねりが定式で,これは左を神聖視する旧来のしきたりによります。
飾りには,輪飾りや,大根締め,牛蒡締めなどがあり,餅,昆布,松葉,魚,橙等を付けて飾ります。
◇鏡餅
神様へのお供えものです。最後に,それをさげていただくのが習わしです。
鏡餅は,生命力をもたらすとされました。
鏡餅のお飾りには,
・うらじろ …… 長命をあらわす
・ゆずり葉 …… 後の世代まで長く福をゆずる
・だいだい …… 家系が代々繁栄する
・昆布 …… よろこんぶ
・干し柿 …… 幸福をしっかり取り込む
・伊勢えび …… 海老の中でも最も立派な海老で,腰が曲がるほどの長寿を願う
みなさんのお宅では,どのような正月準備をされていますか。
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