2017年12月30日
屠蘇と雑煮の話。

お正月に用意するものについて,27日の「積雪。お正月の話。」で, 門松,しめ飾り,鏡餅について書きました。翌28日は「仕事納め。お節料理。」で,お節料理のことを長々と書きました。
その続きで,屠蘇と雑煮についてです。
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◇屠蘇
一年の邪気をはらう祝い酒です。「屠蘇延命散」とも言うそうです。
・屠……退治する,邪気をはらい寿命を延ばすという謂われがある。
・蘇……病を起こす悪魔のこと。
屠蘇散は,一般的には「白朮」「桔梗」「桂皮」「山椒」「防風」などの生薬を配合した漢方薬です。大みそかに屠蘇散,みりん,清酒を酒器に入れておいて「薬酒」にしたものを,屠蘇としてお正月に飲みます。
◇雑煮
お雑煮は,地方によって,家庭によって違いがあります。お雑煮の材料,調理法,餅の形はさまざまな種類がありますが,汁は関東風の「すまし仕立て」 ,関西風の「みそ仕立て」などがあり,餅は一般的に,東は「切り餅」,西は「丸餅」を入れる所が多いようです。
お正月にお雑煮を食べるのは,武士の時代の名残です。お雑煮は武士にとって一番大切な正式の肴でした。お雑煮を立派な秀衛椀に盛って出すのが,武士の宴会の始まりだそうです。
宴会に先だって,必ず主君と家臣の間で盃の応酬が行われました。これを“式三献”といいます。三つの盃が行ったり来たりしますが,その最初の盃が主客の間を回ることを「初献」といい,そのあと「二献」「三献」と続いて盃が納まります。それぞれの盃が回るごとに肴が変わります。その初献の肴が「雑煮」です。
つまり,雑煮がなければ式三献が始まらないし,式三献が始まらなければ宴会が始まりません。すべての宴会は雑煮から始まったのです。
一年の始まりである元旦の朝に雑煮を食べるのは,ここからきているといわれます。
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新年を迎える準備は調いましたか。
お節や雑煮は,地方により違い,それぞれの家庭に「我が家の味付け」があるものと思います。

さて,2017年も,あと一日です。
Posted by ガク爺 at 17:30│Comments(0)
│雑記
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