2022年07月04日
「伽藍祭り」は…。 3-1 民話の宝庫つくで(1) (記念誌86)
各地で大雨が降っていますが、当地は小雨の一日でした。
昨日、白鳥神社の祇園祭りの後、“伽藍祭りのこれから”について打合せをしました。
それで…。
関係のみなさん、よろしくお願いします。
記念誌『つくで -のぼとけが見つめた80年』(1986年11月発行)からです。
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民話の宝庫つくで
つくで地方の民話として、全国に紹介されているものが13話程あります。昭和35年発行の『作手村誌』。作手高原文化協会発行の「つくで百話」にも沢山の民話が紹介されています。まだまだ未発表の民話・伝説が沢山あると思われますが、全国に紹介されている話の中から塞の神・米福長者の2話を方言で紹介します。
塞の神
双体像の塞の神は村内で三体あるがのん。村人の身近にある神様として親しまれ、いろんな話があってのん。その一つが、善夫の旧道の脇にある塞の神の場合は、昔二人の兄妹がおったが二人とも大変なべっびんだったげな。成長して二人とも良いむこさまを探したがみつからんで、それぞれ旅に出て探すことにしたげな。数年たっても良い相手が見つからんで故郷に帰って来たら、ちょうど良い人がみつかって二人は喜んで結婚したげな。しかし、よく話し合ってみたら、昔お互いに相手を探しに旅に出た兄妹だったことがわかったむんで、二人はどえらい恥をかいて「どうか死後は人目につくようにいっしょに葬リ、罪はろぼしに石をぶつけとくれましょう」と遺言して死んだと言うことだ。道祖神や塞の神には兄妹相姦の伝承はそこらじゅうにあって、美濃地方に多くこの話はあるだげーなぞん。
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注1) 記念誌『つくで』の記事は〈タグ「記念誌」〉で
注2) 作手地区の昔話を集録した冊子「つくでの昔ばなし」を『つくでの昔ばなし』に掲載しています。
注3) 記事にある『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で
【備忘録;伽藍祭り】
白鳥神社の大祭のときに、お参りしている「伽藍祭り」に関わって。
☆「白鳥神社伝説」に関して記載のある記事
◇『白鳥神社について』(作手村のむかし)(文集『こうやまき』)
◇6(1-3) 国のはじまり (わたしたちの村つくで 改訂版)(2022/03/31 集団「Emication」)
◇2.(1-3) 作手のあけぼの (わたしたちの村)(2021/06/06 集団「Emication」)
◇白鳥伝説。(2019/10/27 集団「Emication」)
◇秋祭り(2017/11/05 集団「Emication」)
昨日、白鳥神社の祇園祭りの後、“伽藍祭りのこれから”について打合せをしました。
◇鴨ヶ谷白鳥神社歴史や由来について明らかでありませんが、地区内にある8か所の“神さま”を祀ってきました。その場所が山の上など行き難いところもあり、高齢者の多くなって今まで通りにするのが難しくなってきました。
祭神…倭建命
創立不詳 明治5年に村社となる。
文政12年(1829)12月11日の棟札あり。
それで…。
関係のみなさん、よろしくお願いします。
記念誌『つくで -のぼとけが見つめた80年』(1986年11月発行)からです。
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民話の宝庫つくで
つくで地方の民話として、全国に紹介されているものが13話程あります。昭和35年発行の『作手村誌』。作手高原文化協会発行の「つくで百話」にも沢山の民話が紹介されています。まだまだ未発表の民話・伝説が沢山あると思われますが、全国に紹介されている話の中から塞の神・米福長者の2話を方言で紹介します。
塞の神
双体像の塞の神は村内で三体あるがのん。村人の身近にある神様として親しまれ、いろんな話があってのん。その一つが、善夫の旧道の脇にある塞の神の場合は、昔二人の兄妹がおったが二人とも大変なべっびんだったげな。成長して二人とも良いむこさまを探したがみつからんで、それぞれ旅に出て探すことにしたげな。数年たっても良い相手が見つからんで故郷に帰って来たら、ちょうど良い人がみつかって二人は喜んで結婚したげな。しかし、よく話し合ってみたら、昔お互いに相手を探しに旅に出た兄妹だったことがわかったむんで、二人はどえらい恥をかいて「どうか死後は人目につくようにいっしょに葬リ、罪はろぼしに石をぶつけとくれましょう」と遺言して死んだと言うことだ。道祖神や塞の神には兄妹相姦の伝承はそこらじゅうにあって、美濃地方に多くこの話はあるだげーなぞん。
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注1) 記念誌『つくで』の記事は〈タグ「記念誌」〉で
注2) 作手地区の昔話を集録した冊子「つくでの昔ばなし」を『つくでの昔ばなし』に掲載しています。
注3) 記事にある『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で
【備忘録;伽藍祭り】
白鳥神社の大祭のときに、お参りしている「伽藍祭り」に関わって。
伽藍 | 僧が集まり住むところで、修行をする清浄閑静な場所。 神仏混合の時代、伽藍をお守りする神様や祭りを言ったのか? |
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山之神様 | 女性神として信仰されることもあり、山を守り、山仕事をするものを守護する神 |
愛宕様 | 火防の神。鎮火の神。 |
塞之神 | 村や部落の境にあって、他から侵入するものを防ぐ神。 |
田之神様 | 稲の生育を助け、豊穣をもたらしてくれる神。 |
お不動様 | 不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っている。 |
お尺地様 | (土地) |
中山の神様 | (中山に祀られている神様) |
高土の神様 | (高土に祀られている神様) |
☆「白鳥神社伝説」に関して記載のある記事
◇『白鳥神社について』(作手村のむかし)(文集『こうやまき』)
◇6(1-3) 国のはじまり (わたしたちの村つくで 改訂版)(2022/03/31 集団「Emication」)
◇2.(1-3) 作手のあけぼの (わたしたちの村)(2021/06/06 集団「Emication」)
◇白鳥伝説。(2019/10/27 集団「Emication」)
◇秋祭り(2017/11/05 集団「Emication」)
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