2018年12月10日
『新・世界の日本人ジョーク集』(早坂隆・著)

冬の寒さのなか,時期をずらして「奇跡のひまわり」が花を咲かせています。(右の写真)
夏の大きな花から種をとった後,その種を蒔いて芽を出した向日葵です。芽は路地で出しましたが,流石に当地では寒気で凍ててしまいます。植木鉢に移して,つくで交流館の玄関(室内)に置かせてもらいました。
特別な世話をしていないので,茎は細く花も小さいですが,しっかり咲いています。
それに並べて,新たに種蒔きをした鉢を置きました。寒さの厳しくなるときですが,「奇跡のひまわり」が新しい力を見せてくれるといいなあと思っています。
ユーモア,ジョーク,ギャグ,ダジャレ…
口にするのは,似たような場面が思い浮かびます,「違いは?」と聞かれて,明確に答えられる自信がありません。
みなさん,いかがですか。
辞書サイトで見ると,
【ユーモア/humor】どうやら,ユーモアは上品で,ジョークやギャグは上品ではないということのようです。
人の心を和ませるようなおかしみ。上品で、笑いを誘うしゃれ。諧謔。人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持。
【ジョーク/joke】
冗談。しゃれ。
【ギャグ/gag】
映画・演劇などで、本筋と直接関係なく客を笑わせるために入れるせりふや身振り。
【ダジャレ/(駄洒落)】
下手な洒落。つまらない洒落。
ユーモア,ジョーク,ギャグ,ダジャレ…,今日の会話に入れてましたか。
その一つ「ジョーク」の入った『新・世界の日本人ジョーク集(中公新書ラクレ)
帯に「シリーズ累計100万部! あの『世界の日本人ジョーク集』が帰ってきた!」とありましたが,シリーズ本を読んだ記憶はなく,初めて手にしました。
本書は,帯に「やっぱり われわれは 世界中でこんなにイジられている!」とあって,日本人を広く扱っているようですが,多くは“政治家”をイジっている印象が強く残りました。
●言論の自由“ニンマリ”するポイントは,人によって違いそうですが,「なるほど」です。
安部首相と習近平主席が話をしていた,安部が習近平に言った。
「我が国では言論の自由が保証されています。ですから,国会議事堂の前で私の悪口を言っても逮捕されません。」
すると習近平が言った。
「それは我が国も同じです」
習近平が続けた。
「天安門広場であなたの悪口を言っても,誰も逮捕されませんよ」
●過去形どこを笑えるか。何が笑えるか。何を笑うか。
日本の小学校で英語の試験が行われ,次のような問題が出題された。
「次の英語を過去形にしなさい。 I go to Tokyo.」
スズキ君は解答用紙にこう書いた。
「 I go to Edo.」
●教科書通り
アメリカの病院の診察室で,医師が日本人の患者に聴いた。
「 How are you? 」
日本人の患者が答えた。
「 I'm fine thank you. and you? 」
●ドル紙幣
問い・アメリカのドル紙幣は,どうして少し緑っぽい色をしているのか?
答え・日本人がさっさと刈り取ってしまうから。
●遅刻
とある日系企業。一人のイタリア人従業員が,遅刻して出社してきた。上司の日本人が怒って問い詰めた。
「どうして遅刻したんだ?」
「はい。ちょっと寝過ごしまして」
日本人上司は首を横に振りながら言った。
「君は家でも寝ているのかね?」
こみ上げる笑いに,周囲から不審がられるかもしれません。それも笑ってしまう。
わっはっは!
「人は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。」(ウィリアム・ジェームズ)
「笑う門には福来る。」(日本の諺)
目次
はじめに
第一章 政治&外交篇 国際社会での日本の存在感は?
第二章 技術&経済篇 メイド・イン・ジャパンは色褪せたか?
第三章 観光&食文化 今や堂々の観光立国?
第四章 民族的性格篇 日本人は「不思議ちゃん」?
第五章 歴史&宗教篇 サムライ&カミカゼは何処へ?
第六章 ソフトコンテンツ&スポーツ篇 ジャパニーズクールとは?
おわりに
【関連】
◇早坂隆 (@dig_nonfiction)(Twitter)
◇早坂隆blog