2016年10月09日
新米。「縁起を担いで」(「諺・言い伝え集」より)。

夜中に強い雨が降り,朝も雨が降っていました。次第に雨は上がりましたが,天気予報でいうほどの“晴れ”にはなりませんでした。
今日の食卓は“新米”でした。
今年の米が採れましたので,まだ昨年の米はありますが,炊いてもらいました。
「やっぱり新米は違う」
でも,普段から美味しい米をいただいているので,“格段に美味しい”かと言うと,その違いを語る言葉を持っていません。
大地の恵み,先人の工夫,そして耕作いただいた方々,それぞれに感謝して美味しくいただきました。
ありがとうございました。
昨年,作手地区で栽培されている「ミネアサヒ」について総合学習で取り組んだ作手小学校の子供達が,PR動画を作成しています。
高原で栽培される美味しいお米です。
学習のまとめとして,上手に仕上がっています。ご覧ください。
《動画》
◇「幻のお米ミネアサヒ」PR動画(YouTube)
《ホームページの記事》
◇3.24. 「幻のお米ミネアサヒ」のPR動画完成!(作手小学校)
◇3.27. 反響《「幻のお米ミネアサヒ」のPR動画》(作手小学校)
◇4.7 今日のテレビをご覧ください!(作手小学校)
冊子『ふるさとに生きる諺・言い伝え集 鉄は熱いうちに打て』(現・新城市立鳳来中学校・発行)から紹介する6回目です。
今回は「縁起を担いで」(「諺・言い伝え集」より)から紹介します。
各項の最初に紹介されている保護者からの投稿は,お盆の話です。
お盆に川に入ってはいけない
-河童に「しんのこ」をぬかれる
八月に入ってお盆が近くなる頃,僕や弟が「川へ泳ぎに行ってもいい?」と,お婆さんやお母さんに聞くと,きまって言われることは,弟には「死んじゃうに」,僕には「もう少し待ちん」である。この時期,小さい時から川へは行かせてもらえませんでした。
その理由は,お盆だから「霊」が足を引っ張るというものです。
実際にあった話ですが,近くの地区にお盆に「鮎釣り」に来ていた人が溺れて亡くなってしまったのです。何人かいるそうで,信じたくなくても信じてしまいます。従兄弟とかが来ていても泳がせてもらえませんでした。
最近は聞かないかもしれませんが,お盆を過ぎて川や海に入ることは,きつく止められました。
その時は,「残念だなあ」ぐらいの気持ちだったと思います。
8月も中旬になると,川の水温が変わってきたり,海にクラゲが目立ってきたりします。川や海の遊びに夢中の子供は“それに気づかない”ので,こうした話をして“やんわりと止めさせる”という知恵だったと思います。
他には。
○家に来た「つばめ」が巣立たないとよくない
-その年は,あまりいい年にならない。
○魚の切り身で,頭の方の身を男の人に食べさす
-しっぽの方を食べると出世しない。
○朴の木を下駄の歯にしない
-鳳来町の川合地区の氏神様は,御神体が「朴の木」の木像である。従って川合地区ではこうした言葉が言い伝えられている。
○庭に「びわの木」を植えると病人が絶えない
-びわの木は湿気を好み,常緑樹で広葉樹なので庭に植えると日当たりが悪くなるため,と言われるが。
【参考】
2016/10/06 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より)
2016/09/28 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より)
2016/09/12 「早寝,早起きは三文の得」(「諺・言い伝え集」より)
2016/09/07 台風13号が近づいて…(『「食い合わせ」って ほんとう?』)
2016/08/26 冊子「ふるさとに生きる諺・言い伝え集」
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