2020年07月25日
大雨。俗信(9) (続 つくで百話)

その後も雨が降り続き,午前中,激しい雨(30mm程)が続き,道路や田畑が“激流の川”のように見えました。
雨量記録は「24時間の雨量が164mm」となっていました。
もう雨はいらないのですが…。
『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「俗信」の項からです。
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俗信
七、夫婦に関するもの
月経の女は別のとこで飯をたく
三夫婦揃うと縁起がよい
水性と火性は性が合わぬ
亥年と申年は良縁にならぬ
申寅己の日は婚礼をしない
嫁は庭からはいるものだ
嫁に行く時は帰らないために縁側からでる
婚礼に雨が降るとふりこみで縁起がよい
お釜様へ赤いものを供えると妻が威張る
えべっ様を下り向きに祀ると嚊天下となる
水柄杓の柄を代えると夫が代わる
嫁の履物は上る方向へ向けてぬぐものだ
婚礼の日に忌み言葉はつつしむものだ
八、気象に関するもの
百舌鳥が啼くと天気がよくなる
みみずがでると雨が降る
蟻が宿がえすると二,三日中に雨が降る
のみがあたけると天気が変わる
猫が頭を耳越しになでると雨
朝とんびは晴,夕方とんびは雨となる
魚がとび上がると雨
天気が変わる時は鯉が浮き上がる
蛇が沢山でると天気が変わる
蛇が木に登ると雨が降る
夕方ぶよが沢山でて騒ぐと雨
雨天に蝉がなくと天気がよくなる
蛙が木に登って鳴くと雨が降る
(つづく)
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※冊子の記述,用語には,現在に合わないものもあります。
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Posted by ガク爺 at 17:30│Comments(0)
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