2022年09月20日
彼岸の入り。 2-18 給食指導(例) (新しく先生となるみなさんへ)

雨が上がると風が変わりました。これまでの暑い空気が去り、寒気に入れ替わったようです。空きが深まっていきます。
今日は秋の彼岸入りです。26日(月)までの7日間が“秋の彼岸”です。
彼岸は、サンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である「此岸」にある者が、六波羅蜜の修行をすることで「彼岸」(悟りの世界)の境地へ到達することが出来るのだそうです。この時期に、「シルバーウイーク」と呼ぶ休みがあります。春の“ゴールデンウイーク”と違って、皆が「この期間が…」と言えないような気がします。
六波羅蜜は6つの徳目「布施・持戒・精進・忍辱・禅定・智慧」を、人生において大切なこととし、彼岸は、それが実践できているかどうか見つめ直す期間だともいわれます。
今年(2022年)のシルバーウイークはいつでしょう。
平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。
当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。
その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。
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教員の一日

(1) 給食前時の授業終了時刻を守り,給食準備に支障のないようにする。

(2) 食前
・給食準備中は,担任は教室にいて指導する。
・室内の整とんや換気をして,食事の場所にふさわしい環境を整える。
・給食当番,学級の係,当番以外の者に分けて,行うことを決めておく。当番を優先し,他は協力することを基本とする。
・衛生的・能率的な配膳方法を工夫する。
・高温の食物や器物の運搬・配膳に当たっては,特に安全に留意する。
・低学年では,運搬の付添い,配膳の援助もする。
(3) 会食
・楽しく会食できるような会食形態を工夫する。
・あいさつをきちんとさせ,よい姿勢で食べさせる。
・楽しい話題を工夫し,和やかに食べさせる。
・担任は,グループ訪問をしたり,一言指導をしたりするなど工夫するとともに食事マナーについてよい手本となるよう心掛ける。
・食後は,くつろぎや休養の時間としてゆとりのある楽しい時間となるよう工夫する。
(4) 食後
・それぞれの役割分担に従って,片付けさせる。
※詳細は,『学校給食の管理と指導』(県教委発行)を参照。
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注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で
注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。
【関連】
◇「学校給食の管理と指導」(七訂版)(愛知県教育委員会)
◇学校における食育の推進・学校給食の充実(文部科学省)
◇全国学校給食協会
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