2020年06月19日
学期末・夏休みに向けて。(もしも校長だったら)

ニュースが「梅雨前線による大雨で…」「激しい雨が降り,観測記録を更新し…」など,各地の状況を伝えていました。当地は,それほどの大雨になりませんでしが,みなさん所は大丈夫でしたか。
先日(16日),文部科学省から「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」の改訂が発表されました。消毒の方法,マスク着用の考え方などについて追記されました。
今回の発表は“週末”ではありませんでしたが,学校に“届いた”でしょうか。
今月話を伺った校長先生の話に,「文部科学省から…」という言葉(説明)が何回か出て,違和感がありました。新型コロナウイルス感染症への対応に関わることですが,すでに“緊急事態”は過ぎていると思っています。
教育活動について「本校は…」であり,「市教委により…」が支えとなります。
法律,政令,省令,規則など従い,自治体(設置者)が,条例,規則を設けて教育活動を行っています。この“関係”に,情報を得られる速さは関係ありません。教育委員会(自治体)の情報取得・判断の仕組みは,対応できて…。
先週,再開2週目の学校で行うことに,
○ “改善・修正”と,その「評価」をする。などを挙げました。
○ “必要なこと”の継続に支障が出ている「何かを止める」こと。
○ 発達障害の子供達のようすの確認。
○ オンライン授業の状況の確認。
○ 梅雨の施設,環境の確認 …
それに合わせ,学校再開で準備したこと,改善したことの“リノベーション”を施し,子供達の活躍の場を広げ,意欲を高める取り組みを行います。
学校の新しい生活様式は,守っていくものではなく,“スクラップアンドビルド”を繰り返していくものであると思います。
例えば,ソーシャル・ディスタンス,ソーシャル・ディスタンシングを保つようしたこと(写真)を,単に続けるのではなく,子供達に変更させたり,教科学習を活かしたりすることで,変化が生まれます。
そうした変化も,一気に変えることと,徐々に変えることで,子供達の“磨かれる感覚く”が異なります。
私なら,ここで選ぶのは○○で…。
昨年までは“夏休みまで1か月”ですが,今年はもう少し時間があります。また,学期,夏休みの“捉え”も変わっています。
当地の場合は,初めて“連続する学期”となります。2学期制の地区に学んでおく必要があります。
また,短縮された夏休みについて“準備”が必要です。
○ 夏休みの前日に“何”をするか。(去年は終業式)など検討が急がれます。
○ 夏休みの課題は,何を“ねらい”にするか。
○ オンライン学習を可能とするか。課題との関係は。
○ 子供が「よい夏休みだった」と実感できることは。…
また,「学校の新しい生活様式」のチェックリストの見直しをします。チェックは「子供が楽しくできる」「確実にできる」「継続できる(習慣化できる)」ようでなくてはいけません。
そのためには…。
さらに,業後の消毒作業に疲れのみられる教職員に,「見える化したチェック」で,自己流になっていたり,漏れが生まれていたりすることに気づかせ,元気に継続していけるようにします。
教職員が“安心”と“自信”を持てることで元気が出てきます。
その工夫は…。
今日,移動制限が解除されました。多くの人が広く移動することで,子供達の環境も変わってくるでしょう。
○ 隣にいる人は感染者…などの意識をもって,活動の前後に手洗いとうがいを励行する。そして,液晶画面(スマホ,タブレット…)などに直接触れないように道具(ツール)を使う,キーボードなども使用前後に消毒するなどを,自宅でもできるように習慣にしていきます。
○ 手にはウイルスが付いている…
○ 触った物にウイルスが付いて…
そこで…。
その他にも…。
先日,SNSの投稿へのコメントで
一昨日、授業参観の学級懇談会で、と教えていただきました。
「遅れを取り戻すために…。」
「あれだけ頑張ったのに、○○が中止になっちゃった…。」
という担任教諭の言葉に、思わず絶句しました。
1月頃から家に帰って来た時に、子どもの笑顔がなくなった理由がやっと分かりました。
(略)
親として、何ができるのか…。悩み中です。
文部科学省をはじめ,社会全体が「遅れを取り戻すために…」と,さまざまに変更していますが,“大きな忘れ物”をしていることに気づいていない地域がほとんどのようです。
子供達が健やかに成長するために…。
お子さんの笑顔は,続いていますか。
【関連】
◇学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.6.16 Ver.2)(文部科学省)
◇学校における新型コロナウイルス感染症対策に関するQ&A【令和2年6月上旬時点版】(文部科学省)
◇新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書(諏訪中央病院)
※(6/4追加)「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書(医師編)」
◇今週のコロナニュース(6/10)(公立陶生病院 感染症内科 武藤義和先生)
【おまけ】
あなたの「答え」は?
どのように考えましたか。

Posted by ガク爺 at 18:30│Comments(0)
│教育
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