2018年04月20日
穀雨。「なぜ今,AIなのか」。
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春のやわらかく温かい雨が降って,穀類の芽が伸びてくる頃です。この時期に種蒔きをすると作物の生長に欠かせない雨に恵まれと言われます。
「穀雨に合わせたように…」と言いたいところですが,今日は「今年の最高気温…」という所が続出した晴れの日で,いつもとは違っていました。
この週末は高気圧に覆われて晴れるため,最高気温が平年に比べてかなり高くなり,今年初めて真夏日となる所がありそうだと予報されています。
まだ暑さに慣れていない時期です。暑さ対策をして健康管理に十分注意しましょう。
生活の中に入ってきている人工知能(AI)は,技術の進歩により高性能になり,その“能力”を高め,生活のさまざまな場面に入ってきています。
AIが活用されていると気づかずに,便利になっていることがたくさんあります。
一方で,マスコミが“扇動的”に取り上げることで,「仕事がなくなる…」「AIに支配される…」と不安になることもあります。
何が正解で,何が脅威なのか,“冷静”に“正しく”対応していきたいものです。
地方自治情報誌 月刊「J-LIS」4月号があり,特集テーマは「AI を活用した自治体革命」でした。
この中に,「AI 月の歩み」の連載があり,今月は「なぜ今,AIなのか」(行政情報システム研究所 狩野英司氏)でした。
記事によると,今,各地の自治体でAI導入が検討されているそうです。
人工知能(AI)の導入を検討する自治体が増えています。(略)として,3項目から述べています。
なぜ自治体がAI導入を検討するようになったのでしょうか。AIは魔法のツールではありません。AIを導入したからといって,人間が要らなくなるわけでも,直ちに大幅な経費削減ができるわけでもありません。(略)自治体でAIの導入が検討されているのは,ムーブメントの底流に次のような問題意識が存在すると考えられます。
(1) 予算や職員数の減少への危機感
(2) 公共課題の個別化・多様化
(3) 住民サービスへの期待水準の変化
その指摘は「なるほど」でした。
ただし,巷で話題にする「AI」は,深層学習(ディープラーニング)によるものですが,自治体が検討しているのは「チャットボット(自動対話プログラム)」でルールベースという技術に基づいたもののようです。
これは以前から活用されてきた技術です。
稿の最後で「一過性のブームに惑わされず,どのようにAIを“道具”として使いこなすべきか(略)まずは小さくチャレンジしてみることが重要だと思います。」と,自治体の挑戦を応援しています。
普段,目にすることのない情報誌から,いくつか“次の一手”を考えヒントがありました。
さて,当地の自治体は,AI導入を検討しているのだろうか。
【おまけ】
◇最新の気象データ 日最高気温(愛知県)(気象庁)
Posted by ガク爺 at 20:00│Comments(0)
│日記
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