2019年06月14日
「甘泉寺夜話(2 お茶あがれ)」(つくで百話)

天気はよいのですが,ときどき“強い風”が吹き,モノが飛ばされたり,窓が鳴ったりしました。
今夜から雨になり,明日は雨の一日のようです。大雨でないことを願います。
午後,来客があり,いろいろな“最近の話”をお聞きしました。
こちらから話題提供したいと思いましたが,「なるほど。」「へぇ~,そうなんだ。」と,感心・関心して聞き入ることばかりでした。
ありがとうございました。
今の暮らしは,発信するほどの体験や受信をしていないようです。見直しが必要かな。でも…。
『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「文化財と信心」から紹介です。
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甘泉寺夜話
二 お茶あがれ
昔は,本堂も庫裡も萱葺き屋根でした。
或時,屋根の修理で,多勢屋根にいました。おくり様(和尚さんのつれあい)がお茶の仕度をして来られて
「屋根の衆,お茶あがれ」と,声をかけられました。
すると,屋根の上で,ドッと笑い声があがりました。
「屋根の衆,落ちゃあがれ」と,聞えたからでありました。
おくり様は他国生れのお方でありました。
此のことは,笑い話として,今に尚語られています。
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