2019年01月29日
「昔の交通」《生活の移り変わり 19》

日が上がってから出かけましたが,まだ路面凍結が見られました。あちこちに“白くなった路面”がありましたが,これは“融雪剤”です。
最近,早朝に融雪剤を撒く作業が行われ,“安全な通行”が確保されます。作業員のみなさんに感謝です。
ただ,融雪剤によって“安全な通行”が確保されているのですが,その“範囲”と“量”が気になります。
路面状況に合わせた“こまめな作業”を行いますが,それにかける“手間”と,かかる“時間”から,“求められる安全”を確保する作業が進みます。
でも…。
何をどこまで求めていくのか。そして誰が安全を確保するのか。
白くなったままの路面を通りながら考えました。…
文集「こうやまき」から,「生活の移り変わり」の一話です。
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『昔の交通』 (文・菅守小5年 女子)
昔は,細い道をあるいた。その細い道も,今のように広くなった。道を広くするには,とうぐわやシャベルを使ったり
,砂などは もっこでかついで運んだそうです。今では どうでしょうか。ブルトーザー,その他 いろいろの機械を作って わけなく道を作ってしまう。昔とは,すごくちがいます。その道の利用についてきいてみました。
新城へ行くには,歩いたり,自転車に乗ったりしていったそうです。今では,自動車に乗って 自由にどこへでも行けるようになり,とても便利になりました。
修学旅行は,どこへ行ったでしょう。伊勢まいりに行ったそうです。そのコースは,岡崎まで歩いて行き,別院というところへ宿泊し,岡崎から伊勢までは,汽車で行ったそうです。
遠足はどうでしょう。山や発電所を見学に行ったり,本宮山へおまいりに行ったそうです。しかも,それらは全部歩いたのです。
荷物はどうしてはこんだでしょう。肩にかついだり,荷車で運んだ。郵便物は,天びん棒でかついできたそうです。
今では,昔とくらべて本当に進歩したと思います。くねくねした細い道は,広くなり,とぼとぼ歩いたことは,馬車となり,バスとなり,自家用自動車となりました。
本当に便利になったなーと思います。
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修学旅行に出かけるのに,「当地から岡崎まで歩いて行った」。これだけで“大遠足”です。今では考えられない“行程”です。
当時の子供達は,伊勢をどのように見て,何を見つけてきたのでしょう。
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