2017年10月08日

寒露。「三間(サンマ)」は?

萩1008。 「今日は良い天気で気温が上がり…」と予報が伝えていましたが,朝は霧が出ており,その後も雲が目立ち,午後になって晴れてきましたが,“世間”ほどには気温は上がりませんでした。
 残念



 今日は,二十四節気の一つ「寒露」です。
 寒露は「草花に冷たい露が宿る」という意味で,秋本番となり,山の木々が紅葉の準備を始めます。
 朝夕の気温も肌寒さから“寒さ”に変わってきます。

 出勤や登校,出かけるときに,“秋探し”をしながら周囲を見ていくと,これまで気づかなかった新しいこと・ものに出合えるかもしれません。
 今日,新しい発見はありましたか。



 昨日から“3連休”という方も多いと思います。子供達は休日を楽しんでいることと思います。
 そんなことを考えていて「三間(サンマ)」を思い出しました。
 秋の魚のサンマではありませんよ。

 教育に関わってきたので,三間が“子供の成長に大切”として使いますが,社会人の生活について言われる方もあります。

 「三間(サンマ)」は,「安全な」,「自由な」,「豊富な」の3つの「」です。

 この3つの「」が,子供の世界からは消えかけて(消えて?)います。
 子供の成長にとって「三間(サンマ)」が,“心の栄養源”を生むものとなっていると思います。

 子供達が外で遊べばないのは,ゲームが身近になったことだけでなく,「遊ぶ空間」が減り,「遊ぶ時間」が少なくなり,「遊ぶ仲間」が見つからないからではないでしょうか。
 ネット,ゲーム,スマホ…
 “悪人”扱いされますが,その存在が原因(問題)ではないのでは…。
 「子供が読書をしなくなった」と言われますが,「三間」に課題はありませんか。
○時間
 学校で“読書をする時間”はあるでしょうか。家ではありますか。
 その時間を“つくる”ようにしていますか。
○空間
 生活のなかに,いつも“本”がありますか。
 子供が“手の届くところ”にありますか。
○仲間
 本を“一緒に楽しむ”人(他者)がいますか。
 楽しんで読書をしているモデルはいますか。

 空間と時間が“削減”されると,仲間が減ってきます。それにより,人が大事にしなければならない「いたわり」とか「感謝」の気持ちが薄らいでしまいます。

 「昔は良かった」というつもりはありませんが,昔の日本の家庭では,家族が世間の荒波の防波堤の役割を果たし,家庭は癒しの空間でした。親子の“信頼”と“愛”に見守られて子供が育ってきました。
 「三間(サンマ)」は,子供だけでなく,親や家庭から消えかけて(消えて?)いるような気がします。

 今一度,生活の「三間(サンマ)」を見直し,それを大事にする“生き方”をしたいと思います。
 そこから「いたわり」や「感謝」の気持ちが,「形」になってくるような気がします。

 いかがでしょうか。



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Posted by ガク爺 at 20:15│Comments(0)日記
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