2021年02月02日

節分(124年ぶりの2月2日)

柊0202。 朝は雨が降っていましたが,青空が広がり暖かい日になりました。


 今日は「節分(せつぶん/せちぶん)」です。
 暦では,「四季(春・夏・秋・冬)の始まりの日の前日」のことで,年に4回ありますが,特に断りがなければ「立春の前日」を指しています。
 そして,今年は“124年ぶりに例年より1日早い2月2日”です。

 旧暦で立春を新年とすることから,節分は大晦日にあたります。新しい年を迎えるために,前年の邪気や厄病を追い払い,幸福招来を祈願して「鬼遺(や)らい」の儀式が執り行われました。
 こうした習わしが,柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立て,豆をまいて,邪気を追い払う追儺の行事として続いています。
 今年の「恵方」は「南南東」です。節分0202。
丙・辛の年 丙(巳午の間)≒南南東
  西暦年の末尾 1,6
丁・壬の年 壬(亥子の間)≒北北西
  西暦年の末尾 2,7
戊・癸の年 丙(巳午の間)≒南南東
  西暦年の末尾 3,8
甲・己の年 甲(寅卯の間)≒東北東
  西暦年の末尾 4,9
乙・庚の年 庚(申酉の間)≒西南西
  西暦年の末尾 0,5
 お宅の“”は,追い出せましたか。


◇節分の話 その2
 1970年に刊行された文集『こうやまき』~子どもが綴った作手村風土記~に掲載の「節分」の話。
  ◇『せつぶん』(村の行事)(文・巴小1年 男子)
  ◇『節分』(村の行事)(文・巴小6年 男子)


◇節分の話 その3
 節分の日に読みたい話の一つに『大江山』があります。
 紹介するのは,古い小学校の教科書に載っていたものです。
    《読み物》◇「大江山」(昔の教科書より)
    《参考;テキスト版》◇『大江山』(漢字に直されています)(Ronshi)
大江山0202。
 今夜の読み物にいかがですか。


◇節分の話 その4
 鬼と聞いて思い浮かぶのは,“ツノが生え,トラのパンツを履いている姿”です。真偽は分かりませんが,次のような話があります。
 鬼は「東北の方向にいる」と言われています。“干支”でいうと「鬼門」にあたり,それは“牛”と“寅”になります。
 だから,牛の角が生え,寅柄のパンツを履いているのです。
 さらに,桃太郎が鬼を退治するために“”と“”と“”を連れていきましたが,これは「裏鬼門」です。

 昔の人は,「目には見えないが良くないもの(邪気?)」「悪いことが起きそうなところ(鬼門)」を上手に避けられるように,風習や言伝え,昔話のなかに取り入れていたようです。

 新型コロナ禍のなか,“追い払いたいもの”がたくさんあります。それに向けて“”をまきましたか。その豆は何でしたか。
 無病息災な一年でありますように!



◇節分の話 おまけ
 「恵方巻」についてのメモを掲載。
  ◇「節分」の話題は,何?(2017/02/01 集団「Emication」)



同じカテゴリー(風俗・歴史)の記事画像
忠臣蔵。 「城山の会」連絡会
83年前…。 『家族』(高嶋哲夫・著)
長崎原爆の日2024
広島原爆の日2024
土用の丑の日。
沖縄・慰霊の日。 『ふしぎ草子』(富安陽子・作/山村浩二・絵)
同じカテゴリー(風俗・歴史)の記事
 忠臣蔵。 「城山の会」連絡会 (2024-12-14 17:00)
 83年前…。 『家族』(高嶋哲夫・著) (2024-12-08 17:00)
 長崎原爆の日2024 (2024-08-09 17:00)
 広島原爆の日2024 (2024-08-06 17:00)
 土用の丑の日。 (2024-07-24 17:00)
 沖縄・慰霊の日。 『ふしぎ草子』(富安陽子・作/山村浩二・絵) (2024-06-23 17:00)

Posted by ガク爺 at 17:00│Comments(0)風俗・歴史
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。