2021年05月05日
立夏。こどもの日。長者平 八幡神社 (作手の名勝と史跡めぐり)
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今日は,二十四節気の一つ「立夏」です。
暦で「夏の気配が感じられるころ」とされ,春分と夏至のちょうど中間にあたり,この日から立秋の前日までが夏季です。
二十四節気をさらに細かく分けた“七十二候”では「蛙始鳴」候にあたり,蛙が鳴き始める時期を意味しています。
今日5月5日は,国民の祝日の一つ「こどもの日」です。
「こどもの人格を重んじ,こどもの幸福をはかるとともに,母に感謝する」ことを趣旨として1948年に制定されました。
また,五節句の一つ「端午の節句」です。男の子の健やかな成長を願う行事が行われます。
鯉のぼりを揚げ,天の守護を願い,兜や鎧を飾り,立身出世を願い,お祝いをします。
さらに,「菖蒲の節句」とも呼ばれ,菖蒲湯に入ります。菖蒲の強い香りで,厄払いをします。
新型コロナ禍のゴールデンウィーク,あなたはどのように過ごされましたか。
『作手の名勝と史跡めぐり』(発行1997年?)からです。
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長者平 八幡神社
作手郷の米を集めて酒を造ったという米福長者(ヨネフクチョウジャ)が,搾り粕を沼地の中心まで船で運び,この酒粕がたまってできた粕塚(カスヅカ)であり,米福長者がここに八幡神社を建立したとされており,一名粕塚八幡という。
小さな社が建てられ,杉や檜に囲まれた田んぼのなかの神社である。
この八幡神社にまつわるいろいろな話が残されている。伝説の中に生きる米福長者,現実性があるようなないような,正に物語としておもしろさがある。
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うるし千へん 朱千へん 黄金千へんと記された木片が,神殿とりこわしの時に見つかったとされている。
朝日さす 夕日かがやく 葦三本のもとにうずめおく
財宝は見つからなかったそうであるが,なんとロマンのあるはなしではないか。ひょっとしたら今立っている足の下に黄金が眠っているのではないか。
ここから甘泉寺に向かおう。
《写真》 長者平 八幡神社
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ここに登場する「米福長者」について,村制施行八十周年を記念して発刊された『つくでの昔ばなし』に話が掲載されています。
◇米福長者(よねふくちょうじゃ)
また,1970年に刊行された文集『こうやまき』に,中学生の作文が載っています。
◇『米福長者』(作手村のむかし)
注)これまでの記事は〈タグ「史跡めぐり」〉で
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