2022年11月19日

「今朝の一行目」。『みらいめがね』(荻上チキ・ヨシタケシンスケ・著)

紅葉1119。 晴れた日でしたが、それほど気温は上がりませんでした。徐々に“冬の足音”近づいてきています。
 気候の変化に、体調を崩されませんように。


 平日に放送する番組が、読書週間(10/27~11/9)に「今朝の一行目」を放送していました。その一行で分かると、思わず「やった!」という気分になりました。有名な作品が選ばれていましたが、分からないものが多かった気がします。
 この作品は、いかがですか。
 十年をひと昔というならば、この物語の発端は今からふた昔半もまえのことになる。
 知っている作品でしたが、分かりませんでした。知っているだけで、読んでいないかもしれません。
 お分かりになりますか? (下部にヒント)


 ラジオ番組「荻上チキ・Session」を知り、チキさんの“言葉”を楽しみにして聞いています。
 著者名に目がいき『みらいめがね それでは息がつまるので』(暮らしの手帖社・刊)を手に取りました。
 白地の表紙に、いろいろな人が描かれ、全員がメガネをかけています。表紙の人はメガネをかけていませんが、半透明のカバー(トレーシングペーパー?)に“黒枠のメガネ”が描かれ、それでメガネ姿になっていました。
 そこまで表紙を見て、ヨシタケシンスケさんの名があることに気づきました。

 本書は、雑誌『暮しの手帖』の連載エッセイをまとめたもので、すでに 続刊(2) が出ています。
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 出版社の図書紹介には、
 気鋭の評論家荻上チキさんと大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの共著。『暮しの手帖』の好評連載が1冊にまとまりました。
 本書は、荻上さんのエッセイとヨシタケさんのイラストで、ひとつのテーマを二人の視点から解き明かす新感覚エッセイです。生きづらさにつながる「~すべきだ」「~らしく」という言葉や、もやっとした不安。『みらいめがね』は、そんな思いにとらわれた心をほぐし、世の中を見る目を変えていきます。
 連載時の15話に加えて、ヨシタケさんの傑作あとがきマンガが付いています。
とあります。
 まず、荻上チキさんのエッセイがあり、続けて、同じ題名でヨシタケシンスケさんのマンガがあります。二人が“同じ題名”で書いて(描いて)いますが、その“セカイ”に違いがあり、それぞれに“楽しみ”がありました。

 本書は、チキさんのエッセイを読んだ後で、ヨシタケさんのマンガを読むように構成されています。それを、先にヨシタケさんのマンガを読んで、エッセイを後にすると、印象が変わりました。
 また、順に読むのでなく、15話から気になったものから読むのも良さそうです。

 荻上チキさんの「」、ヨシタケシンスケさんの「」、そこに「あなたの“」を合わせて、“○○の旅”に出てみませんか。


   目次

まえがき 荻上チキ
女の子の生き方
誰もが笑いあえる社会
人生病、リハビリ中

(略)
タクシーと人生
いたるところに教材あり
生きづらさを取り除け
あとがき ヨシタケシンスケ
メガネ1119。
【関連】
  ◇気鋭の評論家・荻上チキ×人気絵本作家・ヨシタケシンスケ  共著『みらいめがね それでは息がつまるので』を語る(好書好日)
  ◇荻上チキ/『みらいめがね2』発売中 (@torakare)(Twitter)
  ◇『ヨシタケシンスケ展かもしれない』公式サイト



【「今日の一行目」のヒント】
 十年をひと昔というならば、この物語の発端は今からふた昔半もまえのことになる。世の中のできごとはといえば、選挙の規則があらたまって、普通選挙法というのが生まれ、二月にその第一回の選挙がおこなわれた、二か月後のことになる。昭和三年四月四日。農山漁村の名が全部あてはまるような、瀬戸内海べりの一寒村へ、若い女の先生が赴任してきた。
* 最後の一文が、ヒントになりませんか。さて、題名は…。


タグ :読書

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