2022年01月14日
大雪。 『世界一トホホな算数事典』(細水保宏・監修)

強い冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で,昨日よりさらに低温で,日中も気温が上がりませんでした。
中学校の校門横に“かまくら”が作ってありました。中学生が歩道などの雪かきをしたものを積み上げたようです。午後になって天候が回復し日差しがでても,形は崩れていませんでした。
また,小学校の運動場は,子供達が遊ばなかったところは,夕方になっても雪で真っ白でした。
先月22日の記事で紹介した「はるかのひまわり(奇跡のひまわり)」が,花弁を朽ちらせることなく年を越していました。
花は小さく種を取ることは難しそうですが,まだ元気でした。
自然の力,エネルギーを感じる向日葵です。
タイトルに“算数・数学”の文字があると,まず手に取ってみます。
子供向けの書架に『世界一トホホな算数事典』(西東社・刊)がありました。
人気シリーズ「トホホな〇〇事典」第3弾“にぎやか”な表紙で,“トホホな”が大きな黄色の文字で書かれており,目立つ書籍です。
●「科学」「地球科学」に続き、今回のテーマは算数
●「Mサイズピザ2枚はLサイズ1枚より小さい」など、ビックリ&トホホな雑学をイラストで紹介
●算数の面白さを知れる1冊。
出版社の紹介文にあるように,「トホホな〇〇事典」シリーズとして,算数の他にも出版されているようです。しかし,題名の“トホホ”は印象的ですが,その意味や事柄が今一つ浮かびませんでした。
表紙に「算数はザンネンな面白さがいっぱい!」とあり,ベストセラーになったシリーズ『ざんねんないきもの事典』を意識し,それに代わる言葉として“トホホ”が使われたのでしょうか。
本書は,4章で“82の算数”を取り上げ,見開きで1つの算数を説明しています。(一部1ページで説明)
説明には「ツッコミウサギ」「ものしりはかせ」「つぶやきのこ」「おどろきいじん」が登場し,まとめをしたり,話題を広げたりしています。また,イラストや図も多く,分かりやすくなっています。
ムネンな算数って…?読み物として,話のネタとして,面白い算数を楽しめる一冊です。
無念。何だか悔しい,惜しい。知られていない。意外。残念。そんな算数。
あわれな算数って…?
不甲斐ない。失敗ばかり。報われなかった。世界と日本の数学者や偉人の苦労。そんな昔の算数。
なにソレ算数って…?
知らなくて残念。知らないと大変。楽になる,早くなる必勝法がホントはあった。そんな算数。
うそみたいな算数って…?
算数にまつわるちょっとしたことだけど,まさか…知らなかった…。そんな算数。
難しい話題も簡単に楽しく教えてくれます。子供向けの図書ですが,社会人の方にもお薦めです。
もくじ
登場キャラクターの紹介
この本の読み方
1 ムネンな算数
破れたお札の切れ端の価値はなんと、0円!? など24話
特集1 まか不思議!なぞの数
数字が出てくることわざ
2 あわれな算数
王様が変わるたびに国民の身長が変わった!? など24話
特集2 おもしろい和算問題
数字が出てくる四字熟語・慣用句
3 なにソレ算数
ショック!格子状の道に近道はなかった など14話
特集3 数当てマジック
九九が元になった言葉
4 うそみたいな算数
人はおしっこ&うんちで毎日1.3kgずつやせている!? など20話
特集4 不思議な計算
