2018年05月09日
『自ら語れば学校はもっと愛される』(豊福晋平・著)

夕方になって日差しがありましたが,“晴れ”にはなりませんでした。
“安定した天気”というのは,どの季節にもないのかもしれませんが,最近の変わりやすい天候は,体調を崩しがちです。
気をつけよう。
学校ホームページから,子供達の活動のようすや地域のようす,そして“学校のようす”が伝わってきます。
4月は,“学校の新しくなった姿”を期待して記事を眺めます。
以前紹介した『自ら語れば学校はもっと愛される ―学校広報の視点から学校ホームページを考える (学校力アップシリーズ)』(PLANEXUS・刊)
発行は2016年ですので,「現状は,もっと進んでいる。」のですが,まだまだの学校が…。
「学校ホームページがある」というのは普通でしょうが,残念ながら「あまり更新されない」という学校も少なくないようです。
そこには,いろいろな“事情”があるようですが,もったいないことです。
ブログ形式のホームページにしている地域・学校は,更新が多くなり,保護者の方々が楽しみにしています。
ただ,更新頻度も高いホームページでも,“学校広報”という意識で記事が発信されているかというと,そうでもないようです。
・ 近所の学校ではたまに行事や学校公開をやっていて賑やかにしているけれど,何をやっているのかしら? 直接関係がないから校門の何には入りにくいし,掲示物もあまりないし,ホームページも半年前の様子しか載っていないわね。学校ホームページを見るのは保護者ばかりではなく,意外なところからもアクセスされ,学校の“大切な役割”をもっています。
・ 急に異動が決まったので家を探したいけれど,まずは子供が安心して通える学校を決めないと。現地でじっくり見て歩く時間もないから,学校ホームページを片っ端から調べて,学校の雰囲気や様子を把握しなくちゃ。
・ そろそろ我が子も小学校入学のことを考えないと。どうせだから近隣の学校のことは知っておきたいな。ホームページを見比べると,学校の様子を伝えるのに熱心なところと,そうでないところの差がはっきりしているようだ。やっぱり校長の経営方針なのかな。
・ 縁あって学校の取材をすることになったので,インタビューの下調べのために学校の背景情報くらいは知っておきたいな。地域の行事にもよく参加しているし,沿革を見るとコンピュータの活用や国語の研究で実績を上げてきた学校らしい。
かなり前から“役割”が生まれていますが,それを意識して情報発信をしている学校ホームページは,多くないかもしれません。
第5章で,「宣伝」→「信頼」→「説得」→「協働」の成長段階を述べています。
地域の学校ホームページは,どの段階ですか?
そして,次は何を?
「ホームページ」から,学校の活動を見直してみませんか。
もくじ
第1章 客観的にホームページを評価してみよう
第2章 ホームページで評価される学校
第3章 学校経営と学校広報
第4章 あらためて学校ホームページって何だろう
第5章 学校ホームページの成長段階
第6章 多様な立場からホームページ