2020年01月20日

大寒。「作手村姓氏考(その3)」(続 つくで百話)

菜の花0120。 天気の良い暖かさを感じる一日でした。

 今日は,二十四節気の一つ「大寒」です。小寒から節分までが「寒の内」と呼ばれ,一年の気候のなかで“最も寒い季節”です。

 “最も寒い”時期なのに,スキー場でも雪が降らないという状況です。これまでのブログから気候を辿ってみました。
(2019年) 例年なら“雪”でしょうが,冷たい小雨の降る,寒い一日でした。
(2018年) 昨日より寒く感じますが,それでも″暖かい”一日でした。週明けには再び寒波がやってくるとも予報されています。
(2017年) 当地でも,昼ごろ短時間でしたが“牡丹雪”が降りました。そのまま降り続くのかと心配しましたが,その後晴れて日が射しました。
(2015年) 青空の綺麗な一日でした。天気予報によると,今朝の「気温差40度」だったそうです。今朝,最も気温が下がった北海道陸別は氷点下22.3度で,最も気温が高かった小笠原諸島父島は17.9度で,およそ40度の差です。
(2014年) ニュースによると,大寒に合わせたように,北海道枝幸町で今季全国最低の氷点下31.3度を記録するなど,各地で朝から厳しい冷え込みとなったそうです。最低気温が0度未満となったのは,全国のアメダス約930地点のうち9割近くありました。
(2008年) 今日は,雪の降りそうな寒い一日でした。
 この2,3年,“暖かい大寒”が続いているようです。
 今年,立春までに寒波がやってくるでしょうか。


 さて,20日は「二十日正月」と言い,“正月の最後の日”として納めの行事が行われていました。
 地方によっては,「骨正月」「骨おろし」「頭正月」などとも呼ばれ,正月に食べた魚の骨や頭までも食べて,正月を終えるところからきているそうです。


 正月や松の内の期間は,昔に比べて短くなっていますが,今日,「二十日正月で○○をした」ということはあったでしょうか。
 また,古来「大寒の朝の水は,一年間腐らない」といわれ容器に汲んで保存しておく習慣がありました。今でも行われている地域があるでしょうか。



 『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手村姓氏考」からです。
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    作手村姓氏考(その3) ──太田亮著 姓氏家系大辞典抄録──

小泉 コイズミ
1. 三河伴氏流。三河伴氏系図に「関野資信の子 太郎資房 その子貴国(小泉)その子清運」と見ゆ。
2. 藤姓。三河発祥の氏にしてもと新美氏。重勝の子勘九郎吉勝(次太夫)上松次太夫吉次の氏を冒して小泉と称す。その子平三郎吉綱なり。家紋 丸の内蝶。 寛政系譜に見ゆ。

小沢 オザワ コザワ
1. 三河発祥の小沢氏は「能見松平光親──重親──重吉──十平──忠重(小沢を称す)──重長」と。家紋 丸に飯笹 カタバミ。東端村の小沢佐兵衛のこと諸書に見ゆ。

小島 コジマ
1. 清和源氏浦野氏流。尾張源氏の一にして源満政の裔。重遠尾州浦野に住し,その子重直(同国河辺庄 河辺冠者 山田先生)その子重平,小島を称す。
2. 三河の小島氏は前項の裔ならん。室町時代相当栄えし氏にして,永享以来御番帳に「二番小島新蔵人」また長享常徳院江州動座着到に「一番衆 小島新蔵人 二番衆 小島六郎 五番衆 三州小島左京亮」をかかげ,これより前 康正造内裏段銭引付に「二貫五百匁 小島掃部助殿 三河国額田郡内四ヶ所段銭」と見ゆ。代々額田郡に住し,小島五郎重平の裔という。二葉松に「蓬生村小島左衛門領知す」とあり。
3. 江戸幕臣にこの氏あり,寛政系譜五家を載せ家紋 丸に白鳩 また四目結 三星 丸に橘。

小西 コニシ
1. 上総国山辺郡小西邑より起りしもの,桓武平氏千葉氏流。近江を本国とするもの佐々木氏流。丹後国丹波郡小西邑より起るもの等あり。有名なる小西行長は和泉国堺の薬商人小西如清の子なり。

今泉 イマイズミ
1. 下野国河内郡今泉村より起るもの最も有名にして,藤原北家宇都宮流という。
2。 三河の今泉氏。戦国の頃 今泉孫右衛門あり,設楽郡田峯村屋敷に居る。又宝飯郡一宮砥鹿神社社家に今泉氏。設楽郡石座神社社家に今泉氏。又須羽南宮明神神主に今泉氏あり。
(つづく)
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Posted by ガク爺 at 17:00│Comments(0)日記作手
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