2021年07月22日
大暑。海の日。 3. 作手村の産業 (わたしたちの村)
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新型コロナ禍で延期になった東京2020オリンピック競技大会が,明日開会します。
今年も祝日が移動し,今日は国民の祝日の一つ「海の日(Marine Day)」でした。「海の恩恵に感謝するとともに,海洋国日本の繁栄を願う」日ですが…。
みなさんの祝日「海の日」は,いかがでしたか。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「三、作手村の産業」からです。
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三 作手村の産業
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わたしたちの村は,全体の90パーセント近くを森林でおおわれた山の村です。村の人々は,この豊かな森林を育
て,その間に広がる田畑をたがやして生活してきました。
太平洋戦争の前後,農業とともに林業と養蚕が,作手村の収入の多くを支えてきました。ところが,外国から安い木材が輸入されたり,化学せんいが広まったりしてきたため,年々これらの産業はおとろえていきました。今では,カイコをかっている農家は一けんもありません。
農林業がふるわなくなり,農作業に大型機械が使われ始めると,人出が余るようになってきました。そこで,村の人たちは働く場所を求めて村を出て行くようになり,人口がへってきました。
そのため,村では,いろいろな会社を誘致したり,作手村の特色を生かした産業をおこしたりすることによって,活気にあふれた村にしていこうと考えました。
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これらの産業は,今後もますますさかんになって行くことでしょう。
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注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。
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※「カレンダー修正シート」が掲載されています。
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