2023年10月31日
Halloween。 5-4.4 生きて働くきまりに(4) (昭和に生きる)

○ ハロウィンは、キリスト教の行事で、毎年11月1日にあらゆる聖人を祝う「諸聖人の日」の前夜に行われるお祭り〈All Hallows’ Day〉です。10月31日から11月2日までの期間を指します。最近のようすは、ここで話題にするまでもなく、「本来は…」「元々は…」とは別の、新しい“日本のイベント”となっています。
○ 大昔のケルト民族の儀式である「サウィン祭り」が始まりだと言われています。今から2000年以上も前のことで、古代ケルト歴では一年の終わりが10月31日と定められていました。
○ その日、死んだ人のお化けがこの世に帰ってきて、人間に取り付いてあの世へ連れて行こうとしました。そこで、人々は,『同じお化けの格好をして仲間だと思わせてしまおう』と考えました。お化けたちは、お化けの格好をした人々を仲間だと勘違いして、中には格好が怖すぎて逃げていくお化けも出てきました。
○ ハロウィンは、子供から大人のみんなで仮装をして楽しむ日となりました。
各所で“厳戒態勢”となっているようですが、楽しく過ごしましたか。
故・渥美利夫氏が還暦の年に著した『昭和に生きる』(1987(昭和62)年刊)からです。
渥美氏の教育実践、教育論は、“昔の話”ですが、その“根”そして“幹”となるものは、今の教育に活きるものです。これからの教育を創っていくヒントもあると思います。
この項は、「第三章 学校をつくる──見はてぬ夢を追って」から構成されています。
この章では、「子どものいる学校、子どものいる教室」をモットーにして、学校経営の実践を具体的に述べています。若い先生にとって、これからの「授業を考える」ことができるといいなあと思います。
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新城小学校での夢
(2) 生きて働くきまりに ──きまりを減らす努力──
(つづき)
教師の姿勢の転換
いずれの場合も、まず教師の姿勢の転換が急務であって、いわば“教師の論理”を変えないことには、このような状態を変えることはむずかしい。
そして共通していることがらは、最初から教師はその禁止事項、すなわち“きまり”がすべての子どもに守られるとは、頭から思ってはいないのである。だからつねに手形を乱発して、指導のあとしまつをしない。したがって”手形の乱発”を控えるようにすることと、゛あとしまつ”をしっかりするように具体的な体制を整えることが、もっとも重要な対策ということになる。
この二点に目を向けようとすれば、きまりを壁に貼布して、知らず知らずのうちに教師としての責任を回避するということはなくなるであろう。あたかもどこかの役所のように一片の通達を出すことによって「おれたちは知らないぞ」責任は現場が背負うべきだというあの感覚とは質的にちがってくる。責任回避の論理は無用のものとなる。

いずれにしても、学校にはきまりが多すぎる。身だしなみに始って一挙手一投足にいたるまで、がんじがらめであっては子どもは窒息をしてしまう。ここにおける画一化は管理主義的傾向につながり、指導がおいてきぽりをくう危険性をもっている。
(つづく)
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※ この項は、雑誌「学校運営研究」の昭和61年10月号に「学校のきまりを考える」特集に執筆されたものです。
注)これまでの記事は〈タグ「昭和に生きる」〉で
注2)掲載しているイラストは、昭和の中学生が「班ノート」に描いたもので、図書との関連はありません。
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